
パスタの賞味期限はいつまで?傷んだパスタの見分け方もご紹介
作成日: 2022/09/30
パスタはさまざまな具材や味で楽しめることもあり、常備しているご家庭も多いのではないでしょうか。しかし、食べようとしたらパスタの賞味期限が切れていたという経験はありませんか。パスタはいつまで食べられるのか気になりますね。
この記事では、パスタの賞味期限はいつまでなのか、傷んだパスタの見分け方、保存方法についてご紹介します。乾燥パスタだけでなく生パスタについてもみていきましょう。
パスタの賞味期限とは
乾燥パスタと生パスタの賞味期限はどのくらいなのでしょうか。
乾燥パスタの場合
一般社団法人日本パスタ協会が定めたガイドラインでは、乾燥パスタの賞味期限は未開封の状態で製造後約3年(37ヶ月)です。各パスタメーカーは、このガイドラインに従って賞味期限を設定しています。また、日本パスタ協会の検証試験では少なくとも製造後3年半(42ヶ月)は食味に劣化が認められないという結果が出ています。
生パスタの場合
生パスタの賞味期限は、未開封の場合は冷蔵保存でおよそ10日、開封後の場合は冷蔵保存で2〜3日です。生パスタは水分を多く含んでいるため開封、未開封に限らずあまり日持ちしません。早めに食べるようにしましょう。
賞味期限切れの乾燥パスタを食べたい場合
賞味期限とは、開封前かつ表示された方法で保存していた場合においしく食べることができる期限のことです。未開封の場合は、賞味期限が切れた後でもすぐに変質するわけではないので食べることが可能です。
賞味期限が切れた乾燥パスタが湿気を吸ってやわらかくなったり、白カビや緑カビが発生したりしていないかを必ず確認してから食べるようにしてください。基本的に開封後は賞味期限が切れたパスタは食べない方がよいでしょう。
乾燥パスタに消費期限はありません。消費期限はお弁当やサンドイッチなど、期限が過ぎると品質が急速に劣化する食品に表示されています。パスタなどの長期保存できるものに消費期限はつきません。
傷んだパスタの特徴
傷んだ場合の乾燥パスタや生パスタの特徴についてみていきましょう。
乾燥パスタの場合
乾燥パスタは水分量が少ないので傷みにくい食品ですが、白カビや緑カビが生えていたり、湿気っていたりするものは傷んでいるので食べないようにしましょう。小麦の皮の一部や小麦の胚乳の固い部分など原料の一部が茶色や白い斑点となって見えることがありますが、いずれも原料の一部なので品質には問題ありません。
生パスタの場合
黒カビや白カビ、緑カビなどが生えていてカビ臭い、パスタの表面がぬるぬるしている、糸を引いているといったものは傷んでいます。また腐敗臭がすることもあります。異変を感じたら食べないようにしてください。生パスタは水分を多く含み、卵も使用しているため、乾燥パスタに比べて傷みやすいので注意が必要です。
パスタの保存方法
開封後の乾燥パスタ、茹でたパスタ、生パスタの保存方法についてご紹介します。
開封後の乾燥パスタの場合
密閉できる容器に入れ、高温多湿、直射日光を避けて常温で保存しましょう。乾燥パスタは湿気に弱いので冷蔵保存には向いていません。しっかり密閉していないと食品害虫が発生することがあります。パスタの入っていた袋のまま保存するのではなく、パスタケースや完全に乾いたペットボトルなど密閉できるもので保存するのがおすすめです。
茹でたパスタの場合
パスタを少し固めに茹でて、冷水で手早く冷やします。固めに茹でるのは、時間が経つとやわらかくなって伸びてしまうからです。水気をしっかり切ってからオリーブオイルやソースを絡め、パスタ同士がくっつかないようにします。冷凍用保存袋などに入れて空気を抜き、冷凍庫で保存しましょう。
保存期間は3〜4週間です。1人分ずつ冷凍保存しておくと解凍するときに便利です。
生パスタの場合
冷蔵保存の場合は、コンテイナーやジップロックなどに入れて密封保存してください。生パスタは水分が多いのでパスタ同士がくっつきやすい特徴があります。オリーブオイルを少し絡めてから保存すると、パスタ同士がくっつきにくくなります。
賞味期限内に食べ切れない場合は冷凍保存しましょう。冷凍保存の場合も冷蔵保存と同様にコンテイナーやジップロックなどに入れて、密封保存してください。
パスタを使ったDELISH KITCHENのレシピ
パスタの人気レシピや定番レシピをこちらでご紹介しています。トマトソースやクリームソースなど種類別にレシピをまとめてありますので、献立づくりの参考にしてください。
パスタの賞味期限が切れたら見た目や匂いを確認しよう
パスタの賞味期限は未開封の場合、乾燥パスタで37ヶ月、生パスタでおよそ10日です。開封後は賞味期限に関係なく早めに食べるようにしてください。茹でたパスタや生パスタは冷凍保存もできます。
パスタの賞味期限が過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありませんが、食べる前にパスタの見た目や匂いを確認しましょう。生パスタは傷みやすいので注意が必要です。正しい保存方法で、パスタを美味しく味わいましょう。
パスタにはさまざまな種類があり、合うソースも異なります。パスタの種類については下記の記事で詳しくご紹介していますので、パスタ選びの参考にしてください。
【参考】
一般社団法人日本パスタ協会 マカロニ類の賞味期限の年月表示に係るガイドライン(2022/09/30)