パセリの栄養とは?その働きや厳選レシピをご紹介します
作成日: 2024/11/08
パセリは料理の彩りとして活用されることが多いですが、その栄養素には一体どのようなものがあるのでしょうか?
この記事では、パセリに含まれる栄養素とその役割、DELISH KITCHENのおすすめのレシピをご紹介します。最後に保存方法やイタリアンパセリとの違いについて解説した記事も掲載しているので、ぜひ併せて読んでみてくださいね!
パセリの主な栄養素
可食部100g当たりのパセリ 葉(生)の栄養素はこちらです。
エネルギー:34kcal
β-カロテン:7,400µg
ビタミンK:850µg
ビタミンC:120mg
鉄:7.5mg
葉酸:220µg
カリウム:1,000mg
カルシウム:290mg
食物繊維:6.8g
パセリに含まれる栄養素の働き
ここでは、パセリに含まれる代表的な栄養素の働きをご紹介します。
β-カロテン
β-カロテンは、強い抗酸化作用があることで知られています。
カロテンは脂溶性であることから、油類といっしょに摂取した方が吸収されやすいため、調理方法を工夫することをおすすめします。
ビタミンK
ビタミンKは肝臓で血液を凝固させる因子を活性化することで血液の凝固を促進する働きがあると言われています。骨折予防や高齢者の方には意識した摂取が必要になる場合もありますが、通常の食生活ではビタミンK欠乏症は発症しないと考えられています。
ビタミンC
ビタミンCは、水溶性ビタミンのひとつで、体内でコラーゲンの生成に関与するほか、抗酸化ビタミンのひとつとしても知られています。
カリウム
人体に必要なミネラルの一種で、体内で浸透圧の調節に働きます。
体内のナトリウムの排出を手助けする作用があるため、塩分のとりすぎを調節してくれます。
鉄
鉄は人体に必要なミネラルの一種で、赤血球のヘモグロビンに多く存在し、不足すると貧血を起こします。成人の体内に約3~5g存在し、そのうち70%は赤血球のヘモグロビンや筋肉中のミオグロビンに存在します。残りの30%は肝臓や骨髄、筋肉等に貯蔵鉄として蓄えられます。
パセリを使ったおすすめのレシピ
パセリを手軽に楽しめるレシピを3つご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
パセリ香る♪里芋とベーコンのガーリック炒め
里芋を使った洋風のおつまみメニューです。みじん切りにしたパセリの香りが立つ一品でメイン料理の添え物にもなります。
爽やかな風味♪鮭のムニエルパセリソース
パセリの風味とチーズのコクがマッチします。今夜のおかずにぜひお試しください。
あえるだけでお手軽♪無限パセリ
パパッと作れる副菜レシピです。コクのあるマヨネーズと香ばしいごま油を合わせたやみつきになる調味料で、たっぷりのパセリをあえます。ツナの旨味も加わり、お箸が止まらなくなる一品です。
料理に彩りを添えるパセリの魅力
パセリは料理のアクセントや彩りとしてだけでなく、さまざまな栄養素を含む食材です。ビタミンKやβ-カロテン、ビタミンC、鉄、葉酸などの栄養素を備えたパセリを日々の食卓に取り入れて、その風味をぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。
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パセリの保存方法についてはこちら
パセリとイタリアンパセリの違いはこちら
【出典】
日本食品標準成分表2020年版(八訂)
【参照】
厚生労働省 e-ヘルスネット「カリウム」
厚生労働省 e-ヘルスネット「カロテノイド」
厚生労働省 e-ヘルスネット「鉄」
厚生労働省 e-ヘルスネット「緑黄色野菜」
厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』ビタミンC
食品安全委員会「鉄」
日本人の食事摂取基準(2020年版)
「日本人の食事摂取基準」策定検討会報告書(2024/11/03)