せりは根っこまで食べられる?洗い方やおすすめレシピをご紹介
作成日: 2022/06/29
香りとシャキッとした食感が特徴の「せり」。七草粥やお浸しなどで食べられるせりですが、実は根っこまで食べられることをご存じでしょうか。せりの根っこは甘味があり、鍋などで食べられています。
今回はせりの根っこにスポットを当て、きれいに洗う方法やおすすめのレシピなどについてご紹介します。
せりについて
「せり」とはどんな野菜なのか見ていきましょう。
せりとは
せりは、日本全国の山野に自生するセリ科の多年草。「春の七草」の一つとしても親しまれている野菜です。独特の強い香りと茎のシャキシャキとした食感、そして根っこの甘くほろ苦い風味が特徴であるほか、捨てるところがなく丸ごと味わえるのがせりの特徴。せりを根っこまで丸ごと使った仙台名物「せり鍋」が有名です。
せりの産地と旬
せりは全国の野山に自生していますが、栽培が盛んなのは宮城県や秋田県、茨城県など。中でも京都府「京せり」や秋田県「三関せり」、島根県「黒田せり」などは伝統野菜として古くから栽培されています。旬の時期は冬から春先にかけてです。
せりの根っこの洗い方
せりの根っこは食べられますが一番汚れている部分でもあるため、しっかりと洗いましょう。根っこは変色しやすい性質があるため黒くなっている部分がみられる場合もありますが、基本的には傷んでいる部分以外は食べることができます。
せりの洗い方の手順は、以下の通りです。
1. まずは手で土を落とし、根っこを軽くほぐします。
2. 次に流水で根っこの間に詰まっている土を洗い落としましょう。つまようじや竹串などを使うと落としやすくなります。
3. 汚れが落ちにくい場合はボウルに水を張り、根っこの部分を数分浸しておくとよいでしょう。
せりを使ったDELISH KITCHENのレシピ
せりの風味や食感を活かした、おすすめレシピをご紹介します。根っこまで使った料理もありますので、ぜひ試してみてくださいね。
せり鍋
せりを根っこまで使った「せり鍋」をご紹介します。根っこを入れることで出汁の美味しさが格段とアップします。茎のシャキシャキ感や根っこの甘さ、具材との相性を存分に堪能してください。
せりとマグロのからし味噌和え
せりの食感とマグロの旨味、からし味噌の風味が絶妙な一品。せりの食感を活かすには、加熱し過ぎないのがポイントです。日本酒など、お酒のおつまみとしてもおすすめですよ。
せりのおひたし
せりの風味をシンプルに味わいたいなら、おひたしがおすすめ。せりの加熱もつゆの調理もレンジで済ませられるため、あわただしい夕食の副菜にもぴったり。かつお節の旨味とせりの香りを楽しんでください。
せりの混ぜご飯
炊きたてのご飯に混ぜるだけで簡単にできる、混ぜご飯のレシピ。こちらの一品も、シンプルにせりの美味しさを味わいたいときにはおすすめです。おかずいらずでつい食べ過ぎてしまいそうですね。
せりは根っこまで味わおう
春の七草でもおなじみのせりは、実は根っこまで食べられます。仙台名物の「せり鍋」は、せりを根っこまで使う料理の代表。茎はシャキッとした食感と独特の風味が特徴ですが、根っこは根菜類のような甘味とほろ苦さが味わえます。
根っこ付きのせりが手に入ったら、よく洗って丸ごと味わってみてくださいね。