バーニャカウダとは?名前の意味やアレンジ方法とは?
作成日: 2020/05/27
ニンニクとアンチョビの風味がおいしい「バーニャカウダ」。バーニャカウダはどこの国の料理かご存じですか。野菜を驚くほどたくさん食べられるバーニャカウダの魅力について見ていきましょう。
こちらの記事では、バーニャカウダの特徴や作り方、バーニャカウダに合う食材、ソースのアレンジ方法などについてご紹介します。
バーニャカウダとは?
「バーニャカウダ」とはイタリアピエモンテ州の郷土料理で、オリーブオイルやニンニク、アンチョビなどで作る温かいソースに野菜をディップして食べます。
「バーニャ」は「ソース」、「カウダ」は「熱い」を意味する言葉で、伝統的には「フォイョ」と呼ばれる陶器製の鍋にソースを入れ、ろうそくの火で下から温めながら食べるのが特徴です。本場イタリアでは、冬の鍋料理として親しまれています。しっかりと効いたニンニクの味が食欲を刺激し、ついつい手が伸びるおいしさです。
日本ではアレンジが加えられ、生クリームでコクを出したり、マヨネーズや味噌、ゴマなどを加えたりして楽しまれています。バーニャカウダソースに、生野菜や茹でた野菜をディップして食べるのが一般的です。生野菜はきゅうりやパプリカ、ミニトマトなど、温野菜はブロッコリーやカリフラワー、じゃがいも、さつまいもなどもよく合います。ラディッシュやカラフルなニンジンなどを使うと見た目も華やかになるので、おもてなしやパーティー料理にもぴったりでしょう。
ここでは、本場イタリアのバーニャカウダソースの作り方をご紹介します。日本では生クリームを使うものが多いですが、イタリアではオリーブオイルのみを使用します。
まずは、半分にカットして芽を取ったニンニクを、たっぷりの牛乳で煮て臭みをとりましょう。30分ほど煮たらザルにあけ、すり鉢などですりつぶします。耐熱容器に細かく刻んだアンチョビ、ニンニク、オリーブオイルを入れて、加熱すれば完成です。
野菜以外でバーニャカウダに合うおすすめ食材は?
野菜をたっぷりと食べられるバーニャカウダ。実は、野菜以外の食材もおいしく食べることができます。特に、ソースと相性が良いのがきのこです。マッシュルームを食べやすい大きさにカットもしくは手で割き、バーニャカウダに浸して食べましょう。
他には、火を通した鶏肉や豚肉、牛肉、焼いた白身魚などをソースにつけて食べるのもおすすめです。また、固くなったパンも濃厚なバーニャカウダソースが絡めば、おいしく食べることができます。
用意しておいた食材を一通り食べ終えたら、ソースに卵を投入しましょう。本場イタリアでは、残ったソースに卵を割り入れて、スクランブルエッグにして食べるのが定番です。まるで、日本の鍋のシメのようですね。卵にニンニクとアンチョビの風味が移り、パンにのせたり、残った野菜にディップしたりして楽しむことができます。
バーニャカウダのDELISH KITCHENレシピ
本格的なバーニャカウダを自宅で楽しもう!
野菜がたっぷりと食べられるバーニャカウダソースは、イタリア料理店やカフェなどでも人気のメニューです。バーニャカウダソースは家庭でも簡単に作れるので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
生野菜もたっぷりと食べられるので、野菜不足と感じたときにもぴったりです。新鮮な野菜が手に入ったら、みんなでテーブルを囲んでバーニャカウダを楽しみましょう。