ユッケとは?ユッケのおすすめレシピもご紹介!
作成日: 2020/06/18
韓国料理店や焼肉専門店などのメニューにある「ユッケ」とはどんな料理かご存じですか。生肉を使ったユッケ、肉のどの部位を使用したものか知らない人は多いかもしれません。こちらの記事では、ユッケの特徴やユッケジャンとの違い、ユッケの安全性などについてご紹介します。
また、DELISH KITCHENのおすすめユッケレシピもご紹介するのでお楽しみに。
ユッケとは?
韓国料理の一つ「ユッケ」とは、生肉の刺身のことを指します。ユッケで使用される肉は主に牛肉で、部位はもも肉となります。特に、うちもも肉はとてもやわらかく、濃厚な旨味があることで知られています。牛のもも肉といえば牛のたたきやローストビーフなどにも使われる部位で、高級なものになるとサシがたっぷりと入る部位なのです。
牛肉をカットしたものに醤油やごま油、にんにくなどで調味し、上に卵黄がのっているものが多く見られます。ユッケの食べ方のポイントは、お皿の中のものをよくかき混ぜること。梨やりんご、きゅうりなどの千切りが添えてある場合、これらは混ぜずにユッケと交互につまみながら食べるのがおすすめです。
ユッケジャンとは?
「ユッケジャン」とは、牛肉や野菜などでつくる辛味のあるスープのことを指します。ユッケが入ったスープと勘違いしている人も多いようですが、実はまったく異なる料理なのです。ユッケジャンは唐辛子がたっぷりと入っているので見た目が真っ赤なのも特徴です。牛肉や内臓、スジなどでだしを取り、粉唐辛子、にんにく、醤油、ごま油、コチュジャンなどで味付けします。
もともとは犬の肉を使う料理だったようですが、宮廷料理に取り入れられる際に犬肉から牛肉へと変わったようです。具には、細切りの牛肉や野菜のナムルなどが使用されます。牛肉の代わりに鶏肉を使ったものは、「タッユッケジャン」や「タッケジャン」と呼ばれています。
桜ユッケとは?
「桜ユッケ」とは、馬肉を使ったユッケのことです。馬肉は桜肉と呼ばれ、牛肉に比べてあっさりとしていて甘みがあるのが特徴です。桜ユッケに使われるのは馬肉の赤身の部位で、クセがなくさっぱりと食べられるのも人気の理由でしょう。
牛肉のユッケと同様に、細く刻んで調味し、卵黄をのせて食べるのが一般的です。
ユッケの安全性は?
飲食店などでレバ刺しの提供は禁止されていますが、ユッケは条件付きで提供することが認められています。ただし、生食用肉専用の設備の確保や食材の保存方法などの条件は厳しく、条件をクリアすることは難しいとされています。条件を満たした飲食店には、その旨の表示があるのでチェックしておきましょう。
生肉であるユッケは食中毒の危険性もあるので、飲食店では食中毒のリスクがある旨を表記することも義務付けられています。また、子どもや高齢者、その他食中毒に対する抵抗力の弱い人は生肉の摂取を控えるよう推奨されています。お店などで提供されたユッケは放置しておかず、すぐに食べるようにしましょう。
DELISH KITCHENのユッケ風レシピ5選
ここでは、DELISH KITCHENの生肉を使わないユッケ風レシピを5つご紹介します。
マグロユッケ丼
ご飯がすすむユッケ丼をマグロで作りましょう。ごま油とにんにくの風味が後引くおいしさです。調味液にマグロを漬ければ、後は器に盛り付けるだけと簡単。卵黄とよく混ぜて召し上がれ。
生ハムユッケ
コチュジャンとごま油を使った本格的な味!お酒との相性が良い生ハムを、ユッケにアレンジしたおしゃれな一品です。きゅうりのシャキシャキ感と大葉のさわやかな風味も一緒にお楽しみください。
アボカドとマグロのユッケ
ユッケの魅力は加熱調理が不要なこと。材料を切って和えるだけなので、もう一品ほしいときにもおすすめです。アボカドと卵黄のまろやかさがマグロに絡んだ、女性にも人気のレシピです。
サーモンユッケ丼
コチュジャンで辛味を効かせたサーモンユッケ丼。辛いのが苦手な人はコチュジャンの量を調節して作ってみてください。お好みの薬味を散らして仕上げましょう。
コンビーフのユッケ風
缶詰のコンビーフを使えばいつでもユッケを作ることができます。ビールや日本酒、焼酎などにもよく合うので、今晩のおつまみにいかがですか。
あっという間に作れるユッケはおつまみにもおすすめ
飲食店でもなかなか食べることができない生肉料理のユッケ。ユッケは鮮度が命なので、お店で食べる際には放置せずすぐに食べ切るようにしましょう。
家庭では、生肉を使用しないユッケを作ってお楽しみください。こちらでご紹介したレシピはどれもあっという間に作れるものばかりなので、料理が苦手な人でも簡単に作れるでしょう。