台湾料理「魯肉飯(ルーローハン)」とは?レシピもご紹介
作成日: 2023/06/28
更新日: 2023/07/26
「魯肉飯(ルーローハン)」をご存じですか?台湾の定番料理として親しまれており、台湾では魯肉飯を提供しているお店がたくさんあります。日本でも人気のあるメニューで、魯肉飯をお店で見かけることもあるかもしれません。魯肉飯は日本と本場台湾での食べ方が異なるのですが、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、魯肉飯の特徴や日本と台湾の食べ方の違い、おすすめレシピをご紹介します。
台湾料理「魯肉飯(ルーローハン)」
魯肉飯(ルーローハン/ルーローファン/lǔròu fàn)とは、豚バラ肉を生姜で甘辛く味付けして白米にのせ、煮汁をかけた台湾の料理です。台湾では「滷肉飯」とも書き、「滷」は「醤油などで甘辛く味付けした」という意味があります。
豚バラ肉の大きさは特に決まっておらず細かく刻んだり、短冊状に切ったりとさまざま。味付けも、濃厚なものからさっぱりめなもの、香辛料が効いているものまで種類が豊富です。
魯肉飯は肉屋で余った脂身や切り落としなどを煮込んだものが始まりだそうで、その後、白米にかけて食べられるようになりました。
魯肉飯の味わい
魯肉飯は、醤油ベースの甘辛いたれで味付けされています。たれには、生姜やにんにくの他、いくつかのスパイスが使われています。本場台湾では、八角や五香粉(ウーシャンフェン)がよく使われます。台湾のスパイスは甘く華やかな香りに、ほんのりと薬膳の風味が感じられるものが多いです。台湾スパイスと醤油ベースの甘辛いたれが染み込んだ豚肉は、ホロホロと柔らかな食感で味も良く、白米との相性が抜群です。
八角と五香粉(ウーシャンフェン)については、以下の記事で解説しているのでご覧ください。
魯肉飯の食べ方
日本と台湾では魯肉飯の食べ方が少し異なります。
日本ではメインの丼ものとして食べられますよね。豚バラ肉に青菜や煮卵が添えられているのをよく目にします。
一方、台湾では通常のお茶碗サイズの魯肉飯を、メインのおかずとスープと一緒に食べるのが一般的です。メインの炒め物やおかずなどは別なので、ボリューム満点で満足感をたっぷり感じられますよ。
DELISH KITCHENの魯肉飯レシピ
ここからは、魯肉飯のレシピをご紹介します。
準備する材料(2人前)
・豚バラブロック肉:300g
・しょうが :1かけ
・ごま油 :大さじ1
・ゆで卵 :2個
・白ごはん :2人分
・小松菜(ゆで) :適量
☆
・砂糖 :大さじ2
・酒 :大さじ2
・しょうゆ :大さじ2
・オイスターソース:大さじ1
・酢 :大さじ2
・水 :200cc
調理工程
①しょうがはみじん切りにする。
②豚肉は1cmの角切りにする。
③フライパンにごま油を入れて熱し、しょうがを炒め、香りがたってきたら豚肉を加えて色が変わるまで中火で炒める。
④☆を加えて混ぜ、ゆで卵を加える。落しふたをして煮立ったら弱火で30分煮込む。
ルーローハン
甘辛く煮た豚バラ肉をご飯にたっぷりのせたルーローハンです。豚バラ肉は角切りに切っているので食べやすいです。豚バラ肉と一緒に煮込んだ煮卵が絶品。がっつり食べたいときにおすすめです。
濃厚こってりルーローハン
八角の香りが広がる本格的なルーローハンです。豚バラ肉は調味料で煮込む前にしっかり炒めることで旨味が引き出され香ばしさがプラスされます。砂糖の代わりに黒蜜を使っているので味にコクや深みが出ます。食べ応えのある一品です。
台湾の定番料理である魯肉飯を作ってみよう
魯肉飯とは、豚バラ肉を生姜で甘辛く味付けして白米にのせ、煮汁をかけた台湾料理です。大衆的な飲食店でよく目にすることができる台湾定番料理のひとつです。日本ではメインの丼ものとして食べられますが、台湾ではお茶碗サイズの魯肉飯がメインのおかずやスープと一緒に食べられています。
魯肉飯はご家庭でも作ることができます。八角と五香粉を使うと本格的な仕上がりになりますが、なくても美味しく作れます。ぜひ魯肉飯を中華の副菜レシピと共に作ってみてくださいね。