みかんの白い筋ってなに?名前・栄養についてご紹介
作成日: 2022/06/30
みかんの白い筋には、栄養があると聞いたことがあるかもしれません。しかし、みかんの白い筋が一体何なのか知っている人は少ないのではないでしょうか。
この記事では、みかんの白い筋の名前と栄養、みかん全体の栄養や美味しい選び方を解説していきます。みかんの白い筋まで使用しているレシピもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
みかんの白い筋について
ここでは、みかんの白い筋の名前と栄養を紹介します。
みかんの白い筋
みかんの果肉についている白い筋の名前は「アルベド」と呼ばれている維管束です。「アルベド」とは、ラテン語で白を意味する言葉です。
維管束は、水や栄養を果実に配給するための道筋で、みかんの成長に欠かせない大切な役割があります。
みかんの白い筋の栄養
みかんの白い筋には、フラボノイドの「ヘスペリジン」が含まれています。ヘスペリジンとは、ポリフェノールの一種です。毛細血管の強化や血圧の改善、動脈硬化を予防する、などの働きがあると言われています。
みかんの栄養とその働き
次に、みかんの栄養とその働きについて解説します。
みかんの栄養
温州みかん/じょうのう/普通 1個(約100g)あたり
・カロリー49kcal
・たんぱく質0.7g
・脂質0.1g
・糖質11g
・カリウム150mg
・βカロテン1000μg
・ビタミンC32mg
みかんのカロリー、糖質に関して下記記事で詳しくご紹介しています。興味のある方はご覧ください。
カリウム
カリウムとは、ミネラルの一種です。みかんに含まれているカリウムには、体内で浸透圧の調整をする働きがあります。ナトリウムを体外へ排出する作用があるため、塩分の取りすぎを調節するのが特徴です。
βカロテン
β-カロテンには、強い抗酸化作用があります。βカロテンは、体内でビタミンAに変換されて働くのが特徴です。
ビタミンC
ビタミンCとは水溶性ビタミンの一種です。体内でのコラーゲン生成に関与しているビタミンで、抗酸化ビタミンのひとつとしても知られています。
みかんの選び方・保存方法
美味しいみかんの選び方と保存方法を紹介します。
選び方
皮のつぶつぶが多く、きめの細かいものが美味しいみかんの特徴です。また、色が濃く、手に持った際にしっかりと重みを感じられるみかんが良いとされています。
保存方法
カビてしまったり、乾燥してしまったりしやすいみかんは、どのように保存するのが正解か、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
下記の記事でみかんの正しい保存方法を紹介しています。みかんの保存方法に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
DELISH KITCHENのみかんの白い筋ごといただくレシピ
みかんの白い筋までいただく、DELISH KITCHENのレシピをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
丸ごとみかんゼリー
みかんを丸ごと使い、みかんそのものの味を感じられる、贅沢なゼリーです。みかんの皮を器代わりにしているので、見た目も可愛いですよ。おもてなしにもおすすめです。
みかんタルト
タルトのサクサクとした食感に、クリームもみかんを合わせたタルトです。みかんの爽やかな味わいを楽しめます。
鶏肉のみかん照り焼き
鶏の照り焼きとみかんを合わせたおしゃれなレシピです。照り焼きの濃い目の味に、みかんのさわやかな風味がよく合います。
みかんの白い筋までたべよう
ついついみかんの白い筋を取ってしまいがちですが、しっかりと栄養があるのがわかりました。いつも取ってしまう白い筋にもチャレンジしてみてください。
そのまま食べるのは気がのらない方は、今回ご紹介したレシピを参考に、みかんを白い筋ごと食べられる料理にチェレンジしてみてはいかがでしょうか。
【出典】
・日本食品標準成分表2020年版(八訂)
【参照】
・厚生労働省 e-ヘルスネット「カリウム」 (2022/06/30)
・厚生労働省 e-ヘルスネット「カロテノイド」(2022/06/30)
・厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』ビタミンC (2022/06/30)
・農林水産省 QA みかんにはどんな栄養があるのですか。また、おいしいみかんの選び方や保存方法についても教えてください。(2022/06/30)