初夏の味覚ふきの下処理や煮物のレシピをご紹介します
作成日: 2021/03/23
春から初夏にかけて旬が訪れる「ふき」は、独特な風味とシャキシャキの食感が魅力です。
この記事では、ふきをよりおいしくいただくために、正しい下処理や保存方法について解説します。また、ふきといえば煮物のイメージですが、煮物以外のレシピでもおいしくいただけるんですよ。
そこで、煮物やその他のおすすめレシピもご紹介するので参考にしてみてくだい。
ふきの下処理
ふきは時間が経てば経つほどアクが出てくるため、なるべく手際よく下処理するのがポイントです。
まず、両端を切り落としたら鍋に入る長さに切ります。ちなみに、食べやすい大きさに切るのは下処理をしてからのほうが、皮むきの手間がかかりません。
なるべく長い状態でゆでられるように、ゆでる際はフライパンを使うのがおすすめです。
鍋に入る大きさに切ったふきは、まな板の上で塩をふりかけ板ずりをします。板ずりをすることで皮が剥きやすく、色も鮮やかにゆで上がるからです。
それから熱湯でゆでて、一旦冷水で冷ましたら皮を剥きます。
詳しい下処理の方法は、こちらの動画でご紹介しています。
ふきの保存方法
ふきを生で保存する場合、葉と茎を切り離してからラップに包み冷蔵庫の野菜室で保存します。ただし、保存中もアクが強くなっていくので、なるべく早くアク抜きが必要です。
下処理したふきを保存する場合は、保存容器にふきが隠れる程度の水と一緒に入れて、ふたをしてから冷蔵庫で保存します。数日保存が可能ですが、水は毎日交換しましょう。
なお、こちらではふきの保存方法を動画で詳しくご紹介しています。
きゃらぶきの作り方
砂糖としょうゆで味付けをしたきゃらぶきは、ごはんのお供にもぴったりな人気の煮物です。
下処理をしたら調味料と一緒に煮込むだけなので意外と簡単に作れます。煮込んだ後は粗熱がとれるまでそっとしておくことで味もしっかり染み込みます。
ふきを使ったDELISH KITCHENの煮物レシピ
ここからは、ふきを使った煮物のレシピをご紹介します。
ふきのだし煮
ふきをかつおだしで煮込んだ煮物です。
だしから手作りをして本格的な味に仕上がります。だしが染み込んだ、上品で優しい味わいをお楽しみください。
鶏肉とふきの煮物
ふきと鶏肉を食べ応えのある煮物にしてみました。
短い煮込み時間でもきちんと味が染み込みます。口いっぱいに広がるふきの風味とジューシーな鶏肉を味わいましょう。
ふきと筍の合わせ煮
初夏の味覚を一緒に煮込んだ合わせ煮です。
ふきと筍の香りが混ざり合う、香り豊かな一品になります。おもてなし料理や、小料理屋気分でおつまみにするのもおすすめです。
ふきと鶏肉の土佐煮
だしがきいたふきと鶏肉の土佐煮は、後味あっさりでいくらでも食べられます。
ふきと和風だしのハーモニーを満喫しましょう。ゴロッとした鶏肉でボリューミーな仕上がりです。
ふきとサバの炒め煮
サバ缶を使ったふきの炒め煮です。
ササっと作れて、山の幸と海の幸を一緒にいただける贅沢な一品になります。サバのうまみとふきのほろ苦さがたまりません。
ふきを使ったDELISH KITCHENのその他のレシピ
お次は、ふきを使ったその他のレシピをご紹介します。
ふきと油揚げの炊き込みご飯
子供からも人気の高い炊き込みご飯にふきを加えてみました。
味付けはあっさりなので、おかずと一緒に楽しめますよ。煮物だと箸が進まない子供も、油揚げとの炊き込みごはんならパクパク食べてくれるでしょう。
ふきちくわのマヨごまソース
マヨごまソースでふきが洋風メニューに変身です。
ちくわの穴にふきを差し込みソースは混ぜるだけなので、あともう一品!というときにも手軽に作れます。
ふきで作るアンゼリカ
本来アンゼリカはせり科の植物で作りますが、日本ではふきを使うのが一般的です。
たっぷり煮詰めて乾燥させて、モチモチの食感に仕上がります。手作りお菓子を作る人は、ぜひアンゼリカも手作りしてみてください。
ふきの葉を使ったDELISH KITCHENのレシピ
最後にご紹介するのはふきの葉を使ったレシピです。
ふきの葉じゃこ
ふきの葉は茎よりも苦みが強いため、大人の味になります。
煮詰めて味が染み込んだふきの葉とじゃこは、ごはんにかけてもお酒のお供にしても良いですね。
覚えてしまえば意外と簡単!正しい下処理でふきをおいしくいただこう!
ふきの下処理は難しいと思っていた人も、意外と簡単にできることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
ふきは時間の経過と共にアクが強くなるのでなるべく早めに下処理するのもポイントです。また、ふきは基本のきゃらぶき以外にも、ほかの食材と煮物にしたり炊き込みご飯にしたりしておいしくいただけます。
ふきが手に入ったら、今回ご紹介したレシピに挑戦してみてください。