スキムミルクとは?上手な活用法やレシピもご紹介!
作成日: 2021/01/08
スキムミルクとは、どのようなものかご存知でしょうか?実は、手作りパンやお菓子の材料にスキムミルクを使うことは珍しくありません。
しかし、せっかく買っても全部使い切れず、余してしまいがちだという人もいるのではないでしょうか。
そこで、今回はスキムミルクについて解説し、上手な使い方や代用方法、そしておすすめレシピもご紹介します。
スキムミルクとは
スキムミルクとは、日本においては「脱脂粉乳」を意味し、牛乳から脂肪分や水分を取り除き、粉末状にしたものを指します。
水分をほとんど含まないため、牛乳に比べて保存性が高いということが最大の特徴だといえるでしょう。
かつて戦後の日本では、学校給食でスキムミルクを水に溶かしたものを牛乳の代わりに用いていた時期がありました。
当時は臭みが強く、水に溶けにくいといった問題点があり、当時のことを知る人は、「おいしくなかった」と皆口を揃えて言うほど、スキムミルクが苦手な人は多かったようです。
しかし、現在はそのような問題点はありません。水にも溶けやすく改良され、風味もぐんと良くなっています。
ちなみに、海外で「skim milk」というと「無脂肪乳」を意味し、脱脂粉乳は「skim milk powder」や「dried skim milk」といった表現をするので、覚えておきましょう。
スキムミルクの使い方
スキムミルクは水で溶いたものをそのまま飲んだり、コーヒーに混ぜたりなど、牛乳の代わりとして使うことができます。
ただし、乳脂肪分が含まれていないため、牛乳に比べるとあっさりとした風味です。
また、粉末のまま料理やお菓子、パン作りなどに使用することで、水分を増やさずに牛乳のコクや風味、自然な甘味を加えることができます。
スキムミルクは代用できる?
スキムミルクが家にない場合に代用できる食品として、スキムミルクの原材料である牛乳が筆頭に挙げられます。
牛乳で代用する場合の分量は、スキムミルクの10倍量が目安ですが、その分水分量が増えてしまうため、全体の水分量を調整するようにしましょう。
また、牛乳には脂肪分が含まれているので、スキムミルクの風味に近づけるなら低脂肪乳を使うのがおすすめです。
牛乳のほかにも、スキムミルクの代用品になるものとして、コーヒー用クリーミングパウダーや粉ミルクなどがあります。
以下の記事では、おすすめのスキムミルク代用品を5品ピックアップしています。使い方の解説と共にぜひチェックしてみましょう。
スキムミルクを使ったDELISH KITCHENのレシピ
ここでは、スキムミルクを使ったおすすめレシピを5つご紹介します。
基本のバターロール
バターと卵が入ったリッチなバターロールのレシピです。スキムミルクが入ることで、ふんわり、ミルキーな風味を楽しめます♪
巻き方のポイントをしっかり押さえて、キレイな仕上がりを目指してみましょう。
手ごねの食パン
ホームベーカリーいらずの食パンレシピ♪手ごねでもふんわりと仕上げるコツは、表面がなめらかになるまで生地をしっかりこねること。
スキムミルクが入ることで風味良く、キレイな焼き色に仕上がります。
ミルクスイートポテト
さつまいも、ホワイトチョコレート、スキムミルク、牛乳と、たった4つの材料で作る濃厚でミルキーなスイートポテトのレシピです。
スキムミルクと牛乳を併用して入れることで、コクと風味がアップ♪一口食べると口の中いっぱいにミルクの香りが広がります。
ベルギーワッフル
パン生地タイプのベルギーワッフルのレシピです。牛乳と卵だけの水分で作る生地は、リッチで濃厚な味わい!
スキムミルクが入ることで風味もアップし、外側はこんがり色良く、中はもっちりと焼き上がります。
チョコスティックパン
スキムミルク入りの優しい甘さの生地に、チョコチップをたっぷり混ぜて焼いたスティックパンをご紹介!チョコチップは一度に入れず、半量づつ入れて折り込むようにまとめると均一に混ざります♪
スキムミルクをどんどん活用してみよう!
牛乳から水分と脂肪分を抜き、粉末状にしたスキムミルク。水で溶いて飲むだけでなく、料理やお菓子、パン作りにおいてはコクや風味をアップさせるためにも使われています。
今回は、スキムミルクの活用法およびおすすめレシピと、スキムミルクがない場合の代用案もご紹介しました。
購入しても使い切れるか不安だったという人も、ぜひこれらの活用法を参考にし、スキムミルクを使いこなしてみてはいかがでしょうか。