DELISH KITCHEN

ショートケーキの本当の意味とは?名前の由来や苺をのせる理由をご紹介

作成日: 2024/03/18

ショートケーキは、誰もが一度は口にしたことのある定番のスイーツです。この記事では、ショートケーキの定義、名前の由来、苺をのせる理由、さらには海外での違いまで、ショートケーキの魅力に迫ります。ぜひ最後まで読んでみてください!

目次

  1. ショートケーキとは?
    1. ショートケーキの「ショート」とはどんな意味?
    2. ショートケーキの起源
    3. なぜ日本のショートケーキはふわふわのスポンジ生地なのか?
  2. ショートケーキに苺をのせる理由は?
  3. 苺以外にショートケーキと相性が良いフルーツ
  4. ショートケーキの作り方
    1. 材料【直径15cmスポンジケーキ1台分】
    2. 手順
    3. ショートケーキ作りのポイント
  5. ショートケーキの魅力を再発見!

ショートケーキとは?

ショートケーキとは何か?と聞かれると実は回答がとても難しいです。

そんなの当たり前に「スポンジケーキに生クリームを塗って苺をのせたもの」と思われるかもしれません。確かに日本人にとってはスポンジケーキに生クリームや苺を代表としたフルーツをトッピングしたものがショートケーキといって間違いがありません。

ですが、海外でのショートケーキは日本のショートケーキと違いがあります!それではショートケーキとは一体どんなケーキなのでしょうか?

それにはまず、ショートケーキの「ショート」という言葉の意味について知る必要があります。早速みていきましょう!

ショートケーキの「ショート」とはどんな意味?

ショートケーキは英語で「Short Cake」と表記します。

このShortですが、意味は何かと聞かれると真っ先に「短い」という意味が浮かぶのではないでしょうか?ですが、ショートケーキは「短いケーキ」という意味ではありません。

ここでいうShortとはクッキーなどに使われ、お菓子をサクサクに仕上げる加工油脂である「Shortening(ショートニング)」を表し、「サクサクする」という形容詞的な意味をもちます。つまりショートケーキは「サクサクしたケーキ」という意味となります。

みなさんが知っているしっとり、そしてふわふわしたショートケーキとは程遠いですよね?

それではなぜ、「サクサクするケーキ」と表現するのでしょうか?それを知るためにショートケーキの起源についてみていきましょう。

ショートケーキの起源

ショートケーキが誕生したのは、19世紀末のアメリカだといわれています。ショートケーキの誕生のきっかけになったものが先ほども触れたショートニングの誕生です。

ショートニングは元々ラードの代用品として生まれましたが、ラードよりも安価であったことと、固形販売されたことで調理しやすかったことから多くの料理で使用されました。そういった時代の流れがあり、ショートニングをたっぷり使ったケーキとして生まれたものが、「ショートケーキ」といわれています。

ただし、先ほども説明したようにクッキーなどサクサク、ポロポロとした食感を出す材料として使われていたので、当時のショートケーキはビスケットのような焼き菓子にクリームやフルーツを添えたり、挟んだりしたものだったようです。

現代でも、アメリカで「Short Cake」と注文をするとサクサクのビスケットの間にフルーツや生クリームが挟まった焼き菓子のようなものが出てきます。

なぜ日本のショートケーキはふわふわのスポンジ生地なのか?

それではなぜ今日の日本人が知っているショートケーキはサクサクではなくふわふわのスポンジ生地で作られているのでしょうか?

日本でショートケーキが誕生したのは大正時代です。日本では有名な洋菓子店の創業者が、アメリカで見たサクサクのショートケーキを日本人の口に合うようにアレンジをしたものが最初のショートケーキであるといわれています。

当時はカステラ生地を参考に、ふわふわ食感のスポンジ生地が作られたといわれています。

つまり、日本人が一番馴染みのある、スポンジケーキに生クリームを塗って、苺をのせたショートケーキは海外から伝わったものではなく、日本オリジナルのショートケーキになります。

実際に、海外では日本のショートケーキのことを「Japanese Strawberry Shortcake」もしくは「sponge cake」と呼んでいます。

ショートケーキに苺をのせる理由は?

それではショートケーキに苺をのせる理由はなぜでしょうか?

苺をのせる理由は諸説がありますが、1つには苺の鮮やかな色と甘酸っぱい味わいが、ショートケーキの白いクリームと相性が良いからという理由。もう1つは白色に苺の赤という配色が日本の日の丸をイメージでき、馴染みやすくお祝い事などで振る舞いやすいからという理由です。

苺以外にショートケーキと相性が良いフルーツ

苺以外にも、桃やキウイ、ブルーベリーなど、様々なフルーツがショートケーキと相性が良いです。それぞれのフルーツが持つ独特の風味と酸味が、生クリームの甘さを引き立て、多彩な味わいを生み出します。

ショートケーキの作り方

DELISH KITCHENがおすすめする苺のショートケーキの作り方をご紹介します。市販の生クリームを使って作るレシピですので、ぜひ一度挑戦してみてください!

材料【直径15cmスポンジケーキ1台分】

スポンジケーキ[15cm]・・・・・1台(240g)
いちご・・・・・・・・・・・・300g

☆ホイップクリーム
生クリーム・・・・・・・・・・400cc
砂糖・・・・・・・・・・・・・40g

★シロップ
水・・・・・・・・・・・・・・大さじ3
砂糖・・・・・・・・・・・・・大さじ2
キルシュ・・・・・・・・・・・大さじ1

手順

①いちごはへたを切り落とす。9個をトッピング用に取り分け、残りは中身用に縦3等分に切る。スポンジは厚さを3等分に切る。

②【シロップ】耐熱容器に水、砂糖を入れ、ふんわりとラップをする。600Wのレンジで10〜20秒加熱して混ぜて溶かす。キルシュを加えて混ぜ、冷ます。

③【ホイップクリーム】ボウルに生クリーム、砂糖を入れ、やわらかいツノが立つまで泡立てる。トッピング用に大さじ2〜3杯分取り分け、口金をつけた絞り袋に入れる。

④回転台の上にスポンジを1枚のせ、上面にシロップを1/3量ぬる。ホイップクリームを1/12量ぬり広げ、中身用のいちごを1/2量のせる。いちごの上にホイップクリームを1/12量ぬり広げ、側面をきれいにならす。同様にもう一度繰り返す。残りのスポンジを重ね、上面に残りのシロップをぬる。

⑤残りのホイップクリーム1/3量を全体に薄くぬり広げる(下塗り)。残りのホイップクリームを全体にぬり広げる。

⑥トッピング用のクリームを表面に絞り、トッピング用に取り分けたいちごをのせる。

ショートケーキ作りのポイント

①砂糖が溶けきらない場合は、追加で10秒ずつ加熱してください。キルシュは抜いてもお作りいただけます♪

②ホイップクリームはだれやすいので、使わない間は冷蔵庫に入れておきましょう。

③クリームのぬり方は、以下のページをご参照ください。

また先ほどご紹介したレシピは以下のページで動画でも確認できます。よりわかりやすく見たい方はぜひチェックしてみてください!

ショートケーキの魅力を再発見!

ショートケーキは、海外ではショートニングをつかったサクサクしたケーキとして認知され、日本人にとってはスポンジ、生クリーム、苺をつかったケーキと認知されていることがわかりました。

この記事を通じて、ショートケーキの魅力を再発見できたのではないでしょうか?、今回ご紹介したレシピも参考に自宅でのショートケーキ作りにもぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

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