DELISH KITCHEN

ハッシュドビーフとハヤシライスの違いとは?名前の由来や歴史もご紹介

作成日: 2021/11/01

ハッシュドビーフとハヤシライスは、どちらも美味しいですが見た目がそっくりですよね。どちらも牛肉を使って作ることもあり、その違いと聞かれるとはっきりと答えられない人もいるのでしょうか。

この記事では、ハッシュドビーフとハヤシライスに違いについて解説します。また、ビーフシチューやビーフストロガノフとの違いもご紹介するので、参考にしてください。

目次

  1. ハッシュドビーフとハヤシライスの違いについて
    1. ハッシュドビーフとは
    2. ハッシュドビーフのレシピ
    3. ハヤシライスとは
    4. 基本のハヤシライスのレシピ
    5. ハッシュドビーフとハヤシライスの違いは?
  2. ビーフシチューとの違い
    1. ビーフシチューとは
    2. 基本のビーフシチューのレシピ
    3. ビーフシチューとの違いは?
  3. ビーフストロガノフとの違い
    1. ビーフストロガノフとは
    2. 基本のビーフストロガノフのレシピ
    3. ビーフストロガノフとの違いは?
  4. ハッシュドビーフとハヤシライスに明確な違いはない!

ハッシュドビーフとハヤシライスの違いについて

ハッシュドビーフとハヤシライスの違いとはなんでしょうか。さっそく確認していきましょう。

ハッシュドビーフとは

ハッシュドビーフとは、細切りの牛肉をドミグラスソースで煮込んで作る洋食料理のひとつです。

ドミグラスソースで煮込んで作るハッシュドビーフは実は、日本生まれの西欧風料理なのです。西欧にもハッシュドビーフは存在しますが、日本のハッシュドビーフは異なります。

ハッシュドビーフのハッシュとは、細かく切るという意味で、西欧では玉ねぎなどの刻んだ野菜と肉を煮込んだ料理のことを言います。

ハッシュドビーフという名前の料理は19世紀以前には存在しており、ドミグラスソースで煮込んだ料理ではないものの、薄切り肉の煮込み料理という点においては共通しています。

ハッシュドビーフのレシピ

ルウは使用せずに、赤ワインやミグラスソース缶を使って作る本格的なハッシュドビーフのレシピです。難しそうにみえて、工程はシンプルなので簡単に作れます。記念日や大切な日におすすめのレシピです。

ハヤシライスとは

ハヤシライスとは、薄切りの玉ねぎと牛肉を炒めて、トマトケピューレやドミグラスソースで煮込んで作る西洋料理のひとつです。ハヤシライスは日本で生まれた西洋料理で、明治時代から食べられていると言われています。

名前の由来はたくさん存在し、「ハッシュ・ド・ビーフという言葉がなまってハヤシライスになった」や「林という名前の人が作ったことで、ハヤシライスになった」など、はっきりとした真相は分かりません。

基本のハヤシライスのレシピ

市販のルウを使わなくても、家庭で簡単にハヤシライスが作れます。ルウは、トマトジュースを使用して簡単に作ります。ローリエを加えて煮込むと、風味が良くなるのでおすすめです。トマトの程よい酸味とコクが味わえる人気の料理です。

ハッシュドビーフとハヤシライスの違いは?

実はハッシュドビーフとハヤシライスには諸説あり、明確な違いはないとされています。

一般的に認識されているのは、ハッシュドビーフはドミグラスソースをベースにした大人向きの味で、ハヤシライスはトマトソースやトマトケチャップなどをベースにした親しみやすい味ということです。

ビーフシチューとの違い

では、ハッシュドビーフやハヤシライスと同じ牛肉を使ったシチューのビーフシチューとの違いはなんでしょうか。ビーフシチューについて確認していきましょう。

ビーフシチューとは

ビーフシチューとは、牛肉とじゃがいも・玉ねぎ・人参などの野菜をブイヨンで長時間煮込み、ドミグラスソースで味付けして作る料理のことを言います。ビーフシチューはイギリス発祥の料理で、日本では明治初期に取り入れられました。

日本で初めて洋食屋でメニューに記載されたときは、「シチウ(牛・鶏うまに)」とどんな料理か分かるように記載されていたそうです。

基本のビーフシチューのレシピ

ビーフシチューは市販のルウを使わずに、赤ワインを使って本格的な味を家庭でも作れます。肉は赤ワインを使ってじっくり長時間煮ることで、臭みがなくなり柔らかい食感に仕上がります。クリスマスや記念日などの大切な日に作ってみてはいかがでしょうか。

ビーフシチューとの違いは?

ハッシュドビーフとハヤシライスとの違いは、肉の大きさなどです。ビーフシチューは、汁が少なめで肉などの具材にボリュームがあるため、スープを頂くというよりも具材を食べるのがメインとなることが多いです。

ビーフストロガノフとの違い

ビーフストロガノフのハッシュドビーフやハヤシライスとの違いは何なのでしょうか。ビーフストロガノフについて確認していきましょう。

ビーフストロガノフとは

ビーフストロガノフとはロシアの郷土料理で、牛肉と玉ねぎやマッシュルームを炒めてスープで煮込み、さらにサワークリームを加えて作る料理のことです。

ビーフストロガノフの名前の由来は、実は人の名前からつけられており、19世紀にロシアのストロガノフ伯爵の料理人が考案したことから名づけられたとされています。

また、ビーフストロガノフのビーフは牛肉という意味ではなく、ロシア語で「○○風」を意味する「ビフ」の誤植だと言われています。

基本のビーフストロガノフのレシピ

作るのが難しそうと思われるビーフストロガノフですが、実は簡単に作れます。生クリームとサワークリームを使って、家庭で本格的なビーフストロガノフを楽しんでみてはいかがでしょうか。

ビーフストロガノフとの違いは?

ビーフストロガノフがハッシュドビーフやハヤシライスと違う点は、サワークリームを加えて作ることです。使う食材や煮込む調理法は似ていますが、ビーフストロガノフはやや白く濁った色合いをしているのも特徴的な料理です。そのため、ハッシュドビーフやハヤシライスの茶色系の色合いとの違いもあります。

ハッシュドビーフとハヤシライスに明確な違いはない!

今回は、ハッシュドビーフとハヤシライスの成り立ちや違いについてまとめました。使う食材や工程、見た目も似ており、料理自体に明確な違いはないことが分かりました。

多くの人に認識されている区別の仕方は、大人向けの味付けがハッシュドビーフで、子供も食べやすい味付けなのがハヤシライスとされています。

それぞれ市販のルウを使って作ることが多い料理ですが、家庭でもルウを使わずに作ることができます。ぜひ、今回ご紹介したレシピを参考にして作ってみてくださいね。

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