DELISH KITCHEN

ホールトマト缶やカットトマトを使いこなす!レシピも

作成日: 2021/02/05

トマトを使ったパスタソースや煮込み料理を作るとき、何かと重宝するのがトマトの旨味をギュッと濃縮したホールトマト缶です。しかし、ほかにもカットトマト缶、ピューレなど似たような商品がいくつもあり、どれを使えばよいか迷ってしまうことも。

この記事では、ホールトマト缶とカットトマト缶の違いやトマト缶を使った人気のレシピをご紹介します。

目次

  1. ホールトマト缶について
    1. ホールトマト缶とは
    2. カットトマト缶やその他のトマト加工品との違い
    3. ホールトマトの代用方法
  2. トマト缶の保存方法
  3. ホールトマト缶を使ったDELISH KITCHENのレシピ
    1. 【おかず】
    2. ホールトマトで!鶏のトマトクリーム煮
    3. 基本のチキンのトマト煮
    4. サバ缶のトマト煮
    5. 【パスタ】
    6. がっつりミートソース
    7. トマトとベーコンのワンパンパスタ
    8. イワシ缶の和風ペンネアラビアータ
    9. 【カレー】
    10. スパイスポークカレー
    11. ゴーヤーのキーマカレー
  4. ホールトマト缶を使いこなしてワンランク上の料理を作ってみよう!

ホールトマト缶について

ホールトマト缶とは

ホールトマト缶とはその名の通りトマトを丸ごと水煮にし、缶に密封したものです。
使われているのは主にサンマルツァーノ種やドウチェット種といった加工用トマトで、生食用に比べて皮が硬く味が濃いのが特徴です。
トマトが本来持つ甘味や酸味がそのまま残ったホールトマト缶はスパゲッティや煮込み料理などさまざまな料理に大活躍します。

また、ホールトマト缶にはトマト以外にも食塩やクエン酸が添加されていることもあり、味もメーカーによってかなり違います。どのホールトマト缶が良いかは好みで選ぶとよいでしょう。

ホールトマト缶の内容量は一般的な家庭用から大きな業務用サイズまでさまざま。
缶切り不要で容量が少なめのパック入りホールトマトも人気があります。

カットトマト缶やその他のトマト加工品との違い

ホールトマト缶とカットトマト缶の違いは、ホールトマト缶にはトマトの水煮が丸ごと入っているのに対し、カットトマト缶にはダイス状にカットされたトマトの水煮が入っていることです。
また、酸味がある種の部分が取り除かれている、煮崩れしにくいロマーノ種などを使用しているので煮込んでも果肉が残りやすい、などの違いがあります。

ホールトマト缶とカットトマト缶の使い方としては、甘味と酸味のバランスが良いホールトマト缶はパスタソースや煮込み料理に、加熱しても果実感が残りやすく味もあっさりしているカットトマト缶はスープなどに使うのがおすすめです。自分の好みで使い分けましょう。

そのほか、似たようなものにピューレやペースト、トマトソースなどがあります。
ピューレはトマトの裏ごしを煮詰めたもので、水煮よりもトマトの味が濃厚です。
ペーストはピューレをさらに煮詰めたもので、料理の隠し味などに使われます。
一方、トマトソースとはトマトを香味野菜や調味料で味付けした「ソース」のことで、開封すればすぐに使えるのが利点です。

ホールトマトの代用方法

ホールトマト缶の代用としては、加工用のトマトを湯むきして料理に入れ、塩を心持ち多めにして味を調える、などの方法があります。生食用のトマトでも代用できますが、トマトの味が薄いので思うようにいかないことも。
トマトの原型が残らないスープであれば、トマトジュースにトマトケチャップと塩、コンソメを入れ、味を調整するのがおすすめです。

トマト缶の保存方法

開封して使いきれなかったトマト缶をそのままにしておくと、缶の臭いが移ったり変色したりすることがあります。
開封後は中身を保存袋に移し、しっかり空気を抜いて冷蔵庫、または冷凍庫で保存しましょう。こうすることでトマトの酸化を防ぎ、次に使うときも美味しく食べられます。空気を抜くときは、出来るだけ平らにするのがコツです。

ホールトマト缶を使ったDELISH KITCHENのレシピ

【おかず】

ホールトマトで!鶏のトマトクリーム煮

鶏もも肉を軽くソテーした後、まいたけや玉ねぎと一緒にトマトクリームで煮込んだオシャレな料理です。
ホールトマトで作ったトマトクリームが鶏肉の臭みを消し、旨味を引き出しています。
また、生クリームの代わりに牛乳を使用しているのでさっぱりした味わいです。
トマトの赤が食卓に彩りを添える、ディナーにおすすめの一品です。

基本のチキンのトマト煮

一口大に切った鶏もも肉に焼き色を付け、ホールトマトを加えてコトコト煮込んだトマト煮です。
片栗粉のとろみで食べ応えはまるで具沢山のシチューのよう。鶏肉やしめじが苦手な子供もトマトのさわやかな風味のおかげで食べやすいでしょう。
隠し味に入れたにんにくが決め手の、温かいおかずです。

サバ缶のトマト煮

サバの水煮とトマト缶を使った、簡単レシピです。
サバとトマトはイタリア料理ではポピュラーな組み合わせで、脂のりが良いサバとトマトの酸味が思いがけない美味しさを生み出します。トマト煮に入れる野菜はじゃがいもや玉ねぎなど、冷蔵庫にあるもので構いません。
缶詰さえあればすぐに作れるので忙しいときにもおすすめです。

【パスタ】

がっつりミートソース

豚ひき肉の代わりに粗みじん切りにしたこま切れ肉を使ってお肉のごろごろ感を出した、特製ミートソースです。
自家製ミートソースは面倒というイメージがありますが、材料をすべてみじん切りにしてしまえば後は軽く炒めてホールトマトを入れて煮込むだけ。
茹で上がったスパゲッティに絡めれば、もうフォークが止まらないおいしさです。

トマトとベーコンのワンパンパスタ

フライパンひとつで作れる、厚切りベーコンとトマトの簡単パスタです。
スパゲッティは半分に折ってパスタソースで煮込むので、別茹でする必要がありません。パスタソースでスパゲッティを煮込むとトマトの旨味が麺によく絡みます。
丸ごと使った唐辛子の辛さとにんにくの香りが食欲を刺激する、大人向けのパスタです。

イワシ缶の和風ペンネアラビアータ

唐辛子のピリッとした辛さが決め手のアラビアータも、しょうゆ味のイワシ缶で作ると美味しい和風パスタになります。
作り方はにんにくと唐辛子を炒めたら、ホールトマトとイワシ缶、別茹でのペンネを入れて煮込むだけなので簡単♪
アンチョビの缶詰を使ったトマトパスタとは一味違う、ごろっと入ったイワシが嬉しいお手軽なパスタです。

【カレー】

スパイスポークカレー

カレー粉を使わずホールトマトや玉ねぎ、クミンなどのスパイスを使って仕上げた、本格的なポークカレーです。
スパイス入りのヨーグルトに漬け込んだブロック肉は柔らか、油で炒めたクミンの香りは芳醇で、その全てをホールトマトがうまくまとめています。
少し手間はかかりますが、時間と労力をかけた分、味はお墨付きです。

ゴーヤーのキーマカレー

苦味ほとばしるゴーヤーを入れた、簡単キーマカレーです。
合いびき肉をしっかり炒めると肉自体にカレー粉の香りやホールトマトの酸味が染みてキーマカレーがとても美味しくなります。軽く火を通したゴーヤーの歯ごたえも良いアクセント。
ゴーヤーが出回る時期になったらぜひ作りたい、暑い夏にぴったりのカレーです。

ホールトマト缶を使いこなしてワンランク上の料理を作ってみよう!

ホールトマト缶は、使用しているトマトの種類やメーカーによって味が随分異なる奥深い食材です。
また、料理に応じてカットトマト缶やピューレ、ペーストなどを使いこなせるようになれば料理の幅はさらに広がるでしょう。
料理の旨味を引き出す魅惑の食材・ホールトマト缶を使いこなして、みんながびっくりするほど美味しい料理を作ってみませんか。

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