もやしの消費期限とは?賞味期限との違いや保存方法も解説
作成日: 2021/12/30
もやしの消費期限はどのくらいなのかご存じでしょうか。リーズナブルな価格で家計にも優しいもやしですが、たくさん買って使い切れず、傷んでしまった経験もあるかもしれません。
この記事ではもやしの正しい保存方法と合わせて、消費期限と賞味期限の違いについてもご紹介します。
もやしの消費期限
食品には、消費期限や賞味期限の記載表記の義務がある食品と、該当しない食品があります。
野菜は「生鮮食品品質表示基準」が適用され、表示が義務づけられているのは名称と原産地のみで、消費期限の表示は義務ではありません。
そのため、もやしは消費期限が表示されていなくても問題ありませんが、鮮度が落ちやすい野菜です。パッケージに消費期限の記載がある場合は、期限内に食べるようにしましょう。
賞味期限と消費期限の違い
店で買う食品には賞味期限や消費期限が表示されています。このふたつはよく似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
賞味期限
賞味期限とは、その食品をおいしく食べられる期限(best-before)のことです。袋や容器を開封せず、決められた方法で保存した場合に、品質の劣化が比較的に穏やかな食品に表示ができます。
例えば、スナック菓子、即席めん類、缶詰、牛乳、乳製品などがあげられます。
また、賞味期限を過ぎてしまってもすぐに食べられなくなるわけではありませんが、必ず品質に問題がないか確認してから食べるようにしましょう。
消費期限
消費期限とは、期限が過ぎたら食べないほうがよい期限(use-by date)のことです。基本的に品質が急速に劣化する食品に表示されています。
食品ごとに定められた方法で保存した場合に、安全に食べられる期限を示しており、弁当、調理パン、惣菜、生菓子類、食肉、生めん類などがあげられます。
もやしの保存方法
もやしは鮮度が落ちやすい野菜のひとつで、野菜室に買ったままの状態で保存しているとすぐに傷んでしまいますよ。ここでは、もやしの正しい保存方法についてご紹介します。
冷蔵保存
すぐに食べる場合は冷蔵保存をおすすめします。まず保存容器にもやしを入れ、もやしがかぶるくらいの水を注ぎ、ふたをして冷蔵庫に保存しましょう。ポイントは2日に1回は水を取り換えることです。この方法で保存すると、もやしのシャキシャキとした食感を楽しめます。
保存期間の目安は2~3日で、買ったままの状態で保存するよりも長く保存できますよ。
冷蔵のもやしの保存方法について詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
冷凍保存
もやしが余ってしまった時や、すぐに使わないときは2週間程度保存が可能な冷凍保存がおすすめです。
まず、もやしは洗って水気をしっかりと切りましょう。ここで水気がついたままだと、霜がつきやすくなってしまいます。水気をしっかりと切ったもやしを冷凍保存袋に入れて、空気を抜きながら袋の口を閉じ、平らにして冷凍庫で保存します。
もやしは水分が多い野菜であることから、解凍すると水っぽくなってしまうため冷凍したもやしを使用する時は凍ったまま調理してください。
もやしの冷凍保存方法については下記をご覧ください。
もやしはすぐ使うかどうかで保存方法を使い分けよう
もやしは本来、消費期限の表示が必要でない食品であることがわかりました。消費期限が表示されている場合は、必ず消費期限内に食べきるようにしましょう。また消費期限と賞味期限は少し意味が違います。2つの期限の意味を理解しておくと、買い物の際にも役立ちますよ。
また、もやしは傷みやすい野菜です。すぐに食べるかどうかで冷蔵保、冷凍か保存方法を分けると比較的長くもやしを楽しめま。今回の記事を参考に、もやしを正しく保存して様々な料理に使ってみてください。
【参考】
消費者庁 食品の期限表示
(https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10993152/www.caa.go.jp/foods/pdf/syokuhin375.pdf)(2021/12/30)