DELISH KITCHEN

赤だしとはどんな味噌汁?おいしいレシピもご紹介

作成日: 2022/09/30

お寿司や懐石料理で出てくる赤だし。濃厚な旨味とコクを味わえる赤だしですが、どのような味噌を使用しているのかご存じでしょうか。

そこでこの記事では、赤だしとはどのような料理なのかということや、赤味噌と赤だし、八丁味噌の違いについて解説していきます。

目次

  1. 赤だしについて
  2. 赤だしの味の特徴
  3. 赤だしの歴史
  4. 赤だし・赤みそ・八丁味噌の違い
  5. 赤だしを使ったDELISH KITCHENのレシピ
    1. 厚揚げとなめこの赤だし
    2. しじみと豆腐の味噌汁
  6. 旨味たっぷりの赤だしを献立に取り入れよう

赤だしについて

赤だしとは豆味噌をベースとした調合味噌のこと、または、それを使用した味噌汁のことです。八丁味噌などの豆味噌に、米味噌をあわせたものを赤だしと呼ぶこともあります。

赤だしは愛知県を中心に東海地方でよく食べられているのが特徴です。また、東海地方以外でも、懐石料理の留め椀として、ご飯、香の物と一緒に汁物として出されることもあります。

赤だしは名前に「出汁」が入っていますが、必ずしも出汁が入っている味噌というわけではありません。商品によっては、出汁が入っていなくても赤だしという名前で販売されていることもあります。

赤だしの味の特徴

赤だしは大豆、塩、豆麹、水を合わせて長期熟成させた豆味噌で作られているのが特徴です。そのため、豆の濃厚な旨味と深いコク、ほのかに苦みを感じられる味わいを楽しめます。

赤だしに使う豆味噌は、八丁味噌、名古屋味噌などが主流です。

赤だしの歴史

赤だしはもともと料亭で作られていた料理です。しかし、次第に一般的な商品として流通し、家庭料理として親しまれるようになりました。

とくに赤味噌が全国的に流通するようになったのは、昭和30年頃に名古屋で「赤だしみそ」がはじめて商品化されたことがきっかけです。
その後は豆味噌を作っている東海地方の多くの会社が商品を販売し始め、全国的にもポピュラーになりました。

また、「赤だし」の名前の由来にはさまざまな説があります。

関西は赤だしになじみがないことから、普段飲んでいる味噌汁と区別するために「赤だし」と呼んだという説が一つ目。
二つ目は、田舎味噌に豆味噌を差し入れる「赤差し」から赤だしに転じた説、
三つ目は赤味噌から旨味を出すという意味で「赤だし」と呼んだ説などがあります。

赤だし・赤みそ・八丁味噌の違い

まず、「赤みそ」は見た目が赤っぽい味噌の総称のことです。大豆や麦、米などの原料や作り方、産地の違いは関係ありません。単純に赤っぽいみそ全般を指します。

「八丁味噌」は、豆麹を使った「豆みそ」の一種です。原料は大豆、塩、水のみとシンプルで、愛知県を中心に東海地方で作られています。

八丁味噌は長期間熟成して作られる味噌で強いコクや旨味、味わいと、茶褐色が特徴です。製法、原料、熟成など国が定めた作り方の基準を満たした豆味噌だけが、八丁味噌と名乗れます。

地域性のある味噌ですが、別の種類である豆味噌についてや赤味噌・八丁味噌に関しても以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

赤だしを使ったDELISH KITCHENのレシピ

ここからは赤だしを使用したDELISH KITCHENのレシピをご紹介します。

厚揚げとなめこの赤だし

具は厚揚げとなめこ、ねぎでシンプルに仕上げ、赤だしの豊かな風味と旨味を味わえる味噌汁です。さっぱりとしたおかずとの相性も抜群です。

しじみと豆腐の味噌汁

しじみの旨味と赤味噌のコクを楽しめる、しじみと豆腐の味噌汁です。加熱し過ぎてしまうとみその香りをとばすだけでなく、しじみの身が縮んでしまう原因になるのでみそを入れた後の加熱は注意してくださいね。

旨味たっぷりの赤だしを献立に取り入れよう

素材の旨味を楽しめる赤だしは、名古屋を中心に東海地方でよく食べられている味噌汁・調味料です。今回ご紹介したレシピを参考に、赤だしを食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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