DELISH KITCHEN

奇跡のオイル「ギー」とは?バターとの違いや特徴についても解説します!

作成日: 2024/08/02

更新日: 2024/08/05

ギーは、古くからインドやネパールで使用されている伝統的なオイルで、「奇跡のオイル」と言われています。バターから作られるこの上質な脂肪分には、様々な栄養素が含まれています。本記事では、ギーとは何か、バターとの違い、栄養素や作り方、そして食べ方について詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください♪

目次

  1. ギーとは?
  2. 良質なギーの原料
  3. ギーとバターの違い
    1. バターとは
    2. ギーとは
  4. ギーの栄養素
    1. βカロテン
    2. 中鎖脂肪酸
    3. オレイン酸
    4. α-リノレン酸
    5. ビタミンE
  5. ギーの食べ方
  6. DELISH KITCHENのギーのレシピ
    1. 材料 【約300cc分】
    2. 手順
    3. 詳しいレシピ動画はこちら
  7. DELISH KITCHENのギーを使ったレシピ
    1. きのこ炒め
    2. ギーのグラノーラクッキー
  8. 上質なオイル、ギーを日常に取り入れてみよう!

ギーとは?

ギーとは、牛乳(または水牛やヤギの乳)から作られるバターを加熱し、水分と不純物を取り除いた乳脂肪分です。インドでは、伝統医療アーユルヴェーダに使われ、「奇跡のオイル」「黄金の秘薬」とも呼ばれています。不純物が少ないギーは常温での長時間保存が可能で、料理などにも幅広く使用されます。

良質なギーの原料

中でも良質なギーの原料となるのは「グラスフェッドバター」から作られるギーです。グラスフェッドバターとは、広い草原に放牧され、自然植物を食べて育つ牛から作られるバターのことです。ホルモン剤や人工飼料などを使用せずに育った牛は、ストレスの影響が少なく、上質な生乳が抽出でき、そこから作られるバターやギーもまた、上質なものとなります。

ギーとバターの違い

ここでは、ギーとバターの違いをそれぞれご紹介します。

バターとは

バターとは「生乳、牛乳又は特別牛乳から得られた脂肪粒を練圧したもの」です。つまり、牛乳や生乳から作られた脂肪分を攪拌して集め、練り上げたものがバターです。バターには乳脂肪分だけでなく乳たんぱくや、ミネラル、カルシウム、水分なども含まれています。

一般的に、バターは生乳などから作られる非発酵バターと、生乳などを乳酸菌で発酵させて作る発酵バターがあります。さらに、そこに塩を加えているかどうかで、有塩バターと無塩バターに分けられます。ギーで使用するのは、無塩の発酵バターです。

ギーとは

一方ギーは、バターを加熱し溶かす過程で出る不純物を取り除いた純粋な脂肪分のことを言います。ギーには、中鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸、オレイン酸、α-リノレン酸、リノール酸などの複数の脂肪分がバランスよく含まれています。

ギーの栄養素

ここではギーに含まれる栄養素をご紹介します。

βカロテン

β-カロテンは、強い抗酸化作用があることで知られています。
カロテンは脂溶性であることから、油類といっしょに摂取した方が吸収されやすいため、調理方法を工夫することをおすすめします。

中鎖脂肪酸

MCTオイルと言われる油分の主成分で、一般的な油分よりも早いスピードで消化され、エネルギー源となりやすい性質を持っています。毎日摂取することで運動能力の向上、疲労軽減の効果が認められています。

オレイン酸

不飽和脂肪酸の一種で、悪玉コレステロールを上げにくいとされています。

α-リノレン酸

不飽和脂肪酸の一種です。体内で作ることができないため、必須脂肪酸とされています。血管拡張作用があるため、高血圧を予防する効果があると言われています。

ビタミンE

ビタミンEは血行を促進する働きがある脂溶性の抗酸化ビタミンです。細胞壁や生体膜の機能維持にも関与しています。動脈硬化を起こしやすくする過酸化脂質を作りだしたり、がん、老化、免疫機能の低下等を引き起こす活性酸素の働きを抑えてくれます。

ギーの食べ方

ギーは、調理オイルとして多用途に使えます。コーヒーにギーを入れたバターコーヒーで名が知られるようになりましたが、カレーや炒め物、焼き物に使うと、料理にコクと風味が加わります。また、トーストに塗ったり、スムージーに加えたりすることもできます。さらに、ギーは高温調理に適しており、バターや植物油の代わりに使用することができます。

DELISH KITCHENのギーのレシピ

ここではお家で作れるギーのレシピをご紹介します。

材料 【約300cc分】

・無塩バター・・・・・・・・・・400g

手順

①鍋にバターを入れて弱火で熱し、バターが溶けたら10分程加熱する。
【ポイント】混ぜたりせずに焦げないように注意しながら加熱してください

②バターの水分が蒸発してパチパチと音がなってきたら混ぜたりはせずに焦げないように注意しながら加熱する。泡が細かくなりアクのような浮遊物が出てきたら取り除く。
【ポイント】弱火でも焦げそうであれば網を敷いたり、鍋を持ち上げて調整してください

③パチパチした音が落ち落ち着き、液体部分が透き通った金色になったら火を止めてキッチンペーパーを敷いたざるでこし、容器に入れて常温で冷ます。

詳しいレシピ動画はこちら

DELISH KITCHENのギーを使ったレシピ

ここでは、ギーを使った料理、お菓子のレシピをご紹介します。

きのこ炒め

ギーで作るきのこ炒めです。きのこの風味とギーのコクが味わえる一品です。

ギーのグラノーラクッキー

グラノーラのザクザクとした食感が美味しいクッキーのレシピです。ギーを使うことでよりヘルシーになります。

上質なオイル、ギーを日常に取り入れてみよう!

ギーは、バターから作られる純粋なオイルです。不純物が少ないため、上質で様々な栄養素も含まれています。その特性を活かし、様々な料理に取り入れることで、健康的な食生活をサポートします。ぜひ、日々の生活にギーを取り入れてみてください♪

【参照】
厚生労働省 e-ヘルスネット「カロテノイド」
厚生労働省 e-ヘルスネット「緑黄色野菜」(2024/07/31)

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