ガパオライスとは?材料や作り方についても解説!
作成日: 2020/04/30
更新日: 2020/05/04
おしゃれなカフェメニューにも登場する「ガパオライス」。異国の香りがするタイ料理の大ファンという人は多いのではないでしょうか。
こちらの記事では、ガパオライスの材料や作り方について、またガパオライスと似たナシゴレンやジャンバラヤ、タコライスなどとの違いについても解説します。
ガパオライスとはどんな料理?
タイ料理「ガパオライス」の「ガパオ」とは、バジルの一種であるホーリーバジルのことを指します。ガパオライスとは、日本語でバジル炒めごはんのことです。タイではとても一般的な料理で家庭でもよく作られており、タイの国民食といっても過言ではないでしょう。
ホーリーバジルはクセがなく爽やかな香りが特徴ですが、ホーリーバジルが手に入らない場合は一般的に出回っているスイートバジルでも代用できます。
ガパオライスには唐辛子などの辛味が加わるため、辛いのが苦手な場合は唐辛子を抜いて作るのをおすすめします。
基本材料には豚ひき肉や赤パプリカ、バジル、卵などが使われ、ナンプラーや砂糖などで味付けします。炒めた具材をご飯のうえにのせ、さらに目玉焼きをのせていただきます。パプリカの赤とバジルの緑、卵の黄色が鮮やかで、見た目にも食欲をそそる一品でしょう。
日本では具材を良く混ぜながら食べるのが一般的ですが、本場タイでは具やご飯、卵を混ぜずに食べるのが主流となっています。
また、日本では豚肉の代わりに鶏肉を使用するものが多く見られます。ウスターソースを使用するガパオライスもあるなど、比較的自由にアレンジして楽しめるのも特徴です。
ナンプラーなしでも作れる?
タイ料理に欠かせないナンプラーとは、塩漬けにした魚を発酵することでできる調味料です。魚の旨味が凝縮されたナンプラーは独特の香りを持ち、見た目は薄口醤油のような色をしています。
ガパオライスの味の決め手となるナンプラーですが、もしない場合は他の調味料で代用することも可能です。薄口醤油とレモン汁を合わせたものはナンプラーに近いのでぜひ試してみてください。
薄口醤油大さじ1に対して、レモン汁大さじ2分の1程度を加え、レシピのナンプラーの量に置き換えてみましょう。また、牡蠣の旨味を凝縮したオイスターソースを使ってもおいしく作ることができます。
ナシゴレン、ジャンバラヤ、タコライスとの違いは?
ガパオライスと似た料理に「ナシゴレン」や「ジャンバラヤ」、「タコライス」などがあります。
インドネシア料理のナシゴレンは鶏肉やエビ、野菜などとご飯を一緒に炒めたもので、ご飯を炒めている点がガパオライスとの違いです。チリソースやナンプラーを使った東南アジアならではの料理で、上に目玉焼きをのせるのはガパオライスと同じです。「ナシ」にはご飯、「ゴレン」には炒めるという意味があります。
ジャンバラヤは、アメリカ南部の郷土料理「ケイジャン料理」の一種です。ケイジャン料理にはチリソースやタバスコなどの辛味調味料を用いた料理が多く、ジャンバラヤもスパイシーな炊き込みご飯です。刻んだ鶏肉や玉ねぎ、ピーマン、セロリ、スパイスなどを加えて作ります。
また、沖縄発祥のタコライスは、メキシコ名物のタコスを元にできた料理です。メキシコでは合挽き肉や玉ねぎをスパイスで炒めたものやアボカド、トマト、レタスなどをトルティーヤに挟んで食べますが、タコライスはこれらの具材をご飯の上にのせて、さらにトルティーヤチップスを砕いたものを散らして食べます。上に目玉焼きをのせるのも一般的で、手軽に食べられる軽食として人気があります。
ガパオライスのDELISH KITCHENレシピ
簡単に作れるガパオライスをぜひ作ってみよう!
人気のタイ料理ガパオライスは、意外と簡単に作ることができます。具材を炒めてご飯の上にのせるだけという手軽さなので、ぜひ挑戦してみましょう。
バジルの香りとナンプラーの独特の風味で、本格的なタイ料理があっという間に完成します。