人気のデザート・豆花(トウファ)お手軽なレシピも
作成日: 2021/03/19
台湾やベトナムなど、アジアで人気のデザート・豆花(トウファ)。日本でも2015年ごろに紹介され、徐々に浸透しつつあります。しかし豆花は、中国では漢王朝にまで遡る伝統食品であり、果物や緑豆をトッピングしてデザートにするほか、温かいスープにするなど、食べ方もさまざまです。
この記事では豆花の食べ方のほか、ご家庭で気軽に作れるレシピまでご紹介します。
豆花について
豆花とは
豆花(読み方:トウファ、ドウホワ)とは、加熱した豆乳に硫酸カルシウム(澄まし粉)やでんぷんを混ぜてプルプルに固めた、いわば豆乳ゼリーです。
中国をはじめ、台湾やベトナム、シンガポールなど東南アジア一帯で広く食されており、食べ方も豆板醤や辣油で辛く味付けしたり、果物や緑豆を入れてスイーツのようにして食べたりなどさまざまです。
豆花と豆腐の違いは、豆花が硫酸カルシウムを使用するのに対し、豆腐は主に塩化マグネシウム(にがり)を使用すること。
また、豆腐は固くて弾力があるので麻婆豆腐をはじめいろいろな料理に利用されますが、豆花はとても柔らかくて崩れやすいのでスープの具にしたり、スイーツとしてそのまま食べたりするのが主な食べ方です。
豆花の食べ方
豆花は別名・豆腐脳(ドウフナオ)とも呼ばれており、中国では朝食の定番として親しまれています。
とろみのある醤油味のスープをかけて供される豆腐脳はアツアツ、トロトロで、眠気をバッチリ覚ましてくれるようです。地域によっては、スープに甘味をつけてみたらし団子のタレのようにしたり、花山椒たっぷりの辣油をかけたりします。
一方、台湾やベトナム、シンガポールでは豆花をシロップに入れ甘くして食べます。
トッピングもマンゴーやイチゴ、スイカといった果物から、緑豆、小豆などの豆類、サツマイモやタピオカ、白玉などさまざまです。
冷たいデザートといったイメージが強いですが、冬は生姜シロップや黒ゴマ餡で豆花を煮て温豆花にして食べることもあります。
DELISH KITCHENの豆花レシピ
豆花(トウファ)
豆花の材料である硫酸カルシウムは手に入りにくいですが、ゼラチンを使えばご家庭でも本格的な豆花が作れます。
作り方は簡単なのに、つるんとなめらかな舌触りは市販の豆花に負けません(ただし温豆花不可)。さまざまなトッピングやシロップをかけて楽しみましょう。
DELISH KITCHENの豆花のアレンジレシピ
キウイとマンゴーの豆花
ゼラチンで作った豆花にキウイとマンゴーをトッピングした、冷たいデザートです。
このレシピでは甘味があって飲みやすい調製豆乳を使うことで大豆の青臭さを抑えました。仕上げにミントの葉を飾って清涼感を出しましょう。
豆花風プリン
豆乳にすりごまと砂糖を加えてゼラチンで固めた、豆花風のプリンです。
プルプルした豆花にすりごまの香ばしさが加わって美味しさがさらにアップ♪練乳と豆乳を混ぜたソースも優しい味わいです。
ご家庭で豆花を作って気軽にアジアンスイーツを楽しもう
人気のアジアンスイーツ・豆花も、ゼラチンを使えばご家庭で気軽に作れます。
豆花は、あんこやきなこ、白玉など和のスイーツとの相性も抜群なのでいろいろと試してみるといいでしょう。ただし、ゼラチンを使った豆花は温めると溶けてしまうので、どうしても温かい豆花が食べたい場合はお店のテイクアウトがおすすめです。
この記事に掲載したレシピを参考に豆花を作って、アジアンな雰囲気を味わってみませんか。