DELISH KITCHEN

ちゃんぽんのおすすめ具材は?定番具材からアレンジ具材までご紹介

作成日: 2023/08/30

豚肉や魚介類、野菜などたっぷりの具材が入っているちゃんぽん。作るときにどのような具材を入れようか迷ってしまう方も多いかもしれません。ちゃんぽんは具材の組み合わせ次第でいろいろなバリエーションを楽しめますよ。

また麺をアレンジしたり、調味料で味変したりと、さまざまな味わい方ができます。

この記事では、基本から変わり種までちゃんぽんの具材をまとめました。味変におすすめの調味料や麺のアレンジ、おすすめレシピについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

  1. ちゃんぽんとは?
    1. ちゃんぽんの特徴
  2. 定番の具材一覧
    1. 基本の定番具材
      1. キャベツ

      2. もやし

      3. にんじん

      4. 豚肉

      5. イカゲソ

      6. エビ

      7. かまぼこ

      8. しめじ

    2. アレンジちゃんぽんの具材
      1. チーズ

      2. 肉味噌

      3. 生卵/半熟卵

      4. トンカツ

      5. ホタテ

      6. さつま揚げ

      7. コーン

      8. 白菜

      9. ニラ

      10. 絹さや

      11. きくらげ

      12. 玉ねぎ

  3. 味変におすすめの調味料
    1. こしょう
    2. 柚子胡椒
    3. お酢
    4. バター
    5. ソース
  4. 具材以外に麺もアレンジできる?
    1. ちゃんぽんうどん
      1. ちゃんぽんうどん

    2. ちゃんぽんそうめん
      1. ちゃんぽんそうめん

    3. ちゃんぽんあんかけ焼きそば
      1. ちゃんぽん麺であんかけ焼きそば

  5. DELISH KITCHENのおすすめのちゃんぽんレシピ
    1. スープから作るちゃんぽん
  6. お好みの具材でちゃんぽんを楽しもう

ちゃんぽんとは?

ちゃんぽんとは、長崎県が誇る人気の郷土料理で野菜、肉、魚介類など数十種類の具材を炒めて、鶏ガラや豚骨でとったスープを加えたところに特製の太麺を入れた料理です。麺とスープを一緒に煮込むので、中華鍋一つで作れます。多くの具材が入っているので、栄養価が高い料理です。

豚骨ベースの濃厚なスープが特徴の長崎ちゃんぽんと、鶏ガラや魚介類からとったあっさりめなスープが特徴の小浜ちゃんぽんが有名で、小浜ちゃんぽんには卵がトッピングされていることが多いです。

ちゃんぽんという名前は、中国語の簡単なご飯という意味の「喰飯(シャンポン)」がなまったものが由来という説と、ポルトガル語の混ぜる・混合するという意味の「ちゃんぽん」がなまったものが由来という説など、複数の諸説があります。

ちゃんぽんの特徴

ちゃんぽんはスープが白濁色なのが特徴ですが、これは乳化によるものです。本格的なちゃんぽんはラードなどの油で具材を炒めます。具材と熱々のスープが混ざることで乳化が起こり、白くにごります。乳化とは、水と油のように分離し合う関係のものが、均一に混ざり合わさることです。

ちゃんぽんの麺は通常の中華麺ではなくちゃんぽん麺を使用しています。中華麺はかん水を使用しますが、ちゃんぽん麺は唐灰汁(とうあく)を使用して作られます。ちゃんぽん麺は中華麺より太くてコシがあるのが特徴です。唐灰汁は炭酸ナトリウムが主な成分で、これにより独特な風味と、やわらかくもちもちとした食感を生み出しています。

定番の具材一覧

ここからはちゃんぽんの定番具材をご紹介します。

基本の定番具材

まずは基本の定番具材についてご紹介します。ご家庭に常備してある食材も多いのではないでしょうか。お好みの具材を組み合わせてアレンジしてください。

キャベツ

ちゃんぽんの野菜といえばキャベツです。キャベツ本来の甘みがスープと合わさると、ちゃんぽんの美味しさが増しますよ。食べ応えのあるちゃんぽんを作る場合は、大きめにカットすると具材にボリュームが出ます。

もやし

もやしはちゃんぽんには欠かせない具材です。クセのない味なので、他の具材を引き立てる名脇役です。ひげ根を取るとシャキシャキとした食感が際立ち、口当たりもよくなります。そのままでも使えますが、時間があったら下処理をしてみましょう。

にんじん

ちゃんぽんは緑や白の具材が多いので、にんじんを入れることで彩りが鮮やかになります。切り方は、薄めの短冊切りにすることが多いです。野菜はしっかり炒めると旨味が増しますよ。

豚肉

食べ応えのある豚肉はちゃんぽんには欠かせません。さまざまな部位がありますが、豚バラ肉や豚こま肉を使うのがおすすめ。具材を炒めるときは豚肉を始めに炒めて旨味を引き出します。豚肉の旨味がスープにしっかり溶け出してコクが出ます。

イカゲソ

魚介類はちゃんぽんに欠かせない具材です。イカゲソのコリコリとした食感がアクセントになります。イカゲソの旨味がスープに溶け出し、ちゃんぽんの味をより一層引き立ててくれます。

エビ

えびを加えることでプリプリの食感や旨味を楽しめます。ちゃんぽんがより深い味わいになります。手軽に作るには冷凍えびやむきえびがおすすめ。シーフードミックスを使うといろいろな魚介類が一度に味わえます。

かまぼこ

かまぼこは切って加えるだけなので下処理も簡単。細切りにして加えることが多いです。ピンクのかまぼこを使うのが一般的で、ちゃんぽんが彩り華やかになりますよ。

しめじ

きのこもちゃんぽんには欠かせない具材です。しめじは石づきを包丁で切り落とし、手でほぐして加えましょう。風味が落ちてしまうので、水洗いせずに使ってください。

上の具材に加えて、春には「あさり」、冬には「かき」など旬の具材を入れても美味しく仕上がります。

アレンジちゃんぽんの具材

続いてアレンジ具材をご紹介します。ちゃんぽんに合うのかと驚く意外な具材もあるかもしれませんが、ぜひお試しください。新たな発見がありますよ。

チーズ

ピザ用チーズをちゃんぽんの上にのせると、濃厚でコクのあるスープになります。とろけたチーズがちゃんぽんに絡んで美味しいです。粉チーズもおすすめ。スープがまろやかになり、ひと味違った味わいが楽しめます。

肉味噌

肉味噌をトッピングしてスープと混ぜながら食べると、濃厚な味わいに。肉味噌は豚ひき肉を使うのが一般的です。お好みの味の肉味噌を作ってひと味違うちゃんぽんを楽しんでみてはいかがですか。

生卵/半熟卵

ちゃんぽんの真ん中に生卵や半熟卵を落とします。まずスープと具材本来の旨味を味わってから黄身を割って混ぜるのがおすすめ。具材や麺に絡めながら食べると、ちゃんぽんがまろやかな味に変化します。

トンカツ

ちゃんぽんの上にトンカツをのせる、インパクトがあり、豪快な一品「トンカツちゃんぽん」はテレビでも紹介されています。想像のつかない組み合わせですが、トンカツの衣にあんが絡んで美味しく、サクサクの衣はもちろん、スープが染み込んだ衣も絶品です。トンカツにソースをかけると味変も楽しめます。

ホタテ

肉厚でプリプリの食感が魅力的なホタテ。旨味が野菜に染み込み、ちゃんぽんがワンランク上の美味しさに。貝柱やベビーホタテなどお好みのホタテを使ってください。

さつま揚げ

旨味たっぷりのさつま揚げもちゃんぽんにぴったりの具材です。かまぼこと同じ魚介練り製品なので他の具材との相性も抜群。かまぼこの代わりに使うのもおすすめです。

コーン

コーンの黄色もちゃんぽんの彩りを鮮やかにしてくれます。缶詰や冷凍のコーンを使うと、手軽にプラスできますよ。コーンの甘さがちゃんぽんの美味しさを引き立てます。

白菜

キャベツの代わりに白菜を使うのもおすすめ。白菜は淡白な味なのでどんな材料とも相性抜群です。加熱すると水分が出てかさが減るので、たくさん食べられます。煮込むと白菜にちゃんぽんの旨味が染み込みます。

ニラ

鮮やかな緑色で独特の香りがあるニラは、ざく切りにして使います。ニラのシャキシャキとした食感と風味がやみつきになる美味しさです。火が通りやすいので、最後に加えてさっと加熱しましょう。

絹さや

料理の彩りに欠かせない絹さやもちゃんぽんの具材にぴったり。使う前に筋取りをしてください。絹さやのシャキシャキ食感と色鮮やかさでちゃんぽんが華やかになりますよ。

きくらげ

きくらげのコリコリとした食感が具材と合わさり、良いアクセントになります。きくらげは水で戻した後に石づきを切り落とし、食べやすい大きさに切りましょう。細切りにして入れることもあります。

玉ねぎ

野菜炒めの具材に欠かせない玉ねぎもおすすめです。薄切りにして加えましょう。玉ねぎの甘みでちゃんぽんがより一層美味しくなります。

味変におすすめの調味料

ちゃんぽんは食べ応えがあるので途中で飽きてしまうこともあるかもしれません。そんなときはちゃんぽんの味を調味料でアレンジして楽しみましょう。ここからは、味変におすすめの調味料をご紹介します。

こしょう

ラーメンにこしょうをかける方も多いかもしれませんが、ちゃんぽんにもこしょうが合います。優しい味のちゃんぽんにこしょうの​​​​風味と辛さがプラスされ、味に深みが出て最後まで美味しく食べられますよ。

柚子胡椒

柚子胡椒の香りとピリッとした辛さで、ちゃんぽんの味が引き締まります。一口食べれば柚子胡椒の爽やかな香りが口いっぱいに広がり、一味違う味わいで、飽きずに最後まで楽しめます。

お酢

焼きそばにお酢をかけて食べる方もいるかと思いますが、ちゃんぽんにもお酢はよく合います。お酢を加えることで、ちゃんぽんがさっぱりとした味わいになり、深みが出て甘味も引き立ちます。スープがまろやかになりどんどん食べられます。

バター

味噌ラーメンにバターをトッピングするのは有名ですが、ちゃんぽんにもバターが合います。熱々のちゃんぽんにバターをのせれば、バターが溶け出してコクが加わり、まろやかな味わいがやみつきになる美味しさです。

ソース

ちゃんぽんのスープやあんは甘めの味なので、酸味の効いたソースを加えると味が引き締まります。最後まで飽きずに食べられますよ。ちゃんぽんにかけるのはウスターソースです。長崎県名物の皿うどんはウスターソースをかけるのが定番で、ちゃんぽんのお店では、酢、塩こしょうなどと一緒に置かれていることが多いです。見かけた際は、ぜひ試してみてください。

具材以外に麺もアレンジできる?

ちゃんぽんはちゃんぽん麺以外でも美味しく食べることができます。ここからは麺をアレンジしたレシピをご紹介します。ぜひご家庭にある麺でお試しください。

ちゃんぽんうどん

うどんを使ったちゃんぽんは、ちゃんぽん麺よりもあっさりとした味わいです。

ちゃんぽんうどん

ちゃんぽん麺の代わりにゆでうどんを使ったレシピです。フライパンひとつでできるので洗い物も少なく簡単に作れますよ。豚肉やシーフードの旨味がたっぷり詰まったスープはうどんとの相性も抜群。具材をアレンジして作るのもおすすめです。

ちゃんぽんそうめん

ちゃんぽん麺の代わりにそうめんを使うと、ちゃんぽんをさっぱりと喉越しよく食べられます。

ちゃんぽんそうめん

ちゃんぽん麺の代わりにそうめんを使ったちゃんぽんのレシピです。ごま油で具材をしっかり炒めて旨味を引き出します。仕上げにラー油と酢をかければ、スープに辛さ深みが増し、旨味がより一層引き立ちます。いつものそうめんの食べ方に飽きてしまったときにもおすすめのレシピです。

ちゃんぽんあんかけ焼きそば

ちゃんぽん麺をゆでずにカリッと香ばしく焼くことで、ひと味違った味わいを楽しめますよ。

ちゃんぽん麺であんかけ焼きそば

表面をカリカリに焼いたちゃんぽん麺の上に、野菜たっぷりの塩あんをかけたあんかけ焼きそばです。トロトロのあんとカリカリの麺の異なる食感がクセになる美味しさです。ボリューム満点で大満足できる一品です。

DELISH KITCHENのおすすめのちゃんぽんレシピ

ここからは基本のちゃんぽんの作り方をご紹介します。

スープから作るちゃんぽん

具だくさんで食べ応え抜群のちゃんぽんのレシピです。鶏ガラスープとオイスターソースを使うことで味が簡単に決まります。牛乳を加えるとスープにコクが出て深みのある濃厚な味わいに。豚肉、魚介、野菜の旨味が溶け出したスープと麺が絡んでたまらない美味しさです。

お好みの具材でちゃんぽんを楽しもう

ちゃんぽんとは、長崎県の郷土料理で野菜、肉、魚介類など数十種類の具材を炒めて、鶏ガラや豚骨でとったスープを加えたところに特製の太麺を入れて煮込んだ料理です。ちゃんぽんは、白濁色のスープと、太くてコシのあるちゃんぽん麺を使っているのが特徴です。

ちゃんぽんに入れる定番の具材はありますが、アレンジも自在です。ご家庭にあるお好みの食材で簡単に作ることができます。食べながらお酢やソースなどの調味料を加えて味を変えて楽しんだり、麺を変えてみたりと、さまざまな味わい方ができます。季節ごとに具材を変えて違いを味わうことができるのも魅力です。

ちゃんぽんは普通のラーメンと違い、スープと麺を一緒に煮込むので、ひとつの鍋で調理できます。ご紹介したレシピを参考に、ご家庭でもお好みの具材でちゃんぽんを作ってみてください。

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