DELISH KITCHEN

チャービルとはどんなハーブ?保存方法やレシピをご紹介

作成日: 2021/07/18

「チャービル」とはフランス料理でよく使われるハーブですが、その名前はあまり聞いたことがない人もいるでしょう。
実は、チャービルはお菓子や料理など、さまざまな場面で使われている身近なハーブなので、一度は目にしたことがあるかもしれません。

そこで、この記事ではチャービルについて、どのようなハーブなのかをみていきましょう。
チャービルの保存方法や使い方、レシピも合わせてご紹介します。

目次

  1. チャービルについて
    1. チャービルとは
    2. セルフィーユとは違うもの?
    3. チャービルの値段
    4. チャービルの保存方法
  2. チャービルの使い方
    1. ケーキの飾りに
    2. ・ピーチショートケーキ
    3. 料理の彩りに
    4. ・キャロットペーストのカナッペ
    5. 料理の風味付けに
  3. チャービルの大量消費レシピ
    1. セルフィーユのチーズオムレツ
  4. 香りがよくクセの少ないチャービルを使ってみよう

チャービルについて

まずは、チャービルがどのようなハーブなのかをご紹介します。
チャービルとセルフィーユについてや、保存方法もみていきましょう。

チャービルとは

チャービルは、セリ科シャク属に属する一年草で、ヨーロッパでは古代ローマ時代には食されていたといわれるほど、長年親しまれてきたハーブです。

甘くて爽やかな香りを持ち、明るい緑色のギザギザしたかわいらしい葉が特徴です。
見た目はイタリアンパセリに少し似ています。

パセリよりもクセが少なく、葉も柔らかくて食べやすいので、料理の飾りや風味付けだけでなく、食材としてもよく使われます。
このことから、チャービルは「美食家のパセリ」とも呼ばれています。

セルフィーユとは違うもの?

「セルフィーユ」という名前のハーブも耳にしたことがあるかもしれません。
実は、チャービルとセルフィーユは同じもので、チャービル(chervil)は英語、セルフィーユ(cerfeuil)はフランス語の呼び方です。

さらに、チャービルは古い歴史のあるハーブであることから、国によってさまざまな別名があり、ドイツ語では「ケアベル」、イタリア語では「セルフォッツォ」と呼ばれています。
また、チャービルには「茴香芹(ういきょうぜり)」という和名もついています。

チャービルの値段

チャービルは、生のフレッシュな状態で使うことが多いハーブで、国内でも栽培されています。
値段は生産者や販売店によって異なりますが、おおよそ200~500円程度で購入することができます。
大型店ではないスーパーでも販売されている場合があるので、比較的手に入れやすいでしょう。

チャービルの保存方法

チャービルは、冷凍用保存袋を使えば冷凍で保存することもできますが、長期間保存していると独特の甘い香りが飛んでしまうので、冷蔵保存の方がおすすめです。

冷蔵で保存するときは、水を浸して軽く絞ったキッチンペーパーでチャービルを包み、保存袋に入れて野菜室で保存します。
こうすることで、チャービルの色やみずみずしさを保つことができます。

また、茎の先を斜めに切り落とし、茎が浸かるくらいまで水を入れた容器で保存することもできます。
この場合、涼しい場所に置き、水は毎日取り替えます。

香りを楽しむために冷蔵保存でも2~3日を目安に、早めに使い切るようにしましょう。

チャービルの使い方

お菓子や料理にチャービルを使うと、見た目も香りも華やかになります。

ケーキの飾りに

・ピーチショートケーキ

レースのような繊細でかわいらしい見た目の葉を持つチャービルは、ケーキなどのお菓子の飾りとしてよく使われます。
白い生クリームのケーキにデコレーションすると、チャービルの緑色が映えて華やかに仕上がります。
(このレシピはアルコールを含んでいます)

料理の彩りに

・キャロットペーストのカナッペ

チャービルのきれいな緑色は、料理に彩りを添えてくれます。
にんじんが入った鮮やかなオレンジ色のペーストをクラッカーにのせ、チャービルを添えると華やかに仕上がります。

料理の風味付けに

爽やかで甘い香りを持つチャービルは、肉や魚料理、サラダ、デザートなどの幅広い料理の風味付けに使うことができます。

フランスでは、チャービルの香りや風味、色を活かしたポタージュも定番の料理です。

チャービルの大量消費レシピ

セルフィーユのチーズオムレツ

パセリよりもクセの少ないチャービルは、料理にたくさん使ってもおいしく食べることができます。
チーズ入りの半熟でとろとろのオムレツに、チャービルの豊かな香りが広がります。

香りがよくクセの少ないチャービルを使ってみよう

チャービルは、明るい緑色とギザギザした葉を持つ、長年親しまれてきたハーブです。
その甘く爽やかな香りと、色鮮やかでかわいらしい形を活かして、ケーキなどのデザートや料理の飾りとしてよく使われています。パセリよりも葉が柔らかくクセが少ないので、風味付けや食材としても活用できる万能なハーブです。

チャービルを飾るだけで、お菓子や料理の見た目がより華やかに仕上がりますよ。
ぜひ、いつものひと品に添えてみてはいかがでしょうか。

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