見た目がインパクト大のコールラビ!食べ方は?
作成日: 2020/06/01
球形の胴体からニョキニョキと伸びた葉を持つ「コールラビ」。その見た目のインパクトから、「どうやって食べるのだろう」と気になっている人は多いのではないでしょうか。ヨーロッパでは食卓によくのぼるというコールラビですが、日本ではまだまだ見かけることが少ないですね。
こちらの記事では、コールラビの特徴やおすすめの食べ方などについてご紹介します。
コールラビとは?
「コールラビ」とは、地中海沿岸が原産のアブラナ科の野菜です。どっしりとした球茎から四方八方に伸びる葉が見た目のインパクト大で、日本ではまだあまり馴染みのない野菜かもしれません。しかし、ヨーロッパでは古くから煮込み料理やスープなどとして食卓によくのぼる野菜のひとつです。
コールラビという名前は、キャベツを意味する「コール」と、カブを意味する「ラビ」が由来となっています。その見た目から料理しにくいのではと思いがちですが、実は香りや味にはクセがなくどんな料理にも合います。アブラナ科野菜ならではのほんのりとした甘みを持ち、キャベツやブロッコリーの芯のような味を想像するといいでしょう。シャキッとした食感とみずみずしい歯ごたえが特徴です。
コールラビに含まれる栄養で注目したいのがビタミンCです。しかも、コールラビのビタミンCは加熱しても壊れにくいといわれているので、生はもちろん炒め物や煮物などにも積極的に使ってみてはいかがでしょうか。食べられるのは丸い球茎の部分なので、葉は切り落とし皮を厚くむいて使います。
コールラビを選ぶ際には、球茎部分の表面に張りがあるもの、葉がシャキッとしているもの、ずっしりとした重さがあるものなどがおすすめです。乾燥に弱いので、キッチンペーパーで包んだものをビニール袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。また、葉が付いている状態で長く放置しておくと葉に栄養を取られてしまうので、葉を根元から切り落として球茎部分だけを保存するのがいいでしょう。
コールラビのおすすめの食べ方とは?
コールラビにはアクがなく、生のままでも食べることができます。
おすすめの食べ方としては、まずサラダが挙げられます。細切りにしたり、薄くスライスしたものにお好みでドレッシングやマヨネーズなどをかけて食べましょう。細切りにしたものをオリーブオイルやごま油などで和えるのもおすすめです。
適当な大きさに切ったものをポリ袋に入れ、塩や顆粒だしなどを加えてよく揉んで一晩置けば、コールラビの簡単浅漬けも作ることができます。クセのない味なので箸休めにぴったりです。中国では、コールラビを漬物やザーサイにして食べる地域もあるようです。
火が通りやすいコールラビは、煮物やスープなどにして楽しむことができます。細かく刻んでベーコンや他の野菜と一緒に煮込めばスープの完成です。コンソメやトマト缶などでお好みの味に仕上げてお楽しみください。
生ではシャキシャキとした食感のコールラビですが、加熱するとホクホクとした食感へと変化します。特におすすめなのが天ぷらです。天ぷら衣をつけたコールラビを高温でさっと揚げれば、山芋のようなホクホクとした天ぷらができます。揚げたてに塩をつけて食べるのもおいしいです。
東南アジアではコールラビを炒め物として使う地域も多く、ナンプラーなどの調味料との相性も抜群です。炒め物の際には少し大きめにカットすることで、コールラビのシャキシャキとした食感を生かすことができるでしょう。さっと下ゆでしてから加えると、素材に均一に火が入りやすくなります。
コールラビのDELISH KITCHENレシピ
意外と使いやすいコールラビ!サラダやスープにして楽しもう
コールラビは日本ではまだ珍しく、スーパーなどでも見かける機会が少ないかもしれませんが、見つけた際にはさまざまな料理に使ってみましょう。クセがあまりない野菜なので、生でも加熱しても楽しむことができます。
こちらでご紹介したサラダやスープ、天ぷらなどはどれも簡単に作れるものばかりなので、コールラビ初心者にもおすすめです。