片栗粉のカロリーはどのくらい?よく似た粉との比較も解説
作成日: 2021/06/02
料理のとろみづけや、揚げ物などの衣を作る時に重宝する片栗粉。
目分量で使うことが多いと思われる片栗粉ですが、カロリーはどのくらいあるのか気になりませんか。
この記事では、片栗粉に似た小麦粉やコーンスターチ、米粉などと比較しながら、片栗粉のカロリーについて解説します。片栗粉を使ったおやつや、片栗粉以外のとろみづけの方法もご紹介しますので、参考にしてください。
片栗粉のカロリーと糖質
まずは、片栗粉についてみていきましょう。
片栗粉は、じゃがいものでんぷん質から作られる粉です。
料理の色を妨げず、あんかけや汁物などの温かい料理のとろみづけに活用できます。
揚げ物の衣に使うとザクッとした食感に仕上がり、ひき肉や魚のすり身のつなぎや、生地などをのばす際の打ち粉にも使用できます。
水に溶かして加熱しながら練ると、ぷるぷるもちもちした食感に変わるので、この性質を活かしておやつを作ることもできます。
《大さじ1(9g)あたり》
・カロリー…約30.4kcal
・炭水化物…約7.3g
・食物繊維…0g
・糖質…約7.3g
他の粉類のカロリーと糖質
片栗粉とよく似た粉のカロリーや糖質を比較してみましょう。
小麦粉
小麦粉は長時間加熱をしても、とろみを維持できる性質を持っています。
カレーやシチューなどの煮込み料理にぴったりで、粘りの少ないとろみがつきます。
小麦粉と片栗粉を合わせた衣で作った揚げ物は、揚げたてはもちろん、冷めてもおいしいのでお弁当にもぴったりです。
《大さじ1(9g)あたり》
・カロリー…約31.4kcal
・炭水化物…約6.8g
・食物繊維…約0.2g
・糖質…約6.6g
コーンスターチ
トウモロコシを原料とするコーンスターチは、細かい粒子が特徴です。
冷めてもとろみが残るので、冷たい料理のとろみづけに活用できます。
焼き菓子を軽い食感にしたり、ひんやりとしたお菓子を固めたりするのにもぴったりの粉です。
コーンスターチの衣は油切れが良いので、さっぱりとした味わいに仕上がります。
《大さじ1(9g)あたり》
・カロリー…約32.7kcal
・炭水化物…約7.8g
・食物繊維…0g
・糖質…約7.8g
米粉
グルテンフリーである米粉は、ダマになりにくくとろみがつけやすい粉です。
油を吸いにくいので、衣に使うと軽い食感に仕上がります。
小麦粉の代わりとしても使用でき、お米の優しい甘みを活かして、ホワイトソースや焼き菓子も作れます。
《大さじ1(9g)あたり》
・カロリー…約32.0kcal
・炭水化物…約7.4g
・食物繊維…約0.1g
・糖質…約7.3g
【出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)】
片栗粉を使ったDELISH KITCHENのレシピ
片栗粉はおやつを作るのにも活用できます。
片栗粉で作る!わらび餅風
わらび餅粉がなくても、片栗粉を使えばわらび餅の食感を出すことができます。
加熱しながら練ることで片栗粉が半透明に変化していき、見た目もわらび餅そっくりです。材料が少なく簡単に作れるので、小腹が空いた時にもぴったりです。
片栗粉を使わずにとろみづけをしたDELISH KITCHENのレシピ
水溶き片栗粉を用意しなくても作れるレシピをご紹介します。
きのこあんかけご飯
なめこのとろみを活かしたあんが、ご飯によくなじむあんかけご飯です。
4種類のきのこと深みのある昆布茶が合わさり、豊かな風味を楽しめます。しょうがが爽やかな味わいの一品です。
とろみづけに便利な片栗粉!料理に合わせて使おう
この記事では、片栗粉とその他の粉のカロリーや糖質を比較してみていきました。
カロリーをはじめ、それほど値に大きな差はありませんが、それぞれ粉の性質が異なるので作る料理によって使用する粉を変えるとよいでしょう。
片栗粉がない場合でも、なめこのように素材を活かしてとろみをつける方法もあります。
片栗粉は料理の色を妨げることなく、口当たりのよいとろみをつけたり、揚げ物の衣に使うことができます。また、食感を活かしておやつにも活用できるので、ぜひ試してみてください。