DELISH KITCHEN

ししとうは生食できる?選び方や食べ方、栄養素もご紹介

作成日: 2024/11/22

ししとうはその独特な辛さと爽やかな風味で、多くの料理に取り入れられています。そこで、生で食べても美味しいのか気になる方も多いでしょう。この記事では、ししとうの生食の可否をはじめ、生食に向いたししとうの選び方や栄養素、おすすめの食べ方などについてご紹介します。

目次

  1. ししとうは生で食べられる?
  2. 生のししとうの味わい
  3. 生食に向いたししとうの選び方
    1. 色鮮やかで光沢のあるものを選ぶ
    2. 生食に向いている種類を選ぶ
  4. 生のししとうの栄養素
  5. 生のししとうの栄養素の働き
    1. β-カロテン
    2. ビタミンC
    3. ビタミンK
    4. カリウム
    5. 食物繊維
  6. 生のししとうの食べ方
    1. サラダにトッピングする
    2. スナックとしてそのまま食べる
    3. ピクルスにする
  7. 結論!生のししとうは食べられる

ししとうは生で食べられる?

ししとうは生でも食べられます。生食する場合には、旬の時期であればより美味しく食べられるでしょう。

また、緑色の果実部分だけでなく、種やヘタ、わたも可食部に含まれます。ただし、種やヘタは辛味が強い場合があることや、種の食べ過ぎは消化不良を引き起こす場合があることには注意しましょう。

生のししとうの味わい

生のししとうはシャキシャキとした食感や爽やかな香りとともに、やや苦味があることが特徴です。

生食に向いたししとうの選び方

生でししとうを楽しむためには、適切な選び方が重要です。以下のポイントを押さえて、新鮮で美味しいししとうを選びましょう。

色鮮やかで光沢のあるものを選ぶ

新鮮なししとうは色鮮やかで艶があります。表面に傷やシミがないものを選ぶことで、品質の良いししとうを手に入れられます。色は均一で鮮やかな緑色をしているものを選びましょう。また、形もしっかり整っているかどうか見ることも重要です。

生食に向いている種類を選ぶ

見た目だけでなく種類からも辛くないししとうを選ぶ方法もあります。京野菜である伏見とうがらしと万願寺とうがらしは、それぞれ甘みが強いししとうであることから生食に向いています。

万願寺とうがらしの方が伏見とうがらしより太くて果肉が厚いため、好みや料理に合わせて使い分けても良いでしょう。

生のししとうの栄養素

生のししとうの可食部100g当たりに含まれる栄養素はこちらです。

β-カロテン:530μg
ビタミンB6:0.39mg
ビタミンC:57mg
ビタミンK:51μg
カリウム:340mg
食物繊維:3.6g

生のししとうの栄養素の働き

ここでは、生のししとうに含まれる主な栄養素の働きを確認しましょう。

β-カロテン

β-カロテンは、強い抗酸化作用があることで知られています。
カロテンは脂溶性であることから、油類といっしょに摂取した方が吸収されやすいため、調理方法を工夫することをおすすめします。

ビタミンC

ビタミンCは、水溶性ビタミンのひとつで、体内でコラーゲンの生成に関与するほか、抗酸化ビタミンのひとつとしても知られています。

ビタミンK

ビタミンKは肝臓で血液を凝固させる因子を活性化することで血液の凝固を促進する働きがあると言われています。骨折予防や高齢者の方には意識した摂取が必要になる場合もありますが、通常の食生活ではビタミンK欠乏症は発症しないと考えられています。

カリウム

人体に必要なミネラルの一種で、体内で浸透圧の調節に働きます。
体内のナトリウムの排出を手助けする作用があるため、塩分のとりすぎを調節してくれます。

食物繊維

食物繊維とは、食べ物の中に含まれ、人の消化酵素で消化することのできない栄養素です。整腸作用など身体の中で有用な働きをすることが注目され、「第6の栄養素」といわれています。

生のししとうの食べ方

ししとうを生で食べることにより、ビタミンB6やビタミンC、カリウムといった水溶性の栄養素を損なわずに食べられるメリットがあります。ここでは、おすすめの食べ方について3つご紹介します。

サラダにトッピングする

生のししとうをサラダに加えることで、シャキシャキとした食感がアクセントになります。レタスやトマトなどの新鮮な野菜と一緒に混ぜると、彩りも豊かになり、見た目にも楽しい一品に仕上がるためおすすめです。

スナックとしてそのまま食べる

生のししとうをそのままスナックとして楽しむ方法もあります。軽く塩を振ったり醤油を付けたりすることで簡単に美味しくいただけます。他にも、生姜味噌などにディップして食べるとより楽しく食べられるでしょう。

ピクルスにする

ピクルスにすることも生のししとうの活用法の一つです。ピクルスの爽やかな味わいと酸味が合わさって、そのまま食べても美味しいうえに、サラダのトッピングなどにも使えて便利です。

結論!生のししとうは食べられる

ししとうは生でも食べられる食材です。生で食べることで、シャキシャキとした食感や爽やかな味わいをより楽しめるほか、水溶性の栄養素を逃さず取り入れることができます。実際に生食する際には記事内でご紹介した選び方を参考にし、お好みに合った料理に活用してみてください。

【関連記事】

【出典】
日本食品標準成分表2020年版(八訂)

【参照】
厚生労働省 e-ヘルスネット「カリウム」
厚生労働省 e-ヘルスネット「カロテノイド」
厚生労働省 e-ヘルスネット「食物繊維」
厚生労働省 e-ヘルスネット「緑黄色野菜」
厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』ビタミンC
日本人の食事摂取基準(2020年版)
「日本人の食事摂取基準」策定検討会報告書

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