DELISH KITCHEN

中力粉の特徴とは?適したレシピや代用方法もご紹介

作成日: 2020/10/26

お菓子やパン、天ぷらなど幅広い使い道があり何かと出番が多い小麦粉は、「薄力粉」「中力粉」「強力粉」の3種類に分けられます。
薄力粉や強力粉は料理のレシピでよく見かけるため普段から使用しているかもしれませんが、中力粉をよく使っているという方は少ないのではないでしょうか。
今回は、中力粉の特徴や、その特徴を活かしたレシピを紹介していきます。

目次

  1. 中力粉とは
  2. 中力粉以外の小麦粉について
    1. 薄力粉とは?
    2. 強力粉とは?
  3. 中力粉は代用できる?
  4. 中力粉を使ったDELISH KITCHENのレシピ
    1. 手打ちうどん
    2. 野沢菜としいたけのおやき
    3. チョコチップクッキー
  5. 便利でおいしく仕上がる中力粉を使いこなそう!

中力粉とは

小麦粉の原料となる小麦は用途別に4種類に分類されており、製粉された小麦粉はグルテンの含有量の違いや性質によって3種類に分けられています。グルテンとは小麦粉特有のたんぱく質のことで、含有量によって弾力や食感が変わるのです。例えば、パンを作る際、同じ粉類を使用してもグルテンが含まれていない米粉やそば粉だけでは、膨らんだりモチモチの食感が生まれたりはしません。

中力粉は中間質小麦や軟質小麦から作られておりグルテンの含有量は9%前後となっています。
中力粉で作った料理はふんわりした食感と適度な弾力が生まれるのが特徴です。その特徴からうどんなどの麺類に使われることが多く、中力粉という名前ではなくうどん粉として店頭に並んでいることもあるので、商品の成分表記をチェックしてみましょう。
ほかにはお好み焼きやバケットなどのハードパンに使われることで知られています。

なお、長期間保存していると虫やカビが発生してしまう可能性があるため注意が必要です。直射日光、高温多湿を避けた場所で、保存容器に入れてふたをし、密閉した状態で保存します。開封後は1~2カ月くらいを目安に使いきるのが理想です。

中力粉以外の小麦粉について

小麦粉のなかでも薄力粉や強力粉にはどのような特徴があるのか、中力粉との違いに触れつつ解説していきます。

薄力粉とは?

薄力粉は軟質小麦からできておりグルテンの含有量は7%前後で、粒子が細かくしっとりきめ細かい手触りになっているのが特徴です。

中力粉より粘度が低いため中力粉のようにもっりちとした食感は生まれません。その代わり、ふんわりとさせたりサクッとした食感にしたいときにはぴったりなので、ケーキやクッキーのほか天ぷらなどに向いています。
ふんわりやサクッとした仕上がりにするには、調理前にふるいにかけておいたり水と混ぜるときはかき混ぜる回数を少なくしたりするのがコツです。

強力粉とは?

強力粉は硬質小麦から作られ粒子が荒くサラサラの粉になっています。グルテンの含有量は12%前後と小麦粉のなかで最も多く、粘りや弾力が強い仕上がりになるのが特徴です。
粒子が荒ため手に付きにくいので、麺類の打ち粉として使用されることもあります。パンやピザ、餃子の皮などによく使われていてモチモチの食感になりますが、ふんわりさせたいケーキなどに使うとボソボソとしてしまうため向いていません。

中力粉は代用できる?

中力粉を使うレシピに挑戦したいもののお家にもお店にもないという場合は、薄力粉と強力粉を混ぜれば代用できます。
薄力粉と強力粉を混ぜる際は「1:1」の分量で混ぜ合わせるとグルテン(たんぱく質)の割合が中力粉に近くなるため仕上がりも近くなるのです。

ちなみに、料理によっては中力粉の代わりに薄力粉や強力粉を使用することも可能です。
例えば、チュロスを作る場合、中力粉を使用するレシピが多いのですが、薄力粉で代用することができます。中力粉で作るより軽い食感の仕上がりになるので、いつのもチュロスとはちょっと違う食感を楽しめるはずです。
また、中力粉を使用するパンを作るときにはしっかりした弾力になる強力粉で代用しましょう。

中力粉を使ったDELISH KITCHENのレシピ

最後に、中力粉を使用したDELISH KITCHENのレシピを紹介します。

手打ちうどん

お家で麺類を作るとなるとモチモチ食感を出すのが難しそうな気がしますが、中力粉なら市販に負けないくらいのうどんが作れます。
材料や作り方がシンプルなので、休日に家族みんなで作るのも楽しそうです。生地をこねる作業や伸ばす作業は小さな子でもお手伝いしやすいでしょう。
手作りうどんは麺の太さを自分好みにできるのも嬉しいポイントです。

野沢菜としいたけのおやき

おやつはもちろん、軽食としても満足できるおやき。中力粉ならではの生地のモチモチ感と野沢菜のシャキシャキ感の組み合わせがたまりません。うまみたっぷりのしいたけも入っていて、かめばかむほど口いっぱいに懐かしい味が広がります。
生地も意外と簡単に作れるので、慣れてきたら具材をアレンジするのも楽しそうです。

チョコチップクッキー

普段は薄力を使う方も、たまには中力粉でいつもとは違うサクサクの食感クッキーを作りましょう。
中力粉を使うと硬い仕上がりになるのではと心配な方もいるかもしれませんが、分量をきちんと守れば美味しいクッキーができあがります。生地がまとまりやすい中力粉を使用することで形もきれいにできるはずです。

便利でおいしく仕上がる中力粉を使いこなそう!

もっちり程良い弾力になるのが特徴の中力粉。もしも、お家やお店にない場合は薄力粉と強力粉で代用できるのも嬉しいポイントといえます。中力粉だからこそおいしく仕上がる料理がいくつもあり、今回紹介したレシピはどれも簡単な上に家族みんなで楽しみながら作れるものばかりです。
たまには休日に家族でのんびり中力粉を使って料理をしながら団らんするのも良いのではないでしょうか。

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