
ズッパとは?その特徴とレシピをご紹介!【イタリアの伝統野菜スープ】
作成日: 2025/03/05
皆さんは「ズッパ」というイタリア料理を味わったことはありますか。レストランのメニューで目にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、ズッパの基本的な特徴や代表的な種類についてご紹介します。自宅で作れるデリッシュキッチンのレシピも取り上げるので、食卓にぜひ取り入れてみてください。
ズッパとは?
ズッパとは、イタリア語で「スープ」を指す言葉で、主に具材がたっぷり入った煮込み料理を意味します。イタリアではズッパと呼ばれる料理はさまざまあり、材料には野菜や豆、大麦などが使われ、硬いパンなどを浸して食べます。
シンプルな味わいながらも、魚介スープに数種類の野菜が入ったものなどがあり、食べ応え抜群の一品です。
代表的なズッパの種類
ここでは、ズッパの代表的な種類をご紹介します。
ズッパ・ディ・ぺッシェ
ズッパ・ディ・ぺッシェは、イタリア語で「魚のスープ」という意味を持ちます。白身魚やムール貝、イカなどを白ワインとトマトで煮込み、旨味を凝縮させることが特徴です。
フランスのブイヤベースと似ていますが、必ずしもハーブを使用しない点が異なります。もともとは漁師が余った魚を活用した料理で、パンにスープを染み込ませたり、パスタを加えたりして食べることもあります。
ズッパ・ディ・ズッカ
ズッパ・ディ・ズッカは、イタリアで親しまれているかぼちゃのスープです。使用するのは、ひょうたん型でなめらかな果肉とナッツの風味が特徴のバターナッツ・スクワッシュです。
ニンジンやじゃがいも、玉ねぎを加えて煮込み、かぼちゃの甘味とそれぞれの野菜の旨味を引き出します。シンプルながら濃厚な味わいのこのスープは、寒い季節にぴったりの一品です。
ズッパ・ディ・レグーミ
ズッパ・ディ・レグーミは、ひよこ豆やレンズ豆、白いんげん豆などをたっぷり使ったイタリアの豆スープです。玉ねぎやニンジン、じゃがいもといった野菜に、ベーコンやパンチェッタを加えて旨味を引き出します。
パスタを加えたアレンジでボリュームをより増すことができるほか、豆類をふんだんに使用するので豆好きの方におすすめの一品です。
パッパ・コル・ポモドーロ
パッパ・コル・ポモドーロは、トスカーナ地方の伝統的な家庭料理で、パンをトマトソースで煮込んだシンプルなズッパです。「パッパ」はおかゆのような柔らかい食べ物を意味し、まさに洋風のおかゆのような仕上がりになります。
トマトやにんにく、バジルを加え、塩・こしょうとエクストラバージンオイルで味付けします。余ったパンを活用するために生まれた料理で、素朴ながらも深い味わいが魅力です。
デリッシュキッチンのズッパのレシピ
自宅でズッパを作ってみたい!という方に向けて、デリッシュキッチンのズッパ・ディ・レグーミのレシピをご紹介します。
材料 【2〜3人分】
レンズ豆[乾燥]・・・・・・・50g
玉ねぎ・・・・・・・・・・1/2個(100g)
セロリ・・・・・・・・・・1/2本(50g)
にんじん・・・・・・・・・1/3本(50g)
トマト・・・・・・・・・・1個(200g)
オリーブオイル・・・・・・大さじ1
水・・・・・・・・・・・・500cc
塩・・・・・・・・・・・・小さじ2/3
こしょう・・・・・・・・・少々
・仕上げ用
粉チーズ・・・・・・・・・大さじ1
オリーブオイル・・・・・・適量
手順
①レンズ豆はさっと洗って水気を切る。
②玉ねぎは芯を取り除き、1cm角に切る。にんじんは8mm角に切る。セロリは筋を取り除き、8mm角に切る。トマトは縦半分に切ってへたを取り除き、粗くきざむ。
③鍋にオリーブオイルを入れて中火で熱し、玉ねぎ、にんじん、セロリを加えてしんなりとするまで5分ほど炒める。トマト、レンズ豆、水を加えて混ぜ、煮立ったらふたをしてレンズ豆がやわらかくなるまで弱火で20分煮る。
④塩、こしょうを加えて混ぜ、中火にして煮立たせる。器に盛り、粉チーズをふり、オリーブオイルを回しかける。
動画で作り方を確認したい方はこちら!
ズッパの魅力を味わおう
この記事ではズッパの特徴や代表的な種類、デリッシュキッチンのレシピをご紹介しました。ズッパを食べたことがない方や、他のズッパにもチャレンジしたい方は、この記事のレシピなどを参考にぜひ味わってみてください。
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