剣先イカとは?捌き方や料理のレシピもご紹介!
作成日: 2022/07/06
刺身や炒めたり、煮物にしたりと色々な食べ方で楽しめるイカ。様々な種類がありますが、そのなかでも剣先イカという種類をご存知ですか?聞いたことがあっても、あまり詳しくは知らないという人も多いのではないでしょうか。
この記事では剣先イカについて解説します。特徴や捌き方についてご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
剣先イカについて
さっそく剣先イカについてみていきましょう。
剣先イカとは
剣先イカは高級イカとして知られており、甘味が強いのが特徴のイカです。佐賀県や山口県、熊本県や福岡県が産地として有名です。旬の時期は、刺身としていただくのであれば7月~9月頃で、子持ちの煮つけとして楽しむのであれば5月~6月頃になります。
剣先イカという名前の由来は、剣の先のように尖っていることから名づけられました。しかし剣先イカは地域によって呼び名が変わります。
あかいか、しろいか、ゴトウイカ、メヒカリなど、場所によっては違う種類のイカであっても同じ呼び方をしたり、同じ剣先イカであっても形が違うものであれば別名で呼ばれたりすることもあるようです。
栄養
剣先イカに含まれる主な栄養素をご紹介します。
剣先イカ 1杯(約200g)あたり
・カロリー 154kcal
・糖質 0.2g
・カリウム 660mg
・リン 520mg
・亜鉛 2.6mg
剣先イカには、糖質があまり含まれていないことが分かります。
他のイカとの違い
剣先イカに比べ、スルメイカはエンペラが短いのが特徴です。またヤリイカはスルメイカに比べると、触腕が短くなっています。
食べ方
剣先イカのおすすめの食べ方は、刺身はもちろんですが塩焼きやいか飯、煮物などにしても美味しくいただけます。
気をつけたい食中毒
剣先イカを食べる時は、アニキサスによって起こる食中毒に注意しましょう。アニキサスはイカの内臓に寄生しており、イカが死ぬことで内臓から筋肉に移動することもあります。
対処法としては購入したらすぐに内臓を取り除き、内臓を生では絶対食べないようにすることです。念のため食べる前にアニキサスの幼虫がいないか目視で確認し、いたら取り除きましょう。
イカは鮮度が良いものを選ぶようにし、加熱や冷凍をすることも食中毒対策として有効です。一般的な酢、醤油、塩、わさびなどの調味料ではアニキサスを取り除くことはできないので、注意しましょう。
#剣先イカの選び方
剣先イカを選ぶときは、ふっくらとしていてツヤのあるものを選ぶようにしましょう。白色になっているものは鮮度が落ちてきているので、なるべく避けましょう。
剣先イカの捌き方
剣先イカの捌き方はこちらを参考にしてください。
剣先イカの保存方法
剣先イカの保存方法はこちらを参考にしてください。
剣先イカを使ったDELISH KITCHENのレシピ
剣先イカを使った簡単なレシピをご紹介します。
イカの酒粕漬け
イカは酒粕に漬け込むことで、とてもやわらかい食感に仕上がります。お酒のおつまみとしてはもちろん、おかずとしてもおすすめです。お好みでレモンをしぼることで味の変化を楽しめます。
剣先イカはイカのなかでも高級なイカ!
剣先イカは甘味が強いのが特徴で、高級イカとして知られているイカだということが分かりました。主な産地は佐賀県、山口県、熊本県、福岡県などで、旬の時期は食べ方によって変わります。刺身でいただく場合は7月~9月頃で、子持ちの煮つけとしていただくのであれば5月~6月頃が美味しくいただけます。イカにはアニキサスが寄生していることもあるため、食べる時には食中毒に気をつけて食べるようにしましょう。
【出典】
・日本食品標準成分表2020年版(八訂)
【参照】
・厚生労働省 アニキサスによる食中毒(アニキサス症)について(2022/07/06)