DELISH KITCHEN

ちくわぶを詳しく解説!ちくわとの違いやレシピを紹介

作成日: 2020/12/14

関東地方ではおでんなど煮込み料理の具として一般的なちくわぶ。ちくわぶを知らない人は、ちくわの一種と思っているかもしれません。ちくわぶは淡白ですが、調理によってグンと美味しさが増す魅力的な食材です。
この記事では、ちくわぶの特徴やその発祥、ちくわとの違いや地方による知名度の違い、美味しいレシピを紹介します。

目次

  1. ちくわぶとは?
    1. ちくわぶってどんな食材?
    2. ちくわぶとちくわの違いは?
    3. ちくわぶの知名度は地域によって異なる?
  2. ちくわぶを使ったDELISH KITCHENのレシピ
    1. 関東風おでん
    2. 鶏だし塩おでん
    3. ちくわぶでチーズトッポギ
  3. だしとの相性抜群!モチモチ感が魅力のちくわぶを美味しく食べよう

ちくわぶとは?

ちくわぶってどんな食材?

ちくわぶとは、小麦粉と塩から作られる練り物の一種です。
漢字であらわすと「竹輪麩」となり「ちくわの形をしたお麩」が名前の由来とされています。しかし、お麩のようにグルテンを抽出して作るものではありません。小麦粉と塩と水を練った生地を加熱して作るため、どちらかというとお麩よりうどんやすいとんに近い食べ物です。

ちくわぶはいくつもの溝のある細長い形で、切り口は多角形の星形をしています。また、ちくわのように中心に穴が通っています。ちくわぶを知っている人にとっては、おでんの具としてのイメージが強いかもしれません。

ちくわぶの歴史は長く、一説では明治以前から食べられていたとされています。魚のすり身が高価であった時代に、安価な小麦粉でちくわを代用したという説が有名です。

ちくわぶとちくわの違いは?

ちくわぶとちくわは、原材料や食感、味わいが大きく違います。ちくわぶの原材料は小麦粉と塩です。これらに水を加えて練った生地を伸ばして芯に巻き、鬼すだれに巻くなどして形を整え、蒸す、または茹でて作ります。

一方、ちくわの原材料は魚のすり身と卵白やでんぷん、塩などです。これらを練ったものを芯に巻いて成形し、焼いたものがちくわとなります。

また、ちくわぶはおでんなどに入れるとだしを吸い、外側はトロっと、内側はモチモチした食感になります。
一方、魚の練り物であるちくわは、プリプリでムチっとした弾力が特徴です。

さらに、おおむね小麦粉でできているちくわぶにはあまり味がありません。おでんに入れるなど、調理で味付けすることを前提に作られた食べ物です。
それに対しちくわは魚のすり身でできているため旨みが強く、そのまま食べても美味しいことが特徴といえます。

ちくわぶの知名度は地域によって異なる?

ちくわぶは全国的な知名度がある食べ物ではなく、東京近郊のローカルフードとして発祥したものです。

ある調査結果では、ちくわぶを食べたことがある人は東日本に集中しており、東北地方の一部や九州地方では「見たことがある」という回答が優勢です。
関西地方ではちくわぶを「全く知らない」と回答した人が多数となっています。近年では、ちくわぶが関西地方のスーパーマーケットでも扱われていることがありますが、いまだ知名度は高くないといえるでしょう。

※参考
関東人が愛する「ちくわぶ」はローカルフードだった! 東海以西は「全く知らない」多数派:Jタウン研究所 - Jタウンネット
https://j-town.net/tokyo/research/results/221230.html?p=all

ちくわぶを使ったDELISH KITCHENのレシピ

淡白な味のちくわぶは、美味しいだしやスープとの相性が抜群です。ちくわぶの美味しさを引き出すおすすめレシピを紹介します。

関東風おでん

醤油とみりんを使った関東風の味付けが美味しいおでんです。ちくわぶを使った代表的なメニューですね!
うっすらあめ色に染まったちくわぶや大根、ゆで卵が食欲をそそります。

鶏だし塩おでん

手羽元からとった旨みたっぷりのだしに、塩とみりんなどで味付けたシンプルなおでんです。ちくわぶや大根に鶏の旨みが染みて、ほっとするような味わい♪
ミニトマトの酸味もいいアクセントですね。

ちくわぶでチーズトッポギ

モチモチ感が魅力のトッポギをちくわぶで代用したアイディアレシピです。手に入れやすいちくわぶを使えば、家でも簡単に作れますね。
コチュジャンやチーズのコクが効いていて、野菜もたっぷり食べられます。

だしとの相性抜群!モチモチ感が魅力のちくわぶを美味しく食べよう

ちくわぶの特徴やちくわとの違い、地方による知名度の違いなどを紹介しました。ちくわぶはちくわと違って小麦粉でできており、煮込むなどの調理によって美味しくなることがわかりましたね。関東地方とその他の地方で知名度に差があることも特徴です。
煮込み料理はもちろん、炒めても揚げても美味しいちくわぶを、ぜひ色々な料理に活用していきましょう。

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