サバランの魅力とおすすめレシピ!ババとの違いも解説
作成日: 2021/02/19
口の中でジュワッと染み出るシロップがたまらない「サバラン」。ラム酒の香りがふくよかな、大人のスイーツですよね。よく似たスイーツに「ババ」がありますが、サバランとはどう違うのでしょうか。
この記事では、サバランの基礎知識やババとの違い、ご家庭で作れるサバランのレシピをご紹介します。
市販のアイテムを活用した簡単レシピもあるので、ぜひ参考にしてください。
サバランとは
サバランはフランスで発祥したお菓子です。
リング型に焼いたブリオッシュ生地に、ラム酒やオレンジキュラソーが入ったシロップを染み込ませ、中央の穴にホイップクリームやフルーツをトッピングして仕上げます。カスタードクリームをトッピングする場合もあります。
サバランは19世紀半ばに、パティシエであったジュリアン兄弟によって、有名な美食家ブリヤ・サバランに捧げるために考案されました。サバランの名前の由来はブリヤ・サバランから来ているのですね。
ジュリアン兄弟はサバランを、当時人気のあったババというお菓子にヒントを得て作りました。そのため、サバランとババはとてもよく似たお菓子として知られています。
サバランとババの違いは?
サバランもババも、ブリオッシュ生地を使っており、焼き上がりにラム酒などが入ったシロップを染み込ませる点は同じです。
サバランとババの大きな違いは、その形にあります。
多くのサバランはリング型をしていますが、一般的なババは円柱型やコルク型です。また、ババのブリオッシュ生地にはレーズンが入っており、サバランには入っていない点も違いの一つです。
しかし、発祥から年月が経つにつれ、サバランとババの相違点は少なくなっています。
たとえば、一般的なババはトッピングなし、もしくはホイップクリームが添えられますが、サバランと同じようにフルーツをのせるババもあります。また、ババのように生地にレーズンを入れたサバランが販売されていることもあります。
そのため現在では、サバランとババの違いはほとんど形のみといえるかもしれません。
サバラン・ババのDELISH KITCHENのレシピ
ご家庭でも作れる基本のサバランやアレンジサバラン、ババのレシピをご紹介します。
どのレシピにもアルコールが入っているので、大人のお菓子として楽しんでくださいね。
サバラン
生地から手作りする、本格的な美味しさのサバランです。
シロップにはオレンジ果汁やスライスレモンを加え、フルーティーに仕上げました。バターたっぷりの生地からシロップがジュワッと染み出ますよ。
ふわふわのホイップクリームとの相性も抜群です。
オレンジサバラン
オレンジ果汁とラム酒を混ぜたシンプルなシロップに、ホームメイドのマフィンを浸したアレンジサバランです。
オレンジキュラソーの用意がなくても、これならオレンジ風味をしっかり楽しめますね!マフィンはホットケーキミックスを利用して作るので簡単ですよ。
大人のお茶会のおもてなしデザートにおすすめです。
簡単サバラン
市販の丸パンを使って簡単に作れる、アイディアサバランです。
水、砂糖、ラム酒で作ったシロップにスライスしたパンを浸し、ホイップクリームを挟むだけ。
好みのフルーツを添えるのもいいですね♪ふわっと柔らかい食感のパンを使うと美味しいですよ。
ババ
焼き上げたブリオッシュ生地にラムシロップを染み込ませ、ホイップクリームを添えたシンプルなババです。
30分ほどかけてシロップに浸し、しっかり染み込ませるのが美味しさのポイント。アイスクリームを添えるアレンジもおすすめです。
ゆったりしたい大人の時間に♪美味しいサバランを楽しもう
サバランの基礎知識やその由来、ババとの違いをご紹介しました。
サバランは、リッチなブリオッシュ生地に香り高いラムシロップを染み込ませた、大人のお楽しみスイーツです。自分へのご褒美や、ゆったりしたい時間のお供にぴったりですね。
マフィンや市販のパンを使う手軽なアレンジもあるので、ぜひ作ってみてくださいね。