八角は中華料理だけじゃない?特徴やレシピご紹介!
作成日: 2021/04/15
八角は和食ではあまり馴染みがないものの、中華料理やスパイスが好きな人なら知っているかもしれません。また、八角は中華料理に使うイメージが強いスパイスですが、さまざまな国の料理にも使われています。
この記事では、八角の特徴や八角を使ったおすすめレシピをご紹介します。これまで八角をよく知らなかった人も、見かけたら手に取ってみたくなるはずです!
八角とは
八角は中国が原産の「トウシキミ」の果実を乾燥させた、独特な甘い香りを放つスパイスです。八枚の細長い花びらを持つお花のような、可愛らしい形をしています。
ちなみに、同じように甘い香りを持つスパイスにスターアニスやフェンネル(和名:ウイキョウ)があります。
スターアニスは八角の別名で、八角がヨーロッパに伝わった際、同じように甘い香りを放つアニスと区別するために「スターアニス」と呼ばれるようになりました。
しかし、ウイキョウは植物自体、種類が異なる八角とは別物です。
なお、中国ではポピュラーな複数のスパイスを混合した「五香粉」にも含まれています。また、八角は中華料理以外にもインド料理やインドネシア料理、マレーシア料理、ベトナム料理などにも使われるスパイスです。
八角を使ったDELISH KITCHENのレシピ
八角を使ったレシピを「主菜」「主食」「副菜・スープ」に分けてご紹介します。
【主菜】
本格豚の角煮
いつもの豚の角煮に八角を加えて、ひと味違った風味を味わいましょう。
柔らかく煮込んだ角煮はおかずにもおつまみにもなりますよ。ほろほろの角煮をお楽しみください。
氷砂糖で豚の角煮
氷砂糖やオイスターソースのコク深い味に八角の甘い香りが加わった、まろやかな豚の角煮です。
じっくり煮込んだ本格的な角煮はおもてなし料理にもなりますよ。
トンポーロー
日本の豚の角煮とよく似ているトンポーロー。
八角と紹興酒を使って本場の味に近づけます。圧力鍋で加熱して、お箸で切れるほど柔らかくしましょう。仕上げに水溶き片栗粉でとろみをつけるのがポイントです。
中華風チャーシュー
少し手間をかけておうちでチャーシューを作ってみましょう。
パンチのあるしょうがとにんにくの香りとタレに使う八角の香りが混ざり合い、絶妙な香りが漂います。ちょっと贅沢なおつまみとしてもおすすめです。
スペアリブの中華風煮込み
スペアリブを八角や紹興酒、黒酢で中華風に煮込んでみました。
八角の香りと黒酢の酸味がほどよいアクセントになりますよ。鮮やかな色合いのチンゲン菜も添えて彩りよく盛り付けてみてください。
圧力鍋でスペアリブ
圧力鍋で柔らかく食べやすいスペアリブが作れます。
ほのかに香る八角の甘さと豆板醤の辛みがきいた濃厚なタレがしっかり染み込み、ごはんを何杯でも食べられそうな仕上がりです。
大根と手羽元の中華風黒酢煮
黒酢を使った、大根と手羽元の中華風の煮物です。
作り方は材料を炊飯器に入れて、加熱するだけととっても簡単!八角を入れると本格的な中華料理風になるのでお試しください。
手羽元とごぼうのおから中華炒め煮
手羽元をごぼうやおからと一緒に煮込みます。
調味料が染み込んだおからが手羽元やごぼうに絡み付き、味や風味をしっかり満喫できます。八角を入れて風味豊かにいただきましょう。
【主食】
濃厚こってりルーローハン
台湾の屋台や食堂でもお馴染みのルーロンハンをおうちで再現できます。
こってり濃厚な味付けも、八角の香りを加えることで最後まで飽きずにペロっと食べられます。
ラムビリヤニ
八角のほかにシナモンやクローブなど、複数のスパイスで香り付けをするインド版の炊き込みごはんです。
日本ではあまり食べられない刺激的なごはんにパクチーを乗せて異国情緒を楽しみましょう。
割包
フワッと柔らかい生地に甘辛い味付けをした豚肉を挟む割包(グワパオ)です。
強力粉と薄力粉で生地から手作りしてみましょう。八角とはちみつの風味がたまりません。
【副菜・スープ】
さつまいもの八角煮
さつまいもの煮物に八角を加える、シンプルな副菜です。
甘辛い砂糖しょうゆの味付けのなかに香る八角の独特な香りで、ひと味違ったさつまいもになります。手軽に作れるのでおやつにもよいですね。
バクテー
マレーシアやシンガポールでよく食べられているスープ、バクテーです。
見た目はシンプルですが、スペアリブを使った豪華なスープなんですよ。八角がほかのスパイスと絶妙な風味を生み出します。
手羽先の薬膳スープ
寒い日に食べたい手羽先の八角入り薬膳スープ。
ダシが染み出す乾燥しいたけも入れて時間をかけて煮込みます。ボリューミーで満足できるうえに最後まであっさりいただけるひと品です。
中華料理だけじゃない!八角をレシピに取り入れてみよう!
八角はトウシキミの実を乾燥させた見た目にも可愛らしいスパイスです。
別名スターアニスとも呼ばれているため、店頭で「八角」が見つからなければ「スターアニス」で探してみましょう。また、八角は中華料理だけでなくインド料理やマレーシア料理など東南アジアの国々でも使われています。
今回ご紹介したレシピを参考に、八角を使った新しいメニューに挑戦してみてください。