チャイとは?マサラチャイとの違いやスパイスもご紹介
作成日: 2022/03/23
カフェやレストランなどでも提供されているチャイ。おもに紅茶やミルクを使った飲み物ですが、スパイスを加えたものはその風味が特徴的です。
この記事では、チャイについて歴史や使われているスパイス、似ているドリンクとの違いなどをご紹介します。
チャイとは
チャイ(chai)は、インドで生まれたブラックティーとミルクがベースの飲み物です。紅茶の茶葉をミルクで煮出して作ることでコクがあり、砂糖を加えるため甘味が強くなります。
「チャイティー」と呼ばれることもあり、「チャイ」とはそもそもヒンディー語で「お茶」という意味です。また、「ティー」の意味も「お茶」であり、チャイティーとチャイは同じものを表しています。
一般的にチャイといえば「マサラチャイ」のことを指すことが多くなっています。マサラチャイは、茶葉をお湯とミルクで煮出したチャイにスパイスを加えた飲み物です。
チャイの歴史
チャイの歴史は古く、19世紀のインドで作られたといわれています。チャイが生まれた背景には、当時インドがイギリスの植民地だったことが関係しています。
イギリスに支配されていたインドでは、良質な紅茶の茶葉はイギリスへ提供されていました。そのため、インドに残る茶葉は質がよいものではなく、そのままでは苦すぎて飲めないものだったようです。そこで、苦い茶葉を飲みやすくするため、砂糖とミルクを大量に加えたチャイが誕生しました。
チャイに使うスパイス
チャイに使う材料であるスパイス(香辛料)は、シナモン、カルダモン、クローブ、ブラックペッパー、しょうがなどさまざまです。ホールのスパイスの場合は、つぶして使うとよいでしょう。また、スパイスミックスも販売されており、手軽に取り入れることができます。
チャイと似ているドリンクとの違い
チャイと似ているドリンクとの違いについてご紹介します。
マサラチャイとの違い
マサラチャイは、チャイにスパイスを加えたもので、スパイシーな香りが特徴です。
詳しくはこちらでご紹介しています。
チャイラテとの違い
チャイラテも紅茶やミルクを使った飲み物ですが、お湯とミルクの割合に違いがあります。チャイラテはお湯とミルクを、1:1の割合で入れて茶葉を抽出します。チャイよりもチャイラテの方がミルクの分量が少ないため、あっさりとした味わいになります。
紅茶との違い
お湯とミルクで茶葉を煮出すチャイと異なり、紅茶は茶葉をお湯で抽出する飲み物です。お湯だけで作る紅茶に対し、チャイはミルクやシナモン、砂糖などと合わせて煮出すという点も異なります。
また、作り方だけでなく、茶葉そのものにも違いがあります。チャイは「ダスト」と呼ばれる粉末状の細かな茶葉を使用します。
紅茶は茶葉の味が仕上がりの風味に影響します。一方、チャイは茶葉だけでなく、スパイスの種類やミルクの量などでも味わいが変わります。
ロシアンティーとの違い
ロシアンティーは、紅茶にジャムを加えた飲み物です。鍋で茶葉を煮出すチャイとは異なり、ロシアンティーに使う紅茶はティーポットで抽出します。
DELISH KITCHENのチャイなどのレシピ
チャイやロシアンティーのレシピをご紹介します。
チャイ
ご家庭で自家製チャイを楽しみましょう。シナモンやしょうが以外にもカルダモン、ブラックペッパーなどお好みのスパイスを足してみるのもおすすめです。砂糖の量もお好みで調整してください。
ロシアンティー
いつもの紅茶にジャムを加えてロシアンティー作りましょう。お好みのジャムを加えるだけなのでとても簡単に作れます。一緒に食べるケーキやクッキーなどに合わせてジャムを選ぶのもおすすめです。
チャイは紅茶にミルクや砂糖などを加えた飲み物
チャイは、おもにブラックティーとミルクを使ったインドの飲み物です。紅茶の茶葉をミルクとお湯で煮出し、いくつかのスパイスや砂糖を加えて作られています。
使用するスパイスの種類や、ミルクの分量によって風味が異なるのも特徴のひとつです。ご家庭でも手軽に楽しめるので、お好みの組み合わせを探してみるのもよいでしょう。