ビーフンとは?おすすめのビーフンレシピもご紹介!
作成日: 2020/07/01
日本人にとっては、うどんやラーメンのように定着しているとはいえない「ビーフン」。真っ白な麺は何からできているか知っていますか?
こちらの記事では、ビーフンの原料や栄養価、春雨やフォーとの違い、ビーフンを使ったおすすめのレシピなどをご紹介します。
ビーフンとは?
「ビーフン」とは、米から作られる麺です。
焼きビーフンや汁ビーフンなどにして食べるのが一般的で、アジアの国々では「シンガポールビーフン」や「パンシットビーフン」などさまざまに調理して食べられます。基本的には米粉のみで作られますが、中には原料にコーンスターチを含んでいるものもあります。
ビーフンは、精米して水に浸した米を細かく挽き、加熱加水しながら作った生地を麺状に絞り出して作るのが特徴です。その後の工程には蒸すもの、熱湯で茹でるものの2種類があり、蒸したものは「細ビーフン」「炊粉」、茹でたものは「太ビーフン」「水粉」などと呼ばれます。これらを乾燥させれば、スーパーなどでも見かけるビーフンの完成です。
ビーフンのカロリーは100gあたり約377kcalとなり、パスタが100gあたり378kcalなのでそれほどカロリーの違いはないでしょう。ダイエットをしている人は糖質の量が気になるところですが、ビーフンの糖質量は100gあたり約80g、パスタは約73gと、パスタのほうが若干糖質が少なくなります。カロリーや糖質の面では他の麺類よりも数値が高いビーフンですが、ダイエットをしている人にうれしいのがそのGI値の低さです。うどんのGI値が85、パスタが65なのに対して、ビーフンのGI値は52となっています。
また、ビーフンには小麦粉などに含まれるグルテンが含まれていないので、グルテンフリーの食生活を実践している人にも注目されています。
ビーフンの戻し方は?
ビーフンを調理する際には乾燥した麺を戻す必要があります。
戻し方は、たっぷりのお湯の中にビーフンを入れ茹でるだけ。このとき、お湯を強火でグラグラと沸騰させず、ふつふつと沸く程度のお湯で茹でるのがポイントです。茹でる時間はどんな料理に使うかによって異なり、焼きビーフンや汁ビーフンの場合は湯で時間約4分、和え物やサラダなどに使う場合は約6〜7分程度となります。
麺を茹でたら、ザルにあけて水でよく冷やし、水気をしっかりと切りましょう。しっかりと水を切っておかないと、焼きビーフンやサラダなどに使う際にべちゃっとした食感になってしまいます。水切りしてしばらく置いておく場合は、少量の油をまぶしておくことで麺がくっつきにくく、調理しやすくなるのでおすすめです。サラダに使う場合は、油の代わりにドレッシングをまぶしておきましょう。
ビーフンと「春雨」「フォー」の違いとは?
ビーフンと春雨の違い
「春雨」とは、緑豆のデンプンから作られる麺です。
ビーフン同様、中国から日本へ伝わってきました。日本では緑豆のデンプンが手に入りにくいため、じゃがいもやさつまいもなどのデンプンで作られるものも多く出回っています。ビーフンは米から作られるため、春雨とは原材料が異なるのです。春雨はビーフン同様さっと茹でて戻し、サラダやスープ、炒め物、鍋の具材などに使われます。
ビーフンとフォーの違い
「フォー」とはビーフンと同様に米を原料として作られる麺で、ベトナム発祥の食べ物です。
ビーフンと原料が同じため風味もよく似ています。両者の違いは麺の形状で、丸く細いビーフンに対して、フォーは平打ちの麺となっています。フォーはうどんやラーメンのようにスープに入れて食べるのが一般的です。スープの種類はさまざまで、牛肉ベースのスープで作ったものは「フォーボー」、鶏ベースのスープで作ったものは「フォーガー」と呼ばれます。
DELISH KITCHENのビーフンレシピをご紹介
キャベツ入りビーフン
焼きそばのようにささっと作れるのが魅力の焼きビーフン。こちらのレシピは豚肉やキャベツ、にんじん、ねぎと具沢山なので、一皿でも大満足でしょう。ビーフンを炒める際には、茹でた後水気をしっかりと切るのがポイントです。そうすることで水っぽくならず、調味料がしっかりと絡みます。どんな野菜でも作れるので、お好きな野菜でアレンジしてみてはいかがでしょうか。
糸こんにゃくのビーフン風炒め
糸こんにゃくを炒めてビーフン風に仕上げましょう。糸こんにゃくは一度下ゆでし、フライパンで乾煎りすることでしっかりとしたビーフンのような食感になります。こんにゃくを食べているとは思えない食べ応えに満足まちがいなしです。桜えび、もやし、卵も加えた具沢山の一皿をお楽しみください。
万能だれで生春巻き
見た目も美しい生春巻きに、ビーフンを入れてボリュームアップ!食べ応えのある一品に仕上がります。豆板醤で辛味を加えた味噌だれと一緒に食べれば、手が止まらないおいしさです。ここではチキンやえびを使っていますが、お好きな具材を巻いてお楽しみください。パーティーメニューやおもてなし料理にもおすすめです。
手軽に調理できるビーフンは忙しいときの味方
キッチンに常備でき、食べたいときにささっと調理できるのが魅力のビーフン。炒め物にすれば肉や野菜などもたっぷりと食べられます。こちらの記事ではビーフンを具にした生春巻きのレシピもご紹介しているので、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。