自由度の高いチーズフォンデュ!おすすめの具材は?
作成日: 2020/11/16
おしゃれなパーティー料理として人気の高いチーズフォンデュを自宅でも味わってみませんか。調理しながら食べる楽しさを味わいましょう。いろいろな具材で試してみたら、意外なおいしさに出会えるかもしれません。
この記事では、チーズフォンデュの本格的な作り方やおすすめの具材、ちょっと変わったアレンジレシピなどを紹介します。
チーズフォンデュとは
日本ではパーティー料理のイメージが強いチーズフォンデュですが、実は特別な日のための料理ではありません。スイスのフランス語圏からフランス、イタリア北部にかけての山岳地帯で発祥した郷土料理の1つです。硬くなってしまったパンを柔らかくして食べるための工夫として誕生しました。
小さく切ったパンをくしに刺し、チーズにワインを加えて熱したソースに絡めて食べるのが基本のスタイルです。
ソースには主にエメンタールチーズとグリュイエールチーズが使われます。ただし、使われるチーズの種類や数、配合の割合などは地域や家庭によってさまざまです。
もともと家庭料理なので、それぞれの家庭に馴染みの味があります。
チーズフォンデュの具材
チーズフォンデュの具材は基本的に自由です。ただし、加熱に弱いものやチーズと味の相性が悪いものは避けた方がよいでしょう。まずは一般的によく食べられているものから試してみましょう。
ここでは、定番、変わり種にわけておすすめの具材を紹介します。
定番
チーズフォンデュに欠かせない具材といえば「バゲット」です。もともと硬くなったパンを食べやすくするために考えられた料理なので、ソースに最も合う具材といっても過言ではありません。
野菜は皿に盛りつけたときの彩りを考えて選びましょう。「ジャガイモ」「ニンジン」「ブロッコリー」「カボチャ」「パプリカ」「ミニトマト」などがおすすめです。
魚介類は「エビ」や「ホタテ」がよく合います。
肉類を選ぶなら「ソーセージ」や「鶏肉」がいいでしょう。鶏肉は、部位によって味わいが異なるので、複数の部位を用意して食べ比べるのもおすすめです。
見た目がかわいらしく、サイズもちょうどいい「マッシュルーム」や「うずら卵」もよく使われます。
変わり種
野菜の変わり種としておすすめなのは「芽キャベツ」「アボカド」「アスパラ」です。お皿に盛りつけたときの色が鮮やかで、定番具材の野菜や肉、魚介類とも食感が異なります。
アスパラはベーコンを巻いてから串にさしてもいいでしょう。
「もち」「カニカマ」「ちくわ」といった加工食品は下ごしらえが簡単なので、たくさんの具材を用意しなければならないときには便利です。
パーティー料理によく使われる「スモークサーモン」「生ハム」「唐揚げ」などもチーズフォンデュの具材として重宝します。
ただし、サーモンや生ハムはそのままだと食べづらいので、くるくる巻いてディップするのがおすすめです。
チーズフォンデュの下ごしらえ
チーズフォンデュの具材は生で食べるものから加熱が必要なものまでさまざまです。それぞれ食べやすいよう下処理をしましょう。
ここでは、具材の種類別に切り方や下ごしらえのポイントを紹介します。
バゲット
バゲットは一口大にカットしておきます。カリッとした食感を楽しみたいなら、軽くトーストしてもよいでしょう。トーストせずにそのまま使えば、もっちりふわふわの食感を楽しめます。
野菜
「ジャガイモ」や「ニンジン」は皮をむき、一口大に切って軽く水でぬらし、「ブロッコリー」は小房に分けてから電子レンジにかけます。
「カボチャ」は種とわたを取り除いて一口大に切り、電子レンジで加熱して柔らかくしておきましょう。ゆでても構いませんが、電子レンジなら一度に加熱できて便利です。
「パプリカ」は縦8等分に切ります。「ミニトマト」の下ごしらえは、ヘタを取って水洗いするだけです。
「芽キャベツ」は、株元に十字の切れ目を入れてから軽く塩ゆでし、粗熱を取って使います。
「アボカド」は半分に切って種を取り除き、皮から外して一口大に切りましょう。やや硬めのものを選び、レモン汁で変色を防ぐのがポイントです。
「アスパラ」ははかまや硬い部分を取り除いて、食べやすい大きさに切り、ゆでておきます。
マッシュルームは、軽くゆでるか、ニンニクを効かせてオリーブオイルでソテーしておきましょう。
肉
鶏肉は、一口大に切ってから、軽く塩コショウをしてソテーしておきます。あっさり食べたい場合は、蒸したりゆでたりしても構いません。
ソーセージは食べやすい大きさに切ってゆでます。軽くソテーしてもよいでしょう。
魚介
「エビ」は殻を外して背ワタを取り、サッと塩ゆでします。
「ホタテ」はエビと一緒にボイルしても構いませんが、ニンニクを効かせてオリーブオイルで軽くソテーしてもおいしく食べられます。
どちらも、サイズが大きい場合は食べやすい大きさに切っておきましょう。
チーズフォンデュソースの作り方
チーズフォンデュソースは、本来塊のチーズを細かくして作ります。しかし、家庭で手軽に使うには、扱いやすく安価なピザ用チーズがおすすめです。今回はその作り方を説明します。
適度なとろみを出すために、あらかじめチーズに片栗粉をまぶしておきましょう。鍋の内側にはすりおろしたニンニクを塗っておきます。
鍋に白ワインを入れ、煮立ててアルコールをとばします。アルコールがとんでも、白ワインの風味が強いとお子様には食べにくいかもしれません。
お子様が食べるときは、白ワインを牛乳に置き換えて作りましょう。
鍋にチーズを加えるときは、3回に分けて入れ、その都度まぜて溶かします。塩コショウで味を調えたら出来上がりです。
火が強すぎると焦げ付いてしまうので、火加減を調整しながら、焦げ付かないようかき混ぜるようにしましょう。
チーズフォンデュのおすすめレシピ
チーズフォンデュは、パーティー料理にもってこいですが、いつも同じでは代わり映えがしなくなってしまいます。具材だけでなく、味や食べ方にも変化を付けましょう。
ここでは、DELISH KITCHENのバリエーション豊富なチーズフォンデュレシピを紹介します。
ホットプレートでチーズフォンデュ
具材を焼きながらソースも温められて便利です。ホットプレートの中央に耐熱容器に入れたフォンデュソースをおきましょう。
パンは、バゲットにアレンジすることもできますが、一口大に切った食パンを使うとより手軽に作れます。家族での食事や気取らない女子会にピッタリです。
トマトチーズフォンデュ
基本のチーズフォンデュソースにトマト缶を加えて作ります。鮮やかな赤い色を目にすれば、すぐにいつもと違うことが分かるでしょう。程よい酸味と旨味が具材とよくマッチします。
目新しさでパーティーを盛り上げてくれること間違いなしです。
チーズカレーフォンデュ
フライパンひとつで調理して、そのまま食卓に出せるのが魅力です。軽く炒めた後じっくり蒸した鶏肉と野菜に、チーズとカレーソースをたっぷり絡めて食べましょう。
好きな具材を並べて、子どもから大人までみんなで楽しめます。
和風チーズフォンデュ
洋のイメージが強いチーズフォンデュを和風にアレンジしました。隠し味として加えた味噌が味のポイントです。厚揚げやちくわといった和の食材とよく合います。
日本酒と相性のよいチーズフォンデュです。
我が家流のアレンジでチーズフォンデュを楽しもう
チーズフォンデュは具材のバリエーションが豊富で色も鮮やかなので、パーティー料理の定番です。作るのに気合が入りそうですが、もともとは家庭料理なので家にある具材で気軽につくってみてはどうでしょうか。具材やソースの味付けを我が家流にアレンジするのもおすすめです。普段のおかずとしても楽しんでみてくださいね!