DELISH KITCHEN

フランスパンのひとつであるバタールとは?レシピもご紹介

作成日: 2021/11/29

パリッとした皮や細長い形が特徴のフランスパン。さまざまな種類があり、それぞれ長さや重さ、形状が異なっていますが、その中のひとつにバタールがあります。中身がモチモチと柔らかく、そのまま食べるのはもちろん、いろいろなアレンジをして楽しめます。

この記事では、バタールについて詳しくみていきましょう。同じくフランスパンのひとつであるバゲットとの違いやレシピもご紹介します。

目次

  1. バタールとは
  2. フランスパンとは
  3. バタールとバゲットの違い
  4. バタールの作り方とDELISH KITCHENのレシピ
    1. バタール
  5. バタールの食べ方とDELISH KITCHENのレシピ
    1. サンドイッチ
    2. ・フィリーチーズステーキサンドウィッチ
    3. フレンチトースト
    4. ・ブリュレフレンチトースト
    5. ・りんごのモーニングフレンチトースト
    6. ・カラメルバナナのフレンチトースト
    7. ブルスケッタ
  6. 太くて短め!中身が柔らかいバタールを楽しもう

バタールとは

太くて短い見た目が特徴のバタールは、フランスパンの一種です。
フランス語で「中間の」という意味があり、バゲットとドゥ・リーヴルの中間の太さというところから名づけられました。

バタールの形は棒状で、生地重量350gほど、長さ40~50cmほど、クープ(表面に入れる切り込み)の数は3本のものが一般的です。皮はパリパリで中身はモチモチと柔らかく食べやすいため、日本では人気のあるフランスパンです。

バタールは油脂を一切含まないため、あっさりとした味わいです。そのまま食べたり食事のおともに合わせたりするほか、サンドイッチやブルスケッタ、フレンチトーストなどにアレンジするのもおすすめです。

フランスパンとは

フランス発祥のフランスパンは、基本的な材料である小麦粉、イースト(酵母)、塩、水で作られたパンです。「フランスパン」という名前は、それらフランス発祥のパンの総称になります。

表面はカリッと香ばしいハードタイプで、シンプルな分、原料や作り方のごまかしがきかず、おいしく焼き上げるには熟練の技術が必要になります。

フランスではデクレ(フランス法)により、フランスパンの規格が定められています。棒状や丸型などさまざまな種類があり、生地の重量、長さ、形状によって名前が異なっています。

また、棒状タイプは、種類によってクープの数がおおよそ決まっています。クープはパン生地を膨らませる、火の通りをよくする、見た目を美しくするという役割があり、フランスパンを作るために必要な工程です。

ただ、日本で販売されているフランスパンは、フランスで決められているものと生地の重量や長さ、形状が異なることがあります。使用する小麦粉もフランス産ではない場合もあるため、食感や香りも変わってきます。

バタールとバゲットの違い

フランスパンの中でも広く知られているバゲットは、フランス語で「杖」や「棒」という意味があり、60~80cmと細長い形が特徴です。クープの数はバタールが3本に対し、バゲットは7~8本ほど入っています。

原材料はバタールと同じで小麦粉、イースト(酵母)、塩、水から作られており、重量も変わりません。バタールとバゲットの違いを見極めるなら、長さ、太さ、クープの数で確認するとよいでしょう。

バゲットはバタールに比べると、全体的に食感がパリパリで硬めです。パンの皮が好きな方におすすめで、香ばしさや発酵からくる深い味わいなどが存分に楽しめます。

お好みの厚さに切ってそのまま食べるほか、薄くスライスしてオードブルに使ったり、サンドイッチやラスクにアレンジしてもおいしく食べられますよ。

バタールの作り方とDELISH KITCHENのレシピ

シンプルな材料で作られるバタールをご家庭でも楽しみましょう。

バタール

材料は準強力粉、ドライイースト、塩、水だけですが、奥深い味が楽しめます。焼く前に生地全体に霧吹きをかけて湿らせると、表面がパリッと焼き上がりますよ。このレシピでは発酵機能つきのオーブンで作ります。

バタールの食べ方とDELISH KITCHENのレシピ

中身が柔らかいバタールはそのまま食べるほか、さまざまなアレンジをして楽しめます。

サンドイッチ

食パンで作ることが多いサンドイッチは、バタールでもおいしく仕上がります。肉や野菜、チーズなど、お好みの具材をはさみましょう。シンプルな味わいのバタールが食材の旨味を引き立てます。

・フィリーチーズステーキサンドウィッチ

アメリカ発祥の食べごたえがあるサンドイッチです。横に切り込みを入れたバタールの間に、香ばしく炒めた牛肉と玉ねぎ、とろとろチーズをはさみます。週末のランチにいかがでしょうか。

フレンチトースト

フレンチトーストは、牛乳、卵、砂糖などを混ぜた液体にパンを浸し、バターでこんがり焼いた料理です。食パンはもちろん、中身が柔らかいバタールでもおいしく作れます。
ご紹介するレシピはバゲットを使っていますが、バタールで代用できますよ。

・ブリュレフレンチトースト

定番のフレンチトーストをブリュレ風に仕上げました。表面にグラニュー糖をまぶし、こんがり焼き目をつけるのがポイントです。ホイップクリームやミントを添えれば、カフェのメニューのような一品に仕上がりますよ。

・りんごのモーニングフレンチトースト

りんごとシナモンの香りがたまらないフレンチトーストです。りんごのソースはレンジで作るため手軽にできあがりますよ。紅茶と一緒に楽しむのもおすすめです。

・カラメルバナナのフレンチトースト

バナナを丸ごと使ったフレンチトーストです。甘くて香ばしいカラメルソースはフレンチトーストと相性ぴったり。バニラアイスやホイップクリーム、水切りヨーグルトなどを一緒に添えるのもおすすめです。

ブルスケッタ

イタリア料理の軽食のひとつであるブルスケッタは、前菜やおつまみにぴったりです。
ブルスケッタは軽く焼いたパンに、にんにくやオリーブオイルを塗り、具材を乗せたものです。具材に決まりはなく、肉、魚介、野菜など、お好みの食材を自由に組み合わせて楽しめます。

こちらの記事では、ブルスケッタのおすすめレシピをご紹介しています。バゲットなどのパンを使っていますが、バタールでもおいしく作れますよ。

太くて短め!中身が柔らかいバタールを楽しもう

フランスパンの一種であるバタールは、中身が柔らかく食べやすいのが特徴です。同じフランスのひとつであるバゲットとは、長さや太さ、クープの数などが異なっており、バタールの方が太くて短い見た目をしています。

シンプルな材料で作られるバタールは、そのまま食べるのはもちろん、あっさりとした味わいを活かして料理に添えて楽しむこともできます。また、サンドイッチやフレンチトースト、ブルスケッタなど、さまざまなアレンジができますよ。

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