意外と知らないバターとマーガリンの違いとは?
作成日: 2020/08/06
スーパーなどの冷蔵コーナーで並ぶように販売されているバターとマーガリン。どちらもトーストに塗って食べるという印象がありますね。とても似ているバターとマーガリンですがその違いをご存じですか。
こちらの記事では、バターとマーガリンの違いやファットスプレッドとの違い、バターとマーガリンを使ったおすすめレシピなどをご紹介します。
バターとマーガリンはどう違うの?
ここでは、バターとマーガリンの違いについて見ていきましょう。
バターの特徴とは?
「バター」は牛乳からクリームを分離させたものを凝固して作られます。成分のほとんどが乳脂肪分となり、バターならではの風味やコクがあるのが特徴です。
20度前後の状態ではやわらかく、冷やすと固くなります。また、40度前後で液体になるという性質も持っています。
バターには加熱しても風味が損なわれにくいというメリットがあります。
マーガリンの特徴とは?
「マーガリン」は油脂を原料に作られた加工品です。もともとは値段の高いバターの代替品として作られたもので、バターよりも安価に購入することができます。
冷やしてもバターのように固くなることがないので、トーストに塗るなどそのまま使いたいときに便利です。
また、バターに比べあっさりとした味わいを持ち、料理やお菓子を軽い食感に仕上げることができます。
バターとマーガリンの違いは?
バターとマーガリンは主成分が異なります。どちらも油脂ですが、バターは乳脂肪分を、マーガリンは植物性油脂を原料としています。
また、バターは旨味や風味、コク、塩気が強い一方、マーガリンは旨味やコクに欠けあっさりとした味わいを持ちます。
一般的に、値段もバターのほうが高くなります。もともとマーガリンはバターの代用品として作られたので、ほとんどの料理でバターの代用が可能です。
ただし、両者は味や香り、コクなどが異なるため、仕上がりにはどうしても差が出てしまいます。
「ファットスプレッド」との違いとは?
マーガリンとよく似た「ファットスプレッド」をご存じですか。
ファットスプレッドとはマーガリン類に属するもので、マーガリンが油脂分を80%以上含むのに対して、ファットスプレッドは油脂分が80%未満のものを指します。
マーガリンよりも油分が少なく水分量が多いため、よりやわらかい食感を持つのが特徴です。
また、ファットスプレッドにはチョコレート味やフルーツ味などの風味づけをすることが認められています。
DELISH KITCHENのバター・マーガリンを使用するレシピ5選
こちらの記事では、DELISH KITCHENのバター・マーガリンを使用するレシピを5つご紹介します。
バターを使うレシピ
こってりおかず!豚としいたけのバター醤油
シンプルな炒め物もバターじょうゆ味にすれば箸が止まらないおいしさです。豚肉やしいたけの旨味と玉ねぎの甘さをバターの風味が包み込みます。
さっと炒めるだけの簡単レシピなので、忙しい日のおかずにもぴったりです。
さっと作れる簡単おかず!エリンギとコーンの青のりバター炒め
コーンのやさしい甘さとバターじょうゆの風味は相性バッチリ!エリンギを加えて食べ応えのある一品に仕上げましょう。
お弁当のおかずはもちろん、ビールのおつまみにもおすすめです。
プレゼントにも♪基本の型抜きクッキー
バターの風味香るサクサククッキーを作りましょう。基本のクッキー作りに慣れたら、自分なりに自由にアレンジを加えることができます。
オーブンから漂う焼きたてクッキーの香りはたまりません!
マーガリンのレシピ
簡単に作れる♪マーガリンでプレーンクッキー
バターの代わりにマーガリンを使えば、サクッと軽い食感のクッキーに仕上がります。マーガリンの扱い方はバターと変わらないので、そのまま置き換えできるのはうれしいですね。
クッキー型がない場合は、包丁で好みの形にカットして焼くこともできます。
チーズとろけるフレンチトースト!モンティクスト
カナダ発祥のフレンチトースト「モンティクスト」。ハムとチーズを挟んだ食パンに卵液をしみ込ませて焼く一品です。
パンに塗ったマーガリンはとても軽いので、ボリューム満点ながらペロッと食べられるでしょう。
それぞれに魅力があるバターとマーガリン!
風味豊かなバターと軽い食感のマーガリン。それぞれに魅力があるので甲乙つけることはできません。お互いに代用可能なので、料理やお菓子作りなどの際にそのままの分量を置き換えて使用することができます。
それぞれの味や香りなどの特徴を知ることで、よりおいしい料理が作れるでしょう。
こちらでご紹介したレシピもぜひ参考にしてみてください。