日向夏の読み方とは?旬の時期や美味しい食べ方も紹介
作成日: 2022/04/25
皆さんは日向夏という果物を知っていますか。「読み方がわからない」「どのような果物なのかよく知らない」という方が多いかもしれません。
この記事では日向夏の特徴について見ていきましょう。旬の時期や美味しい食べ方、栄養素などもご紹介します。
日向夏とは
日向夏とは、ミカン科ミカン属の常緑低木の柑橘類です。読み方は「ひゅうがなつ」といい、ユズの突然変異種だと考えられています。高知県では「土佐小夏」「小夏みかん」、愛媛県や静岡県では「ニューサマーオレンジ」など、地域によって呼び名が変わります。
日向夏の産地・旬
主な産地は宮崎県や高知県などです。ハウス物が1~2月、露地物は3~4月が旬の時期となります。
日向夏の特徴
日向夏は1個200~250gとサイズが大きく、皮は明るい黄色です。果肉、果汁は酸味が強く、さっぱりとした爽やかな味わいです。白皮(アルベド)ごと食べられる珍しい品種で、果肉と一緒に食べると酸味がマイルドになり、優しい甘みを感じることができます。
露地栽培のものには種があり、ハウス栽培されているものは種なしがほとんどです。
日向夏に含まれているカロリー・栄養素
続いては、日向夏の栄養素について見ていきましょう。
日向夏100gあたりに含まれているカロリーや栄養素は以下の通りです。
・カロリー:46kcal
・たんぱく質:0.6g
・脂質:0.1g
・糖質:9.6g
・カリウム:130mg
・ビタミンC:26mg
・食物繊維:2.1g
各栄養素の働き
カリウム
カリウムは、人の体に必要なミネラルの一種で、細胞の浸透圧を維持する働きがあります。
体内のナトリウムの排出を促進する作用があるため、塩分のとりすぎを調節してくれます。
ビタミンC
ビタミンCは、水溶性ビタミンの一種で、体内でコラーゲンの生成に関わっています。また、抗酸化ビタミンのひとつとしても知られています。
食物繊維
食物繊維は、人間の消化酵素で消化できない成分です。腸内環境を整える効果など身体の中で有用な働きがあり、「第6の栄養素」として注目されています。
日向夏の美味しい選び方
日向夏を選ぶ際は、表面が鮮やかな明るい黄色できれいな光沢とハリがあるものを選びましょう。また持ったときにずっしりと重みがあるものは果汁がしっかり詰まっている証拠です。
日向夏の保存方法
正しい保存方法を覚えておくと、美味しさが長持ちします。
日向夏の保存方法はみかんと同様なので、保存方法はこちらを参考にしてください。
みかんの保存方法
日向夏を使ったDELISH KITCHENのレシピ
ここからは、日向夏を使ったレシピをご紹介します。
パクチーと日向夏のエスニックサラダ
パクチーと日向夏を使った爽やかな味わいのエスニックサラダです。ぷりぷりのむきえびとカリッとしたピーナッツの食感がたまらないおいしさ。日向夏の酸味がきいていて、やみつきになります。
鶏の唐揚げ日向夏風味
日向夏が爽やかに香る鶏の唐揚げはいかがでしょうか。ジューシーな鶏肉と酸味のある日向夏がよく合います。すりおろした皮と果汁の両方を使うことで、日向夏の風味をしっかりと堪能できます。
日向夏のロールケーキ
日向夏を贅沢に使ったロールケーキです。果肉や果汁だけでなく皮も使うことで、香りや風味が格段にアップしますよ。濃厚なチーズクリームと爽やかな日向夏が相性抜群です。
日向夏は果肉と白皮と一緒に食べよう
日向夏はミカン科ミカン属の柑橘類で、「ひゅうがなつ」と読みます。日向夏は、果肉と白皮と一緒に食べることで酸味がマイルドになり、日向夏ならではの風味を味わうことができます。
そのまま食べるのはもちろん、サラダや唐揚げに使ったりケーキに使うのもおすすめです。今回ご紹介したレシピを参考に、日向夏を美味しく味わってください。
【出典】
・日本食品標準成分表2020年版(八訂)
【参考】
・厚生労働省 e-ヘルスネット「カリウム」(2022/04/25)
・厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』ビタミンC (2022/04/25)
・厚生労働省 e-ヘルスネット「食物繊維」(2022/04/25)