トマト缶の栄養とは?カロリーや保存方法もご紹介
作成日: 2022/02/07
さまざまな料理に活用できて便利なトマト缶。種類も豊富で普段の料理に欠かせない食材のひとつですが、どのような栄養が含まれているかご存じでしょうか。
この記事では、トマト缶のカロリーや栄養について詳しく解説するとともに、開封後のトマト缶の保存方法もご紹介します。
トマト缶のカロリーと栄養
トマト缶のカロリーや栄養をみていきましょう。あわせてトマト加工品についてもご紹介します。
トマト缶
ホールのトマト缶(食塩無添加)、可食部100gあたりカロリーや栄養は以下の通りです。
・カロリー…21kcal
・炭水化物…4.4g
・たんぱく質…0.9g
・食物繊維…1.3g
・糖質…3.1g
・脂質…0.2g
トマト缶は一般的に400gのものが多いので、1缶あたりのそれぞれの数値は約4倍となります。
そのほかのトマト加工品
トマト加工品についてもご紹介します。トマトケチャップとトマトジュース、それぞれ可食部100gあたりの数値は以下の通りです。
《トマトケチャップ》
・カロリー…106kcal
・炭水化物…27.6g
・たんぱく質…1.6g
・食物繊維…1.7g
・糖質…25.9g
・脂質…0.2g
《トマトジュース(食塩無添加)》
・カロリー…18kcal
・炭水化物…4.0g
・たんぱく質…0.7g
・食物繊維…0.7g
・糖質…3.3g
・脂質…0.1g
トマト缶のおもな栄養の働き
トマト缶に含まれる栄養の働きについてご紹介します。
ビタミンE
ビタミンEは、油に溶けやすいビタミンの一種です。血行を促進する働きがあるだけでなく、活性酸素の働きを抑える抗酸化ビタミンでもあります。
活性酸素は動脈硬化を起こしやすくする過酸化脂質を作りだしたり、がんや老化、免疫機能の低下などの原因となる物質です。
詳しくはこちらをご覧ください。
カリウム
カリウムは人体に必要なミネラルの一種で、体内で浸透圧を調整する働きがあります。ナトリウムの排出をサポートする作用があるため、塩分のとりすぎを調節してくれます。
βカロテン
βカロテンは強い抗酸化作用があることで知られている栄養です。
リコピン
リコピンは、トマトのような赤い野菜や果物に多く含まれる栄養です。βカロテンと同様に、抗酸化作用が強いことで知られています。
食物繊維
食物繊維は「第6の栄養素」として注目され、人の消化酵素で消化できない栄養です。整腸作用など体の中で有用な働きをすることが注目されています。
開封後のトマト缶の保存方法
開封後のトマト缶は、中身を缶から取り出して保存します。そうすることで、金属の臭いが移ってしまったり変色したりするのを防ぐことができます。保存袋に入れてしっかり空気を抜きましょう。冷蔵の保存期間の目安は2日ほどです。
冷凍する場合も、同じように冷凍用保存袋に入れて保存します。冷凍保存の目安は3〜4週間ほどです。
詳しくはこちらをご覧ください。
DELISH KITCHENのトマト缶を使ったレシピ
トマト缶はさまざまな料理に活用できます。こちらではバリエーション豊富なレシピをご紹介しています。
トマト缶の栄養を知って料理に活用しよう
トマト缶には三大栄養素のほかに、カリウムやβカロテン、ビタミンE、食物繊維などさまざまな栄養が含まれています。よく使う食材だからこそ、おおよそのカロリーも知っておくと参考になりますよ。
調理にも手軽に使えて幅広い料理にアレンジできるトマト缶ですが、開封したあとは適切に保存して上手に使い切りましょう。
【出典】
・日本食品標準成分表 2020年版(八訂)
【参考】
・厚生労働省 e-ヘルスネット カリウム
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-005.html)
・厚生労働省 e-ヘルスネット カロテノイド
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-007.html)
・厚生労働省 e-ヘルスネット 食物繊維
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-016.html)(2022/02/07)