DELISH KITCHEN

甘藷(かんしょ)とはどんな食べ物?特徴をご紹介!

作成日: 2021/09/06

世の中にはたくさんの食べ物がありますが、「甘藷」という食べ物をご存じですか。
豊富な品数が揃うスーパーでもほとんど目にしない名前なので、想像できないという人が多いかもしれません。しかし、実はとっても身近な食べ物の名前です。

この記事では、甘藷とはどんな食べ物を指しているのか、また名前の意味や歴史、品種について解説していきます。

目次

  1. 甘藷(かんしょ)について
    1. 甘藷とは
    2. 甘藷と呼ばれる理由・歴史
    3. 甘藷のおもな品種
  2. 甘藷澱粉(かんしょでんぷん)とは
  3. DELISH KITCHENの甘藷・さつまいもレシピ
  4. 甘藷はさつまいものことだった!品種やアレンジを楽しもう

甘藷(かんしょ)について

まずは、甘藷についてご紹介します。

甘藷とは

見慣れない「甘藷」という漢字の読み方は「かんしょ」です。
さつまいものことを指し、「唐芋(からいも)」や「琉球薯(りゅうきゅういも)」と呼ばれることもあります。

さつまいもは世界中で数千種類も栽培されており、日本でも数十種類が栽培されています。

甘藷と呼ばれる理由・歴史

熱帯アメリカで誕生したさつまいもは、ヨーロッパを経由して東南アジアから中国へ伝わり、中国から琉球(現在の沖縄県)へと渡ります。
それから薩摩(現在の鹿児島県)を経由し、青木昆陽(こんよう)という蘭学者が全国へ広めました。
ちなみに、青木昆陽は「甘藷先生」とも呼ばれていたそうです。

もともと中国ではさつまいものことを、甘い芋という意味の「甘藷」と呼んでおり、日本でもそのまま甘藷と呼ぶようになりました。
また、唐芋は唐(中国)から伝わった芋なので「唐芋」、さつまいも(薩摩芋)は薩摩から伝わった芋なので「薩摩芋」と呼ばれるようになったのです。

甘藷のおもな品種

日本で栽培されているさつまいもには、例えば「シルクスイート」があります。
その名の通り、シルクのような舌触りが特徴で、濃厚で上品な甘さを楽しめる品種です。

シルクスイートの詳しい特徴については、こちらをご覧ください。

また、糖度の高さとねっとりとした食感が特徴の「安納芋」も有名です。
安納芋は焼き芋でも人気がありますよね。

詳しい特徴などは、こちらのページでご紹介しています。

ほかにも、しっとりとしたクリーミーな食感が特徴で、安納芋と同様に焼き芋で人気のある「紅はるか」、ホクホク食感で昔ながらのさつまいもとして人気の「紅あずま」などがあります。

紫色をした「パープルスイートロード」や「ふくむらさき」、オレンジ色の「ハロウィーンスイート」「アヤコマチ」といった品種にも注目です。
いろいろ食べ比べしてみると楽しそうですね。

甘藷澱粉(かんしょでんぷん)とは

甘藷澱粉とは、さつまいものでんぷんのことで、水や熱を加えると糊のような粘り気が出て、冷やすと弾力が生まれるのが特徴です。

独特の風味や食感が好まれるため、特徴を活かして和菓子や焼き菓子などの食品に使用されています。
また、清涼飲料水などに使われる、ぶどう糖や水あめといった甘味料にも利用されています。

DELISH KITCHENの甘藷・さつまいもレシピ

甘藷は、おかずからスイーツまで、さまざまな料理に活躍します。
こちらでは、そんな甘藷を使った人気レシピをまとめていますので、参考にしてください。

甘藷はさつまいものことだった!品種やアレンジを楽しもう

甘い芋という意味の「甘藷」はさつまいものことで、もともと中国で呼ばれていた名前ということが分かりました。
普段、目にすることのない名前なので、甘藷という漢字だけではなかなか分かりませんよね。

さつまいもは種類が豊富で、新しい品種も次々誕生しています。
珍しい品種を購入できるインターネットショップもあるので、食べ比べをしたりアレンジをしたりして楽しみましょう。

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