牛肉「つらみ」ってどこの部位?その特徴や味を解説!
作成日: 2023/05/26
「つらみ」というお肉の部位をご存じでしょうか。その特徴や味について、今回は詳しくご紹介します。
「つらみ」とは顔(ツラ)のお肉
「つらみ」の「つら」は「面(ツラ)」、つまり顔から来ています。「面(ツラ)の身」が転じてツラミと呼ばれるようになりました。
牛の顔の肉の部位のことを言い、厳密にはほほ肉、こめかみ、頭部にかけてのお肉のことを指します。牛1頭から1kg程度しか取れないという希少部位のため、スーパーなどよりは焼肉店やお肉の専門店などで見かけることが多いです。
濃厚な旨味と歯応えが特徴
つらみの味の特徴としては、旨みが強く、コクが深いため噛めば噛むほど味を楽しむことができます。
また、しっかりとした肉質も特徴で、むちっとした弾力が魅力の部位です。
その理由としては、顔の筋肉は口を開けたり噛んだりとよく動かすことがあるため、発達していることが挙げられます。
煮込み料理が定番
旨みが強く歯応えのあるつらみは、煮込み料理に使われることがよくあります。
例えば、フランス料理の「牛ほほ肉のワイン煮」や、牛や牛骨を長時間煮込んで作る韓国のスープ「ソルロンタン」などが挙げられます。
そのまま焼いて食べてももちろん美味しい部位ではありますが、筋肉が発達している分、繊維質で噛み応えがあるため、煮込むことでより柔らかくなり食べやすくなります。
また、焼肉屋などで焼いて食べるために提供される場合は、噛み切りやすいように薄くスライスされていることが多いです。
おいしい「つらみ」の見分け方
おいしいつらみを選ぶには、まず「赤身が鮮やかかどうか」が基準の一つです。
赤みが鮮やかな色をしている方が、空気に触れて酸化しておらず新鮮な証拠です。
赤みがくすんでいたり、表面が乾燥したりしている場合はお肉をさばいてから時間が経過しているといえます。
また、ドリップ(液)がでていないかも大切です。「ドリップ」とは、冷凍された肉を回答する際に肉から分離されて出る液体のことで、お肉のうまみ成分や栄養素も一緒に流れ出てしまうため、ドリップが多いほど味が落ちてしまいます。
「つらみ(牛ホホ肉)」を使ったDELISH KITCHENのレシピ
「つらみ」の部位を使ったおいしいDELISHKITCHENのレシピをご紹介します。
牛ほほ肉の赤ワイン煮
特別な日にもピッタリの、牛ほほ肉がゴロゴロ入った赤ワイン煮です。圧力鍋等を使わずお家のフライパンで作ることができます。バターと赤ワインの芳醇な香りが食欲をそそります。
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つらみの特徴を知って、おいしく食べよう!
ごちそう料理にもピッタリのつらみ。その特徴や味を知って、おいしさを楽しんでみてください。