たけのこ芋(京いも)とは?栄養やレシピもご紹介
作成日: 2022/04/25
更新日: 2022/04/26
皆さんはたけのこ芋といういもをご存知でしょうか。ホクホクとした食感が特徴の里芋の一種ですが、あまり聞いたことがないという方も多いかもしれません。
この記事ではたけのこ芋とはいったいどういった食材なのか、栄養やレシピなどをご紹介します。
たけのこ芋(京いも)とは
たけのこ芋は地面から頭を出している姿や見た目が筍に似ていることから「たけのこ芋」と名付けられており、別名「京いも」とも呼ばれています。
長細い形をしていて大きいものだと約60cmの長さになります。旬は9月~10月で、主な産地は宮崎県です。
一般的な里芋に比べてぬめりが少なく、皮をむきやすいのが特徴です。煮崩れしにくいため煮物に向いていて、ホクホクとした食感が楽しめます。
たけのこ芋の栄養
ここからは、たけのこ芋の栄養について見ていきましょう。
たけのこ芋100gあたりの栄養は以下の通りです。
・カロリー:97kcal
・たんぱく質:1.7g
・脂質:0.4g
・糖質:20.7g
・カリウム:520mg
・リン:70mg
・亜鉛:1.5mg
・葉酸:41μg
美味しいたけのこ芋の選び方
たけのこ芋はふっくらしていて、皮の縞模様がなるべくきれいなものを選ぶのがよいでしょう。また、持ったときにずっしりと重みがあるものがおすすめです。
たけのこ芋の下処理
たけのこ芋をしっかり加熱する場合、下処理は不要です。下茹でしてアクを取る方法もありますが、たけのこ芋を耐熱容器に入れてレンジで加熱するだけで、簡単に下処理ができます。
詳しくは、こちらの動画でご紹介しています。
シュウ酸カルシウムが気になる方は、厚めに皮をむくことで減らすことができます。また、里芋をむくときに手がかゆくなる方は、酢水(水200ccに対して大さじ1〜2が目安)にさらすことで、かゆみが軽減できます。
たけのこ芋の保存方法
里芋は10度以下で保存すると低温障害を起こしてしまうため、新聞紙に包み涼しい常温で保管しましょう。寒い時期は段ボールに入れるか、紙に包んでポリ袋に入れて野菜室に入れて保存するのがおすすめです。
常温や野菜室で保存する場合は、1~2週間を目安に使いきりましょう。冷凍保存をする場合は、茹でてから冷凍すると使い勝手が良くなるのでおすすめです。冷凍保存の場合、保存期間の目安は3週間ほどです。
たけのこ芋(京いも)を使ったDELISH KITCHENのレシピ
ここからは、たけのこ芋を使ったレシピをご紹介します。
京芋の煮物
たけのこ芋の味をシンプルに楽しめる煮物のレシピです。白だしを使うことで出汁がきいた上品な味わいに。たけのこ芋ならではの風味と食感を味わいたいときにおすすめです。
京芋といかの煮物
たけのこ芋といかを使った、素朴な味わいの煮物です。たけのこ芋のホクホクとした食感といかの旨味が相性抜群。ごはんのおかずとしてはもちろん、お酒のあてにもぴったりです。
揚げだし京芋
カラッと揚げたたけのこ芋に出汁が染み込み、ほっこり温まる一品に。外はカリカリ、中はホクホクの食感がやみつきになります。大根おろしと大葉をトッピングして、さっぱりといただきましょう。
京芋のハニーマスタード焼き
たけのこ芋をオリーブオイルでこんがりと焼き上げた一品です。甘酸っぱいハニーマスタードソースと粉チーズの風味がクセになる美味しさ。ごはんにもおつまみにもぴったりですよ。
豚肉と京芋の甘辛炒め
豚肉の旨味とたけのこ芋のホクホクとした食感がたまらない一品です。甘辛い味付けでごはんによく合います。しょうがの風味がアクセントになっていて、くせになる味わいです。
たけのこ芋は煮物に向いている
たけのこ芋は、見た目や形が筍に似ていることからその名前がつけられ、「京いも」とも呼ばれています。ホクホクとした食感で煮崩れしにくいため、煮物に向いています。
たけのこ芋が手に入った際には、今回ご紹介したレシピを参考にさまざまな料理を作ってみてください。
【出典】
・日本食品標準成分表2020年版(八訂)