ふきの葉とは?下処理やおいしく食べられるレシピをご紹介
作成日: 2022/03/08
春の食材であるふきは茎を食べることが多いですが、葉も食べられることをご存じでしょうか。普段はあまり使わない食材なので、食べ方やどのように調理すればよいかなど分からないこともあるかもしれません。
この記事では、ふきの葉の下処理やおすすめレシピをご紹介します。
ふきの葉とは
ふきはキク科フキ属に分類される多年草です。ふきの花の蕾の部分はフキノトウで、花が咲いた後に地下茎からでてくる葉の柄の部分がふきです。
茎の部分を食べるのが一般的ですが、葉も食べることができます。ふきの葉は佃煮にしていただくのが定番の食べ方です。
また、ふきの葉の花言葉は「私を正しく認めてください」というもので、薬用に使えるという俗信があったことから、このよう付けられたといわれています。
ふきの下処理や保存方法、レシピについてはこちらをご覧ください。
ふきの葉の下処理
ふきの葉はアクが強いので、水にさらしてしっかりとアク抜きするのがポイントです。まずは鍋に湯をわかし、適量の塩とふきの葉を入れて1分ほどゆでます。
ゆであがったら水にさらしますが、途中で2〜3回ほど水を替えながら行いましょう。1時間ほど水にさらし、水気を切ったら下処理の完了です。
下記でご紹介するレシピでもアク抜きの方法を確認できるので、あわせてご覧ください。
ふきの毒について
ふきには「ピロリジジンアルカロイド類」という天然毒が含まれています。ただ、この天然毒は⽔に溶ける性質があるため、適切にアク抜きをすることで安全に食べることができます。
調理時間の短縮や成分を逃さないために、アク抜きを行わず調理する場合もあるようですが、必ず下処理をしてから使うようにしましょう。
DELISH KITCHENのふきの葉を使ったレシピ
ふきの葉を使ったレシピをご紹介します。
ふきの葉じゃこ
ふきの葉を使って、ご飯のおともにぴったりな一品を作りましょう。ふきの葉の苦味とじゃこの旨味がよく合い、しょうゆの風味もきいています。
豚ロースのふきの葉みそだれ
豚ロース肉のソテーに、ふきの葉のさわやかな苦味がきいたみそだれをたっぷりかけていただきます。ふきの葉の緑色がきれいで、シャキシャキとした食感も楽しめます。
ふきは葉の部分も食べられる
一般的に茎を食べることが多いふきですが、葉の部分も食べることができます。苦味があり、佃煮にして食べるのが定番となっています。
ご家庭で調理する際は、はじめにゆでて水にさらす下処理をしてから使いましょう。アクが強いため、しっかりとアク抜きするのがポイントです。ふきの葉が手に入ったら、ご紹介したレシピをぜひ参考にしてください。
【参考】
厚生労働省 ふき・ふきのとうはあく抜きして⾷べましょう
(https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/naturaltoxin/attach/pdf/pyrrolizidine_alkaloids-4.pdf)(2022/03/08)