イタリアンパセリはどんなパセリ?保存方法やレシピをご紹介
作成日: 2021/06/03
イタリアンパセリというハーブを見かけたことがあるでしょうか。
パセリという名前がついているので、料理に添えて使う印象がありますが、刻んで材料として使ったり、香味づけに使用したりと幅広く活用できる万能なハーブです。
この記事では、さまざまな料理取り入れたい、イタリアンパセリの食べ方や使い方をご紹介します。
イタリアンパセリについて
イタリアンパセリについて詳しくみていきましょう。
イタリアンパセリとは
イタリアンパセリは、ヨーロッパで一般的に使用されているパセリです。
本場のイタリアではプレッツェモーロと呼ばれ、イタリアンやフレンチのレストランでよく使われています。
通年見かける野菜ですが、特に3月から5月までと、9月から11月頃のイタリアンパセリの葉は柔らかくなっています。
ご家庭でも栽培しやすく、種をまいてから1か月ほどで収穫できます。
パセリとの違い
パセリの葉は、縮れていて丸みを帯びています。
イタリアンパセリの葉は平たく、三つ葉やパクチーのような見た目をしています。
パセリは苦味が強く、添え物として使われることが多くなっていますが、火を通すことで苦味やえぐみが少なくなり、食べやすくなります。
衣をつけて天ぷらなどにするとサクサクとした食感と爽やかな後味が楽しめます。刻んでドレッシングに加えてもアクセントになります。
一方、イタリアンパセリはパセリと比べると苦味が少なく、葉をちぎると爽やかな香りが広がります。その香りはパセリよりも強いですが、クセが少ないので、そのままでも加熱料理にも使用できます。
柔らかい食感のイタリアンパセリは、サラダやカルパッチョにも使いやすく、料理の風味や色合いをよくしてくれます。
他にも肉や魚介類に合わせたり、スープやパスタなど、さまざまな料理に活用できます。
さらに、イタリアンパセリをオリーブオイルに浸けて、ハーブオイルとして使うこともできます。イタリアンパセリの爽やかな香りがするオイルは、料理を風味豊かに仕上げてくれます。
イタリアンパセリの保存方法
容器で保存する方法と、袋で保存する方法をご紹介します。
容器で保存する場合は葉が水に浸らないよう注意し、水は毎日取り替えます。
香りを楽しむためにも、2~3日のうちに消費するようにしましょう。
冷凍用保存袋を使えば冷凍保存もできます。
詳しくはこちらの動画をご覧ください。
イタリアンパセリの使い方
イタリアンパセリの使い方や食べ方をご紹介します。
【料理に飾る】
クセが少なく食べやすいイタリアンパセリは、そのまま葉を飾りに使っても、刻んで混ぜても料理が鮮やかに仕上がります。
ポテトサラダのスモークサーモン巻き
明るい色合いのポテトサラダとスモークサーモンに、イタリアンパセリの葉を添えました。
爽やかな風味がアクセントになり、彩りもきれいに仕上がります。
オイルサーディンとトマトの冷製パスタ
トマトとレモンの酸味がさっぱりとした味わいの冷製パスタです。
刻んだイタリアンパセリはパスタやソースとよくからみ、香りや彩りをプラスしてくれます。
【におい消しや香味づけにする】
イタリアンパセリは煮込み料理にも使えます。
ブーケガルニの作り方
イタリアンパセリをはじめとしたハーブを束ねれば、簡単にブーケガルニが作れます。
肉や魚介類のにおい消しや風味づけに役立つブーケガルニを使えば、本格的な煮込み料理が作れます。
【刻んで料理に入れる】
刻んだイタリアンパセリは、使いやすく手軽に料理に取り入れることができます。
ひよこ豆のツナサラダ
イタリアンパセリを刻んで加えることで、サラダの風味がひと味違うものになります。
濃厚な粉チーズとイタリアンパセリは相性のよい組み合わせです。
タラのパセリフリット
衣にイタリアンパセリの緑色が加わった、色鮮やかなフリットです。
イタリアンパセリの風味が、香ばしくジューシーな揚げ物のおいしさを引き立てます。
クセが少ないイタリアンパセリを料理に取り入れてみよう
パセリよりも苦味が少なく柔らかいタリアンパセリは、幅広い食材と相性がよく手軽に使えるハーブです。
そのまま葉を飾るのはもちろん、刻んで料理に加えると爽やかな風味と彩りをプラスしてくれます。
イタリアンパセリは生のままでも食べやすいので、ご紹介したレシピを参考にさまざまな料理に取り入れてみましょう。