
手軽で便利なコンソメキューブ!代用品には何がある?
作成日: 2020/04/21
更新日: 2025/04/23
さまざまな料理に活用できるコンソメキューブを常備している家庭は多いのではないでしょうか。だしを取る必要がなく、料理にキューブを加えるだけという手軽さが魅力です。こちらの記事では、そんなコンソメキューブの特徴や、コンソメキューブがないときに使える代用品などについて解説します。ぜひ参考にしてみてください。
コンソメキューブとは?
もともと、「コンソメ」とはフランス料理において「スープ」を指す言葉です。肉や香味野菜、ハーブなどを長時間煮込んでブイヨン(出汁)を作り、塩などの調味料で味つけしたものを濾して完成します。コンソメキューブとは、コンソメを凝縮したものをキューブ状に成型したものなのです。調理に使うとコンソメの風味や旨味が加わり、ワンランクアップの味に仕上げることができます。コンソメキューブをそのままお湯で溶かせば手軽にコンソメスープを作ることができる優れもので、ポタージュスープやシチューなどの煮込み料理にも使用されます。
どんな料理を作るかによっても異なりますが、スープなどの場合はコンソメキューブ1個に対して水300ミリリットル程度使うのが目安です。
コンソメとブイヨンの違いは?
ブイヨンは日本でいう「だし」のことで、フランス料理のスープのベースのことを指します。牛肉や牛骨に、香辛料や香味野菜を加えてじっくり煮込むことで旨味を抽出して作ります。
だしということで、コンソメとブイヨンはよく似ていますが、大きな違いはその使い道です。
ブイヨンはスープのベースとして使いますが、フォンドボーはソースのベースとして使用します。
なお、ブイヨンとコンソメについては以下の記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
コンソメキューブがないとき!代用できるものは?
コンソメキューブがないというときは、別の調味料で代用することが可能です。コンソメ調味料には粉末タイプもあり、好みによって使い分けることができます。キューブタイプのものは個包装されているため湿気にくいというメリットがあり、粉末タイプのものは少量だけ使いたいときなどにキューブを砕く必要がないので便利です。料理に使用する際は、コンソメキューブ1個に対して、コンソメ粉末小さじ2程度で代用できます。「和風だし」にはかつおやいりこ、昆布などの種類があり、特にかつおやいりこだしは動物性なのでコクがありおすすめです。ただし、野菜や肉を煮込んだコンソメに比べると少々物足りなさを感じるかもしれないので、ハーブやスパイスなどをお好みで加えるといいでしょう。
また、「鶏ガラスープの素」も、和風だしと同様に使うことができます。こちらは中華風の味付けになりやすいため、洋風にしたい場合もハーブやスパイスなどを加えてみてください。料理にコンソメのコクを加えたい場合には、「ウスターソース」がおすすめです。ウスターソースとは野菜や果物、スパイスなどを煮込んだもので、深い旨味が感じられるソースです。ただし、こちらのソースは色が濃いため、料理に色がついてしまうことが難点です。また、ソースには強い酸味もあるので、入れすぎると酸味を感じる料理になってしまうでしょう。ほんの少しだけ加えて、旨味をプラスする程度にとどめておくとよさそうです。
鶏ガラスープの素を使った代用方法はこちら
コンソメキューブを使ったデリッシュキッチンのレシピ
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時間がない時に、手軽に作れるスピードスープ! ソーセージの旨味がブロッコリーに染み込みます♪ 具材を大きめに切るのがポイント!軽食にもおすすめです!
旨味とコクをプラスするコンソメキューブを使いこなそう!
煮込み料理で活躍してくれるコンソメキューブ。料理に旨味やコクが加わるので、ぜひとも活用したい調味料です。意外と他の調味料でも代用がきくので、身近なもので試してみるのもおすすめです。来客の際にも、コンソメキューブを使ったロールキャベツやポトフなどを作ってみてはいかがでしょうか。喜ばれることまちがいありません♪