雑穀米とはどんな穀物が入ってる?栄養や味わいもご紹介!
作成日: 2024/08/16
雑穀米というと健康によくヘルシーなイメージを持つ方も多くいらっしゃるかもしれません。白米に複数の雑穀を混ぜたご飯は、近年の健康志向の高まりとともに注目されています。ここでは雑穀米にはどのような穀物が使われているのか、栄養素や味わいについてもご紹介いたします。ぜひ最後までご覧ください。
雑穀米とは何か?
雑穀米は、白米に対してキビやアワなどの少量の雑穀を混ぜたお米、または、それを炊いたご飯のことです。主にキビ、アワ、ソバ、ハトムギ、黒米、赤米などが使用されますが、正くは使用される作物に指定はなく「主食以外で日本人が利用している穀物の総称」と日本雑穀協会で定められています。これらの雑穀は、それぞれ異なる栄養素と健康効果を持っており、白米だけでは得られない栄養バランスを補完します。
雑穀米の味わい
雑穀米は、白米に比べて独特の香ばしさとプチプチとした食感が特徴です。これにより、食事の満足感が向上し、食べ応えのある食事が楽しめます。また、各雑穀の風味が混ざり合うことで、より複雑で深みのある味わいを楽しむことができます。
代表的な雑穀類
ここでは、雑穀米に使われる雑穀類・穀物についてご紹介します。
キビ
キビはイネ科の一年草で、五穀のひとつです。冷めてからも、もちもちとした食感が特徴で、白米と比較した際、たんぱく質、 マグネシウム、リン、食物繊維、ビタミンB1などが豊富に含まれています。
童話「桃太郎」にも登場する「きびだんご」は、このキビを粉状にしたもので作られます。
アワ
日本で古くから食べられていた穀物です。ほのかな甘みがあります。アワにはモチ種(モチアワ)とウルチ種(ウルチアワ)の2種類があり、モチアワはもちもちとした食感、ウルチアワはもパラパラしていてプチプチした食感が特徴です。クセのない味わいのため、お米や麦が普及するまで、主食として食べられていた地域もあります。種類が多く、形や色などがさまざまあります。白米に比べて、脂質や食物繊維、ビタミン類、カルシウム、マグネシウム、鉄などが多く含まれています。
ソバ
ソバは主に蕎麦粉・蕎麦として知られている穀物で、独特な香ばしさが特徴です。ソバ特有のポリフェノールであるルチンを代表に、ビタミンB群やミネラルが含まれています。
ハトムギ
古くから中国で漢方薬として使われていた穀物で、ハトムギ茶など、お茶としても楽しまれています。少し硬めの食感ですが、白米に比べてビタミンB2やたんぱく質を多く含みます。
黒米(紫黒米、紫米)
黒米は名の通り、見た目が黒もしくは紫がかった色をしている穀物です。この色はアントシアニンが由来です。お酒やうどん、餅、お菓子、パンなどの食品に加工されることもあります。プチプチとした食感で中国では薬膳料理にも使われます。
赤米
赤米は赤褐色をしたお米で、タンニン系の赤色色素が含まれています。タンニンには若干の渋みが含まれています。
DELISH KITCHENの雑穀米を使ったレシピ
ここでは雑穀米を使ったレシピをいくつかご紹介します。
ひじきと枝豆の雑穀おにぎり
ひじきと雑穀米の栄養がたっぷりのおにぎりのレシピです。ひじきの味わいと雑穀米の食感が美味しい一品です♪
雑穀チャーハン
雑穀米を使ったチャーハンです。雑穀の香ばしさが引き立ち、美味しく召し上がっていただけます。
薬膳カレー
雑穀米を使ったカレーのレシピです。スパイスを使った本格的なカレーを雑穀米と一緒に味わってみてください。
雑穀米を日々の生活に取り入れてみて!
雑穀米は、さまざまな穀物を組み合わせることで、味わいも豊かになり、毎日の食事に彩りを加えることができます。ぜひ、雑穀米を取り入れて、健康的で美味しい食生活を楽しんでみてください♪
【出典】
日本食品標準成分表2020年版(八訂)