淡白な味がどんな料理にも合うパンガシウスとは?
作成日: 2020/06/03
スーパーなどで「パンガシウス」という魚を見かけたことはありますか。日本ではあまり聞きなれない名前なので、どんな魚か全然わからないという人も少なくないでしょう。実は、パンガシウスは近年一般的なスーパーでも販売されるようになり、クセがない魚として親しまれています。
こちらの記事では、パンガシウスの特徴やおすすめの食べ方などについてご紹介します。
パンガシウスとは?
「パンガシウス」とは、東南アジアを中心に生息しているナマズのことです。正式名称は「パサ」といい、ナマズ目パンガシウス科に属する淡水魚のことを指します。カンボジアやベトナムなどの国では一般的に食べられており、日本へは海外で養殖されたものを冷凍後輸入されています。特に、日本に輸入されているものはほとんどがベトナム産のようです。近年では日本でも流通量が増え、とても需要が高まっている魚の一つです。
パンガシウスはとても大きく、平均的なサイズでも1メートル程度あります。巨大なものになると、1.5メートルから2メートル近くのものまでいるというから驚きですね。
パンガシウスの味はとても淡白で、魚特有の生臭さやクセがありません。そのため、さまざまな料理に使うことができます。食感は鶏胸肉や鶏ささみに似ていて、しっとりとした弾力があります。
また、パンガシウスは値段も比較的安いため、毎日の料理に使いやすい魚でもあります。
スーパーによっては「パンガシウス」とラベルを貼らず、ただの「白身魚」と表記してあるものもあるため、もしかしたら知らないうちに食べたことがあるかもしれません。白身魚のフライなどとして総菜やお弁当にもよく使われています。
パンガシウスのおいしい食べ方とは?
淡白な白身のパンガシウスは、どんな調理法にも合う優秀食材です。
魚自体がさっぱりとしているので、煮付けのようにこってりとした料理にも適しています。醤油や砂糖で甘めに味付けすれば、ご飯がすすむことまちがいありません。甘辛いタレが人気の蒲焼きにしてもおいしく、ウナギのような高級感ある味に仕上がります。値段も安いので、ウナギの代わりに蒲焼きにして食べるのもおすすめです。
また、フライのように油で揚げることでコクが加わり、食べ応えのある一品になるでしょう。パンガシウスはふっくらと肉厚の身が特徴なので、カラッと揚げれば外はカリカリ、中はしっとり食感となります。
スーパーなどでは切り身にして売られていることが多いので、手軽に料理することができます。揚げ物をしたくないというときには、身の両面に塩こしょうをして小麦粉をはたき、バターを敷いたフライパンで焼くパンガシウスのソテーもおすすめです。仕上げにレモン汁を回しかけたり、タイムなどのハーブを加えたりして自分好みにアレンジをお楽しみください。
他にも、鍋や天ぷら、南蛮漬けなど、いろいろな料理に気軽に使ってみてはいかがでしょうか。
生のパンガシウスはあまり日持ちしないため、購入してすぐ使わない分は冷凍保存がおすすめです。切り身を一切れずつラップに包んで保存袋に入れ、冷凍庫で保存しましょう。解凍するときは冷蔵庫で自然解凍し、使う前に表面の水気を拭き取って使います。
日本のスーパーに出回っているパンガシウスには寄生虫はほとんどいませんが、気になる人は加熱して食べると安心です。日本に輸入されているものはしっかりとした安全基準をクリアしたものなので、刺身として食べることもできます。
パンガシウスのDELISH KITCHENレシピ
淡白なパンガシウスをいろいろな料理に使おう
あっさりとしていて他の白身魚と同様に使うことができるパンガシウス。こちらでご紹介した煮付けや蒲焼き、フライなどは毎日の食卓でも活躍してくれるでしょう。パンガシウスは比較的身がしっかりと締まっているので、調理をするときにも身が崩れにくく扱いやすいのが特徴です。
近くのスーパーなどで購入できないという場合は、通販などで購入することもできます。