よこわとはどんな魚?食べ方やおすすめレシピもご紹介
作成日: 2022/02/24
よこわという魚をご存じでしょうか。西日本の一部の地域で呼ばれている名称であるため、あまり聞きなじみがないという方も多いかもしれません。
この記事では、よこわと呼ばれる魚について特徴や味、おすすめの食べ方、レシピなどをご紹介します。
よこわとは
よこわはクロマグロ(本マグロ)の幼魚のことを指し、旬は夏から秋にかけての時期です。おもに静岡県、和歌山県、高知県、山口県、福岡県、兵庫県明石市などで呼ばれていて、体に横帯模様(横の輪)があることが呼び名の由来といわれています。
成魚になると300kgほどにもなるためマグロは漁の対象になりますが、幼魚であるよこわは釣りで楽しむことができます。市場ではマグロより比較的に安価で手に入ります。
クロマグロの成魚は腹にたっぷりと脂がのっているのに対し、よこわの身は脂肪分が少なくたんぱくでさっぱりとした味わいです。小さいものは脂が控えめなカツオのような味わいです。
本マグロについては、こちらで詳しくご紹介しています。
よこわの食べ方とDELISH KITCHENのレシピ
よこわのおいしい食べ方をご紹介します。レシピではマグロを使っていますが、よこわでも作ることができますよ。
【刺身】
新鮮なよこわは刺身にして食べると、さっぱりとした味わいを存分に楽しむことができます。
【漬け丼】
調味料が染み込んで本来の旨味がより引き立つ、おすすめの食べ方です。
マグロの漬け丼
わさびとおろししょうがのアクセントがきいた漬けだれは、マグロのおいしさをより引き立ててくれます。大葉のさわやかな香りと、とろけた濃厚な卵黄がマグロにからんでご飯がによく合います。
【しょうが煮】
甘辛い味付けにしょうがのアクセントがきいて、より深い味わいが堪能できる食べ方です。
マグロの生姜煮
シンプルな材料で簡単に作れるレシピです。甘辛いたれがマグロに染み込んで、ご飯にはもちろんお酒のお供にもぴったりですよ。照りがでるまで煮つめることで、よりおいしく仕上がります。
【あら煮】
捨ててしまいがちなあらも、上手に活用すると凝縮された旨味が溶け出した絶品料理に仕上がります。
マグロのアラ煮
比較的に安価で手に入るマグロのあらを使って、旨味たっぷりな絶品おかずを作りましょう。長ねぎやごぼうなども一緒に煮込めばボリュームも十分。しょうがのきいた甘辛い味の煮汁は、ご飯によく合う味付けです。
【竜田揚げ】
サクッと揚がったよこわはジュージーな味わいがプラスされて、食べごたえ十分なおかずになります。
マグロの竜田揚げ
しょうがやしょうゆの下味がしっかりついた竜田揚げです。最初に塩をふって余分な水分をふき取るひと手間で、特有の臭みが抜けて仕上がりに差がでますよ。さっと揚げればミディアムレアで楽しめます。
よこわとはクロマグロの幼魚の呼び名
よこわというのは一部の地域で呼ばれている魚の名称で、クロマグロの幼魚を指しています。刺身や寿司の定番でもあるマグロは脂がのった濃厚な風味が魅力ですが、幼魚であるよこわはさっぱりとした味わいが特徴です。
マグロと同じように調理することができ、漬け丼や竜田揚げにしても重くなりすぎないので、よこわを使うのもおすすめです。新鮮なよこわが手に入ったら、ご紹介したレシピを参考に味わってみましょう。