台湾唐揚げ「大鶏排(ダージーパイ)」とは?味や特徴・作り方まで徹底解説!
作成日: 2023/05/25
更新日: 2023/07/26
見た目にインパクトがある大鶏排(ダージーパイ)とはどのような料理なのでしょうか。台湾へ旅行したことがある方は、1度は見たことがあるかもしれません。今回は、台湾料理の大鶏排(ダージーパイ)についてご紹介します。
「大鶏排(ダージーパイ)」とは?
「大鶏排(ダージーパイ)」とは、サイズの大きな台湾の唐揚げのことです。
「鶏排(ジーパイ)」が「鶏の唐揚げ」という意味で、大きさが大きなことから「大(ダー)」をつけて「大鶏排(ダージーパイ)」と呼ばれています。名前に「大」とつくとおり、人の顔が隠れるほどの大きなサイズが特徴です。
中国、台湾料理で使用される「五香粉(ウーシャンフェン)」が材料に使われており、独特なスパイスの風味を楽しめます。味付けは、タレに漬け込んで下味をつけるのでしっかりとした味とスパイスの風味が柔らかくジューシーな鶏肉と相性抜群。ザクザクとした食感の衣も大鶏排(ダージーパイ)の魅力のひとつです。
台湾の屋台などでは、辛さを選べることもあります。少し辛味が強いので、辛さが苦手な方は屋台の方にお伝えしてみてください。
「大鶏排(ダージーパイ)」の特徴とは?
大鶏排(ダージーパイ)の特徴をご紹介します。
大きなサイズ
まずは、日本の唐揚げにはない大きなインパクトのあるサイズが特徴です。使用しているのは鶏むね肉で、厚みのある部分を包丁で開き、何度も叩いて薄く伸ばすことで大きなサイズとなります。
叩くことによりサイズが大きくなるだけでなく、鶏肉の繊維が切れて食感がより柔らかになり、食べやすい唐揚げに仕上がります。
衣のザクザク食感
ザクザクとした食感の衣には、キャッサバ粉が使用されています。キャッサバ粉はタピオカの原料で、これを使用することにより衣のザクザク、カリカリとした食感が強まります。
ミックススパイス「五香粉(ウーシャンフェン)」
「五香粉(ウーシャンフェン)」とは、花椒、茴香、八角、シナモン、クローブなどで作られる混合スパイスのことです。
茴香・八角は漢方にも使用されるスパイスで、独特な風味があるのが特徴です。また、八角やシナモンにより、甘く華やかな香りもします。
中国・台湾では、炒め物・揚げ物・煮物など、さまざまな料理に使われています。台湾料理には欠かせないスパイスとも言えるでしょう。
そんな五香粉(ウーシャンフェン)で味つけられた大鶏排(タージーパイ)は、独特なスパイスの風味を楽しめるのが特徴です。
お家で再現!DELISH KITCHENの大鶏排(ダージーパイ)のレシピ
最後に台湾料理の大鶏排(ダージーパイ)のレシピをご紹介します。ぜひご家庭でつくってみてください。
準備する材料
台湾では、タピオカの原料であるキャッサバ粉を使用しますが、今回は白玉粉で代用します。白玉粉を入れることで、より衣がザクザクとした食感になります。
基本材料
・鶏むね肉 :1枚(250g)
・サラダ油 :適量
☆漬けだれ調味料
・五香粉 :小さじ1/2
・おろしにんにく:小さじ1/2
・おろししょうが:小さじ1/2
・酒 :大さじ2
・みりん :大さじ2
・砂糖 :小さじ1
・しょうゆ :大さじ1
衣
・白玉粉 :大さじ2
・片栗粉 :小さじ2
調理方法
①鶏肉は皮目を下にしてまな板などにおき、上にラップをのせてめん棒などでたたいて薄くのばす。
②バットに☆を入れて混ぜる。1の鶏肉を広げて入れ、上下を返して全体にからめる。落としぶたのようにラップをのせ、冷蔵庫に入れて1時間ほどおく。
③白玉粉と片栗粉を混ぜて2の鶏肉全体にまぶす。
④フライパンの底から2cmくらいまでサラダ油を入れて170℃に熱し、3を入れて3分ほど揚げる。裏返して3〜4分ほど肉に火が通るまで揚げる。
大鶏排(ダージーパイ)
鶏むね肉1枚を使って、ボリュームのある大鶏排(ダージーパイ)をつくってみましょう。五香粉(ウーシャンフェン)を使うので、日本の唐揚げとは違った味を楽しめますよ。お肉が大きいので裏返すときは、注意しましょう。
「大鶏排(ダージーパイ)」は五香粉のスパイスと衣が特徴の台湾唐揚げ
大鶏排(タージーパイ)は台湾の唐揚げのひとつですが、日本の唐揚げとは特徴が異なります。大きなサイズにインパクトがあり、五香粉(ウーシャンフェン)の香りとキャッサバ粉を使用したザクザクとした食感が特徴です。五香粉(ウーシャンフェン)を使用すると日本にいながら本格的な大鶏排(タージーパイ)をつくれるので、ぜひレシピにも挑戦してみてくださいね。