DELISH KITCHEN

岩塩とはどんな塩?形状や使い方・レシピもご紹介

作成日: 2020/08/07

更新日: 2022/02/28

さまざまな種類の塩が売られていますが、岩塩を使ったことがありますか。岩塩というだけで、なんとなく料理がワンランクアップするような感じがします。しかし、岩塩がどういうものか知らないという人は意外と多いかもしれません。

こちらの記事では、岩塩の特徴やその他の塩の種類、また岩塩を使ったおすすめのレシピなどをご紹介します。

目次

  1. 岩塩とは
  2. そのほかの塩の種類
    1. 海塩
    2. 粗塩
    3. 湖塩
  3. 岩塩の形状と使い方
    1. ロックタイプ
    2. ミル用タイプ
    3. パウダータイプ
    4. 岩塩プレート
  4. DELISH KITCHENの岩塩を使ったおすすめレシピ
    1. れんこんと桜えびの落とし揚げ
    2. フォカッチャ
    3. プレッツェル
  5. 岩塩を普段の食卓に取り入れてみませんか

岩塩とは

岩塩とは、長い年月をかけて海水が結晶化し固まってできた塩のことです。かつて海底だった場所が地殻変動のために隆起し陸になった場所や、砂漠地帯にある塩湖が干上がった場所などで採取されます。

世界中には岩塩が採掘される場所がたくさんあり、有名な産地は、アルプス、アンデス、モンゴルなどです。また、アジアではネパールやパキスタンなどで採取される「ヒマラヤ岩塩」が有名です。時間をかけてできた塩はとてもまろやかな味わいを持ち、旨味が強いのも特徴です。

岩塩には、真っ白いものからピンク色のピンクソルト、黒色のブラックソルト、透明のクリスタルソルトなどさまざまな色のバリエーションがあり、色によって風味も異なります。

ピンク色の岩塩には銅や鉄の成分が含まれていて、黒い岩塩には硫黄成分が含まれています。料理の味にも影響するので、岩塩を選ぶ際には色や成分にも注目しましょう。

一般的な精製塩の主成分は塩化ナトリウムなので塩分濃度が高いのが特徴ですが、岩塩には塩化ナトリウムの他にもカルシウムやマグネシウム、鉄、銅、マンガンなどのミネラルが含まれています。

そのほかの塩の種類

岩塩以外の塩にはどんな種類があるのか見ていきましょう。

海塩

海塩とは、その名の通り海水から作られる塩のことです。海水を天日に干したり窯焚きしたりして作られ、精製塩に比べてミネラル分が豊富に含まれています。

原料となる海水にもよりますが、一般的にまろやかな塩気があり、粒子が細かいのも特徴です。「天然塩」や「自然塩」などと呼ばれることもあります。

粗塩

粗塩とは海塩の一種で、にがりが適度に残った複雑な旨味を持つ塩です。塩の粒子が大きく、精製されていないのでミネラル分を含みます。粗塩にはほのかな苦味がありますが、ツンとした角はなくマイルドな味わいです。

塩気をしっかりと感じられる料理に使うのがおすすめで、おにぎりやステーキ、焼き鳥などとも相性が良いでしょう。また、粗塩はボディスクラブや神社などのお清めなどにも使用されています。

湖塩

塩湖から採れる塩のことを湖塩といいます。湖塩は岩塩の一種で、ボリビアのウユニ塩湖やアラビア半島沖に位置する死海などで採れる塩が有名です。

岩塩の形状と使い方

岩塩の特徴や種類別の違い、使い方やおすすめの調理法をご紹介します。

ロックタイプ

ロックタイプの岩塩は一粒がかなり大きく、拳くらいあるのが特徴です。綺麗な見た目で宝石のように見えることから、容器などに入れてライトを照らし、インテリアとして扱う人もいます。また盛り塩の代わりに使用したり、お清めなどに使用する人もいます。

料理に使う場合は、すりおろし器ですりおろして使用すると良いでしょう。挽きたての岩塩は豊かな香りが楽しめます。ステーキなどの肉料理や赤身の魚を食べる時に使うのがおすすめです。

ミル用タイプ

ミルで挽くタイプの岩塩は、挽き方によって細かいものから粗目まで、岩塩の粒を使う用途に合わせて調整することができます。また挽きたての香りも楽しめるためおすすめです。

ミルに入った状態で売られているものから、別売りのミルに入れて楽しめるタイプの岩塩があります。ミル用の岩塩は粒が適度に大きいため、そのまま舐めても塩辛さをダイレクトに感じにくく、塩分補給としても活用できます。

魚の塩焼きやカルパッチョに使用したり、野菜にそのまま振りかけても美味しくいただけます。

パウダータイプ

パウダータイプの岩塩はすでにサラサラな状態なため、ミルやおろし器で挽く必要がなく、調理に使うには便利です。パウダー状になっていて、水にも比較的溶けやすく、料理にも幅広く使えます。また粒が小さいので舌の上ですぐ溶け、岩塩ならではのうまみをすぐに味わうことができます。

パウダータイプの岩塩は食材の下味に使用したり、調理の味付けにもおすすめです。天ぷらのつけ塩としてや、刺身にもよく合います。

岩塩プレート

岩塩プレートは、岩塩が板状にカットされているのが特徴です。おうちではもちろん、アウトドアでも楽しめるアイテムです。また岩塩プレートは、手入れをすることで繰り返し何度も使用することができます。

お好みの具材を岩塩プレートの上に盛り付けて使用したり、岩塩プレートの上に食材を置いて焼くことも可能です。肉などをプレートの上で焼くことで、パサつくことなく程よい塩味もついて美味しくいただけます。何度も使用して小さくなった岩塩プレートは、砕いて岩塩として使用すると良いでしょう。

DELISH KITCHENの岩塩を使ったおすすめレシピ

ここでは、DELISH KITCHENの岩塩を使用したレシピをご紹介します。

れんこんと桜えびの落とし揚げ

すりおろしれんこんとと刻みれんこんをダブルで使った食感も楽しい落とし揚げレシピです。ふわふわとシャキシャキの両方を同時に味わえます。桜えびと青のりの風味が香り、いくつでも食べられそうなおいしさです。さっぱりと岩塩をつけて食べましょう。

フォカッチャ

家庭で作れる本格的なふわふわフォカッチャです。オリーブオイルの風味と岩塩の塩気がおいしく、スープやサラダなどを添えるだけで大満足の食卓になります。そのままはもちろん、お好みの具をはさんでフォカッチャサンドにするのもおすすめです。

プレッツェル

カリッと香ばしいプレッツェルレシピのご紹介です。岩塩の塩気がきいたプレッツェルはおやつはもちろん、お酒のおつまみにも。重曹水でさっと茹でてからオーブンで焼くのがポイントです。

岩塩を普段の食卓に取り入れてみませんか

普段あまり意識せずに使っていた塩にも、さまざまな種類があることがわかりました。それぞれの塩には味やきめ細かさなどの違いがあるので、料理によって塩を使い分けしてみると面白いでしょう。使う塩によっていつもの料理もよりおいしくなるはずです。

こちらでご紹介したレシピも参考にして、岩塩を料理に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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