DELISH KITCHEN

ウインナーとソーセージの違いとは?自家製レシピもご紹介

作成日: 2021/11/23

毎日の食事だけでなく、お弁当やおつまみにも大活躍のウインナーやソーセージ。普段、なにげなくウインナーやソーセージという言葉を使っているかもしれませんが、それぞれには決められた定義があります。

この記事では、ウインナーとソーセージの違いについて解説するとともに、なじみのあるいくつかのソーセージについてもみていきましょう。また、ご家庭で手作りできるソーセージのレシピもご紹介します。

目次

  1. ウインナーとソーセージの違いについて
    1. ソーセージ
    2. ウインナーソーセージ
  2. そのほかのソーセージについて
    1. フランクフルトソーセージ
    2. ボロニアソーセージ
  3. ソーセージの作り方とDELISH KITCHENのレシピ
    1. 自家製ソーセージ
    2. 自家製カレーチーズソーセージ
    3. 自家製パクチーレモンソーセージ
    4. 自家製チョリソー
  4. ウインナーはソーセージのひとつ!自家製もおすすめ

ウインナーとソーセージの違いについて

ウインナーとソーセージ、このふたつの違いについてみていきましょう。

ソーセージ

一般的に、ソーセージは塩漬けされた豚肉、牛肉、鶏肉などのひき肉に、香辛料や調味料を混ぜ、それをケーシングという筒状のものにつめたあと、加熱や乾燥させた食肉加工品のことをいいます。
ソーセージは大きさに基準はありませんが、太さによって種類が分けられています。

JAS規格(日本農林規格)で詳しくソーセージの定義をみてみると、ソーセージに使う肉は塩漬けされたものに限らず、内臓や血液を使うものも該当します。
また、ケーシングは豚や羊などの腸だけでなく、現在ではコラーゲンなどで人工的に作られたものも使用されています。

ソーセージというのは英語の名前ですが、もとをたどると、ラテン語で塩漬けを意味する「salsus(サルスス)」に由来しています。

ウインナーソーセージ

ウインナーは、数あるソーセージの中のひとつの種類です。正式には「ウインナーソーセージ」と呼び、ウインナーという名前はオーストリアの都市ウイーンに由来しています。

JAS規格(日本農林規格)では、ウインナーは羊腸を使ったもの、もしくは太さ20mm未満のソーセージと定義されています。羊腸を使っていれば、太さが20mm以上でもウインナーと呼ばれます。

ウインナーはソーセージの中でも細い種類のため、料理やお弁当のおかずなどに使いやすく、日本で最も食べられているソーセージです。パキっとした薄い皮の食感もたまらない味わいですね。

ちなみに、お弁当に使われることの多い、赤いウインナーは日本独自のものです。戦後、まだ良質な材料が手に入らなかった時代に、ウインナーの色が悪かったため着色料で表面を赤くして、おいしくみせようとして生まれたものです。これもJAS規格では、太さの基準を満たしていればウインナーとなります。

そのほかのソーセージについて

ウインナー以外の代表的なソーセージである、フランクフルトソーセージとボロニアソーセージもみてみましょう。

フランクフルトソーセージ

フランクフルトという名前は、ドイツの都市フランクフルトに由来し、正式には「フランクフルトソーセージ」と呼ばれます。

JAS規格によるとフランクフルトは豚腸を使ったもの、または太さが20mm以上、36mm未満のものと定義されています。つまり、豚腸を使っていれば太さに関わらずフランクフルトとなります。

フランクフルトはウインナーと同様に、調味料や香辛料を加えて練ったひき肉を、豚腸や適した太さのケーシングにつめ、加熱して作られています。パリッとした少し歯ごたえのある皮とジューシーな味わいが特徴で、食べごたえのあるソーセージです。

串に刺さった状態で販売されていることが多く、お祭りの屋台やコンビニのレジの横にあるホットスナックコーナーなどでよく見かけます。

ボロニアソーセージ

ボロニアソーセージといわれても、どんなものか分からない方もいるかもしれませんが、スーパーなどでよく販売されているソーセージのひとつです。
ボロニアという名前は、発祥地である北イタリアのボローニャ地方に由来しています。

ボロニアソーセージの定義をJAS規格でみてみると、牛腸を使ったもの、または太さ36mm以上のものとされています。製造過程で特徴的なのは、調味料や香辛料を入れて練った豚ひき肉に、大きめに刻んだ豚の脂肪を加えることです。

太いソーセージなので、ウインナーやフランクフルトのようにそのまま調理するのではなく、ハムのようにスライスして生食したり、お好みの厚さに切ってから調理します。断面には脂肪の小片が見えるのが特徴で、これがハムとの違いのひとつです。

脂肪を加えて作られているボロニアソーセージですが、くせは少なくなっています。生食すればしっとり柔らかく、加熱すれば練りこんである脂肪のおかげで、ジューシーな味わいを楽しむことができます。

ボロニアソーセージについて、詳しくはこちらでご紹介しています。

ソーセージの作り方とDELISH KITCHENのレシピ

最後に、自宅でも楽しむことができる自家製ソーセージのレシピをご紹介します。ジューシーに仕上げるコツや、腸づめの方法も詳しく解説しています。手間をかけた手作りソーセージのおいしさは格別ですよ。

自家製ソーセージ

豚ひき肉に塩、黒こしょう、ガーリックパウダー、オールスパイスなどを加えたシンプルなソーセージです。スパイスを変えたり、セージやオレガノといったハーブを加えて、お好みのアレンジもできます。

自家製カレーチーズソーセージ

豚ひき肉にカレー粉を加えたスパイシーなソーセージ。粉チーズを使うことで、まろやかさも加わっています。こちらのレシピでは、カレー粉以外にクミンやセージなどを加えていますが、お好みでアレンジするのもおすすめです。

自家製パクチーレモンソーセージ

豚ひき肉にナツメグなどのスパイスと刻んだパクチー、レモンの皮を混ぜ合わせたエスニックな味わいのソーセージ。皮を使ったレモンは果汁もしぼり、たまねぎとにんにくの風味がきいたレモンだれにして、焼いたソーセージに添えましょう。

自家製チョリソー

チリペッパーやガーリックパウダーを混ぜ合わせた本格的なチョリソーも、ご家庭で作ることができます。辛さはお好みで調節できますよ。ピリッとした辛味がやみつきになる味わいで、お酒ともよく合います。

ウインナーはソーセージのひとつ!自家製もおすすめ

ウインナー、フランクフルト、ボロニアはすべてソーセージの一種で、ケーシングの種類や太さによって分類されています。それぞれ味わいや食感も異なり、さまざまな食べ方で楽しむことができます。

また、工程が多く手間はかかりますが、ソーセージはご家庭でも作ることができますよ。使う食材やスパイスをお好みでアレンジできるのも自家製ならではです。格別のおいしさに仕上がるので、時間のあるときに挑戦してはいかがでしょうか。

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