フロランタンはどんなお菓子?歴史やアレンジレシピをご紹介
作成日: 2022/11/25
フロランタンは洋菓子店などで購入できるお菓子でしたが、近頃ではコンビニでも目にするようになり、気軽に手に入れやすくなりました。どんなものか、すぐにイメージできる方も多いのではないでしょうか。一方で、その定義まではしっかりとわからない、という方はいませんか?
そこでこの記事ではフロランタンの特徴やその由来、歴史やレシピなどをご紹介します。
フロランタンの特徴
フロランタンとは、厚めに焼いたサブレ生地に、スライスアーモンドなどをのせてキャラメルソースでコーティングしたお菓子です。
表面のカリッとした食感とサブレ生地のサクサク食感が楽しめるほか、キャラメルの香ばしさとまろやかな甘さが贅沢な一品です。
フロランタンの意味・歴史
「フロランタン」という名称は、フランス語で「フィレンツェ(イタリアの都市の名称)の」という意味があります。
また、フィレンツェの語源である花の女神の町「フロレンティア」が組み合わさり、フロランタンになったともいわれています。ちなみに、フロランタンのドイツでの呼び名は「フロレンティーナ」です。
フランスのお菓子として知られているフロランタンですが、実はイタリアが発祥です。
フランスに伝わった経緯ははっきりしていませんが、フィレンツェ生まれの名家の令嬢カトリーヌ・ド・メディシスが、フランス王アンリ2世に嫁ぐ際に伴った菓子職人によってフランスに伝えられたという説があります。
一方で、パリの菓子職人フロランが考案し、自らの名前からフロランタンと名付けたという説もあるようです。
DELISH KITCHENのフロランタンのレシピ
ここからは、おうちで作れるフロランタンのレシピをご紹介します。
フロランタンのレシピ
まずは、サブレ生地にキャラメルアーモンドをのせた、基本的なフロランタンのレシピをご紹介します。
フロランタン
作りやすいフロランタンのレシピです。サクサクの生地とアーモンドの風味が魅力の出来立てフロランタンを、コーヒーや紅茶と一緒に味わってみてください。
チョコレートフロランタン
土台のサブレ生地を、ココア風味にアレンジしたフロランタンのレシピです。定番も美味しいのですが、ココアとキャラメルの組み合わせもまた絶品。チョコ好きの方は、ぜひこちらも試してみてください。
チョコとオレンジのフロランタン
キャラメル部分にオレンジピールを使ったフロランタンをご紹介します。オレンジピールのほのかなほろ苦さやさわやかさが加わることで、一味違ったフロランタンに仕上がります。
材料をアレンジしたフロランタンのレシピ
次に材料をアレンジして作れるフロランタン風のレシピをご紹介します。アレンジすることで、より手軽にフロランタンが味わえます。
春巻きの皮でザクザクフロランタン
こちらのレシピではフロランタンの土台に春巻きの皮、キャラメルソースには市販のキャラメルを使い、トースターで焼き上げます。手軽に作れるおやつにぴったりのフロランタンです。
食パンで簡単!ザクザクフロランタン
角切りにした食パンとレーズン、スライスアーモンドで作る、一風変わったフロランタンのレシピです。ザクザクとした食感と甘い香りがたまりません。食パンがあったらぜひ試してみてください。
フロランタン風お菓子のレシピ
基本のフロランタンとはまた違った魅力の「フロランタン風」のお菓子のレシピをご紹介します。
フロランタン風♪ピーナッツパイ
冷凍パイシートを使った、フロランタン風のスイーツをご紹介します。サクサクのパイ生地とピーナッツがベストマッチ。レーズンを加えるなどアレンジしてもよさそうですね。
フロランタンのカットのコツ
フロランタンが焼き上がったら食べやすくカットしましょう。
カットは粗熱がとれてから行います。しかし、完全に冷めてしまうとキャラメル部分が硬くなって切りづらくなるため、ほんのりと熱が感じられる程度がよいでしょう。
使用する包丁は波刃包丁がおすすめです。まずはアーモンドの部分に少し切り込みを入れ、包丁を前後に動かしながらカットします。
フロランタンはサブレ生地にアーモンドがのったお菓子
香ばしい風味とサクサクの食感が楽しめる人気のお菓子フロランタン。フロランタンの発祥については諸説あり、はっきりとは分かっていませんが現在はフランスのお菓子として親しまれています。
基本のフロランタンからアレンジものまでご家庭でも作れますので、ぜひ試してみてください。