香りづけに欠かせないローレルとローリエの違いとは?
作成日: 2020/08/17
更新日: 2020/08/18
スーパーなどでも手軽に手に入る「ローレル」。料理に香りをつけるハーブとして普段から使っている人も多いのではないでしょうか。ローレルととてもよく似た名前の「ローリエ」がありますが、両者の違いをご存じですか。
こちらの記事では、ローレルとローリエ、ベイリーフなどとの違いや、ローリエ・ローレルの代用方法、ローリエ・ローレルを使ったおすすめレシピなどをご紹介します。
ローレルとローリエは同じ?違う?
結論からいうと、ローリエとローレルは同じもので呼び方が違うだけです。「ローリエ(laurier)」はフランス語、「ローレル(laurel)」は英語になります。
ローレル(ローリエ)はクスノキ科ゲッケイジュ属の常緑樹で、乾燥させたものは煮込み料理などによく使われます。
ローレルの原産地は地中海沿岸で、ほんのりと甘い清涼感のある香りが特徴です。ローレルの生葉には苦味があり香りは弱いですが、乾燥させると香りが強くなります。
ローレルには、料理に清涼感のある香りをつける役割があります。特に、乾燥した葉は煮込み料理や肉料理、ピクルスなどに使われることが多く、葉を折ることでより香りを引き立たせることが可能です。
ただし、長い時間煮込んでしまうとえぐみが出る可能性があるので、途中で取り出すのがおすすめです。
また、ローレルには臭み消しの働きもあり、ローレルの葉を刻んだりパウダー状にしたものをミートローフやレバーペーストなどに加えるのも良いでしょう。
ローレル(ローリエ)とベイリーフの違いは?
ローレルと似たものに「ベイリーフ(bay leaf)」がありますが、こちらも呼び方の違いだけで同じものを指します。
ちなみに、日本語でローレルのことは「月桂樹」と呼びます。
ローレル(ローリエ)の代用方法は?
ローリエがないというときには、他の食材で代用することが可能です。
ただし、以下で紹介するものはローリエと比べて風味が強く出やすいため、使用する際には少量ずつ使うのをおすすめします。
ローズマリー
ローリエと同様に料理の香りづけによく使われるローズマリーは、地中海沿岸を原産地とするハーブです。
さわやかで強い香りを持つのが特徴で、特に肉の臭み消しに使われることが多くみられます。ラム肉の煮込みなどとの相性はバッチリです。
タイム
ローズマリーと同じくシソ科に属するタイムも、さわやかな香りを持つハーブです。
肉料理だけでなく、魚のムニエルや野菜の煮込みなどにもよく使われます。
セロリの葉
独特な香りがあるセロリの葉はそのまま食材として食べるのにはクセが強いですが、料理の香りづけにはぴったりです。
ぜひ、ハーブのように使ってみましょう。
DELISH KITCHENのローリエ(ローレル)を使用するレシピ3選
ここでは、DELISH KITCHENのローリエを使用するおすすめレシピを3つご紹介します。
にんにくが香ばしい♪イワシと玉ねぎのオリーブオイル煮
新鮮なイワシをオリーブオイルと白ワインで煮たワインにもぴったりの一品!にんにくの風味が香るオイルで煮た玉ねぎもとろとろになり、パンと一緒に食べるのがおすすめです。
ローリエの香りをまとわせてさわやかに仕上げましょう。
おつまみにおすすめ♪長ねぎのアンチョビマリネ
長ねぎをやわらかくなるまでじっくりと煮て、ねぎの持つ甘みを引き出しましょう。さっぱりとしたマリネ液につけて、上から濃厚なアンチョビソースをかければ完成です。
にんにくの風味と唐辛子の辛味がアクセントのソースは、ついお代わりしたくなるほどのおいしさ!
スパイスの香りが食欲そそる♪手羽元チキンカレー
スパイスを使って作る本格的なカレーのご紹介です。少し時間はかかりますが、玉ねぎをしっかりとあめ色になるまで炒めることで甘みとコクが出ます。ご飯にもスパイスを加えて、見た目にもおいしそうなカレーの完成です。
ほろほろにやわらかく煮えた手羽元もぜひご堪能ください。
ローリエを使用して料理に奥行きをプラス!
ローリエを料理に加えて香りをつけることで、料理に豊かな奥行きが生まれます。乾燥させたローリエは保存もしやすく、使い勝手の良いハーブといえるでしょう。ローリエがないというときは、他のハーブをいろいろ代用して使ってみてくださいね。
こちらではおすすめのレシピもご紹介したので、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。