みかんのカロリーはどのくらい？糖質やおすすめレシピもご紹介
作成日: 2021/07/03
甘味と酸味のバランスがよく、皮が柔らかいため簡単にむいて食べられるみかん。
冬の時期になると多く出回り、箱売りのものを購入する人も多いのではないでしょうか。手軽に食べられるので、ついつい手を伸ばしがちなみかんですが、たくさん食べるとカロリーが気になりますよね。
この記事では、みかんについてカロリーや糖質、栄養などを解説します。
みかんの瑞々しさを活かしたレシピもご紹介しますので、いつもと違ったみかんの食べ方を見つけてみてください。
みかんのカロリーと糖質
収穫時期が異なる、ふたつのみかんのカロリーや糖質についてご紹介します。
みかんは収穫時期により呼び名が異なり、通常は12月上旬に収穫されますが、それよりも早い10月下旬〜11月下旬に収穫されるものは「早生（わせ）みかん」と呼ばれています。
収穫時期が異なると、それぞれ味や食感も異なります。
早生みかんは、じょうのう（果実の入った袋）が柔らかくて食べやすく、酸味と甘味のバランスがよいのが特徴です。
一方、通常のみかんの皮やじょうのうは、早生みかんと比べて厚めですが、高い糖度を持つので甘味を強く感じます。
通常のみかんと早生みかんのカロリーを比較してみましょう。
《通常のみかん 1個（100g）あたり》
・カロリー…49kcal
・炭水化物…11.5g
・食物繊維…0.4g
・糖質…11.1g
《早生みかん 1個（100g）あたり》
・カロリー…47kcal
・炭水化物…11.3g
・食物繊維…0.4g
・糖質…10.9g
ふたつのみかんを比べてみると、数値にそれほど大きな差はありませんが、早生みかんの方が少しカロリーと糖質が低めになっています。
みかん缶詰のカロリーと糖質
みかんの缶詰のカロリーと糖質についてみていきましょう。
《果肉 100gあたり》
・カロリー…63kcal
・炭水化物…15.3g
・食物繊維…0.5g
・糖質…14.8g
《液汁 100gあたり》
・カロリー…63kcal
・炭水化物…15.3g
・食物繊維…0g
・糖質…15.3g
みかん缶はシロップにみかんを漬けて作るため、生のみかんと比べるとカロリーや糖質が高めになっています。
カロリーが気になる場合は、みかん缶を使う際にシロップを除いて使うとよいでしょう。
ほかのみかん類のカロリーと糖質
みかんにはさまざまな種類があり、代表的なものはデコポンやポンカン、夏みかんなどです。
みかんの種類ごとに比べると、カロリーや糖質などに違いがあります。
味をはじめ、それぞれ特徴もみていきましょう。
デコポンは、ヘタが飛び出しており、柔らかい果肉を持った強い甘味が楽しめるみかんで、冬頃に旬を迎えます。
ポンカンは、香りが強く、酸味が少なくて甘さが際立つ品種です。こちらも旬は冬頃です。
夏みかんは、夏頃に旬を迎え、甘味より酸味が強く、暑い時期にぴったりの爽やかな風味を持っています。
《デコポン（しらぬひ） 100gあたり》
・カロリー…56kcal
・炭水化物…12.9g
・食物繊維…0.6g
・糖質…12.3g
《ポンカン 100gあたり》
・カロリー…42kcal
・炭水化物…9.9g
・食物繊維…1g
・糖質…8.9g
《夏みかん 100gあたり》
・カロリー…42kcal
・炭水化物…10g
・食物繊維…1.2g
・糖質…8.8g
ほかの果物のカロリーと糖質
みかんのカロリーや糖質が、ほかの果物と比べてどのくらいなのかみていきましょう。
バナナ、いちご、りんごのカロリーや糖質は以下の通りです。
《バナナ 100gあたり》
・カロリー…93kcal
・炭水化物…22.5g
・食物繊維…1.1g
・糖質…21.4g
《いちご 100gあたり》
・カロリー…31kcal
・炭水化物…8.5g
・食物繊維…1.4g
・糖質…7.1g
《りんご 100gあたり》
・カロリー…53kcal
・炭水化物…15.5g
・食物繊維…1.4g
・糖質…14.1g
同じ分量で比較すると、バナナやりんごに比べて、みかんのカロリーや糖質は低くなっています。
【出典：日本食品標準成分表2020年版（八訂）】
みかんの栄養
みかんにはビタミンCをはじめ、ビタミンB1やカリウム、食物繊維が含まれています。
ビタミンCについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
みかんのほかにも、ビタミンCを含む食材をご紹介しているので参考にしてください。
みかんを使ったDELISH KITCHENのレシピ
みかんはそのまま食べるほか、デザートや食事などにも幅広く使えます。
レシピごとのカロリーについては、それぞれのページで確認できます。
冷凍みかん
シャリシャリとした食感と自然な甘さが楽しめる、給食のデザートでは定番の冷凍みかんです。
皮をむいて冷凍することで、解凍後すぐに食べられます。冷凍みかんは自然解凍でゆっくり解凍するのがおすすめです。冷蔵庫に移し、30分から1時間を目安に置いておきましょう。
焼きみかん
みかんを焼いて食べるのは意外かもしれませんが、加熱することで甘味が増して食べやすくなります。
トースターを使ってしっかりと火を通しましょう。温かいうちに食べるとトロトロとした食感で香ばしさも楽しめます。
【デザート】
丸ごとみかんゼリー
みかんの皮を器として活用した、かわいらしいデザートです。
口当たりがよく、みかんの甘味をしっかりと感じられるので子供にも喜ばれます。みかん果汁をそのまま使った濃厚でフレッシュな味わいです。
丸ごとみかんのコンポート
みかんのコロっとしたフォルムがかわいらしいコンポートを作ってみませんか。
丸ごと食べられるので、みかんのジューシーな味わいが口いっぱいに広がります。はちみつのコクのある甘味と、シナモンの独特な甘い香りを感じる贅沢な一品です。
【副菜】
みかんと大根のなます
さっぱりとした大根のなますと、甘酸っぱいみかんを組み合わせました。
みかんの明るいオレンジ色で食卓が華やかになります。甘酢にみかんのフルーティーな味わいがプラスされ、より瑞々しく爽やかに仕上がります。
【飲み物】
ホットみかんジュース
みかんの甘酸っぱさがそのまま感じられる温かいジュースです。
爽やかなレモンの酸味もきいています。はちみつの量を調整して、お好みの甘さのジュースを作ってみてください。
セパレートみかんティー
2層になった色合いが印象的なフルーツティーです。
紅茶を静かに注ぐことで色が分かれ、きれいに仕上がります。マンゴーを加えて撹拌すると、なめらかでジューシーなジュースが作れます。
カロリーを知ってみかんを楽しもう
この記事では、みかんのカロリーや糖質について解説しました。
みかんの大きさにもよりますが、1個あたりのおおよそのカロリーを知っておくと参考になるでしょう。
みかんには缶詰もありますが、シロップに漬けてあるため、生のみかんよりカロリーや糖質は高くなっています。気になる場合はシロップを除いたり、食べる量を調整してみましょう。
みかんはそのまま食べるほかにも、デザートや飲み物などにも活用できます。
凍らせたり焼いたりしてもおいしいので、ご紹介したレシピを参考に、ひと味違ったみかんを楽しんでみましょう。
